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削除人 (ドク)

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AA暦20XX年
人類は死に掛けていた。
テロリスト集団『荒らし』のテロにより、1万人以上が命をなくした。

AA暦20XX年
人類、良き方向へ進む。荒らし、活動停止。

AA暦20XX年
おとなしかった荒らし、活動再開。
人類、滅びかける。

AA暦21XX年
荒らしに対抗するための組織『削除人』結成。
すでに荒らしの手によって1つの国、滅びる。

AA暦211X年 現代


とつぜん戦艦『アーク』に鳴り響くサイレン。

真っ黒な暗闇の中に光が照らされる。

「荒らしの小隊を確認。こちらから仕掛けます!削除人は・・・!」

オペレーター『妹者』は途中で舌をかんだのか、一瞬声が止まった

削除人『ギコ』と削除人『モナー』は、通路を走っていた。

「モナー。ハァハァ・・・初実戦だな。・・・ハァハァ」

「ギコだって・・・初実戦だろ?・・・ハァハァ。この前、先輩死んだよな」

「たしか・・・敵の弾に当たったんだっけ?生き延びたいな、俺達」

モナーはうなずき、二人は通路を走っていった。

        荒らし小隊

「今日はモララー君の初実戦だったね。期待しているよ」

「は!ありがとうございます!山田教官」

モララーは深くお辞儀をした。

「さて・・・」と山田教官は地図を取り出し、机一面に広げた。

「我々はアークの近くにいる。きっと奴等が先手だろう。そこで山崎君。
君はどうする?」

「待機して相手達を奇襲するのが一番だと思いますが・・・」

「正解だ。我々はアーク付近で待機する。奴等を待つんだ」

山田教官は地図を丸めて、筒状の箱にしまった。

そんな作戦があるとは知らず、アークの削除人たちは降下準備を進めていた。

「ギコは、生き残る自信ある?」

「ハハハ。そんな自信、あるわけないじゃん」

「そーだよね」

モナーはへんな納得をして、剣を持った。

ギコは剣を握り、ため息をついた。
「何で・・・同じ人類同士・・・戦わなくちゃいけないんだろう・・・?」

モナーもため息をついたが、笑顔だった。
「ギコはこの戦いが二度と起こらないようにしてるんじゃないか。
もちろん僕もそうだよ。だから存在に自信を持ってよ・・・」

「そうだな。そうだよな!」

「よかったモナ。あ、そろそろアークの着陸に成功したみたいだ。行こう」

「おう」

ギコとモナーはアークの出入り口から飛び出した。が!

なんと!まだ着陸してなかったのだ!

「ぎゃあぁぁぁ!助けてくれ!誰か、止めろー!」

ギコの助けは空しくヤマビコになって帰ってきた。


「・・・何!?ギコ達が飛び出しただと!?しょうがない!俺達も出るぞ!」

次々と飛び出していくが、数秒たつと飛び出ていった者の叫び声が聞こえてくる。パラシュートなしのため、結構スピードが出る。


「ふぅ・・・と」

最後の一人が大地に足がついた。

「おーどうやら全員そろったみたいだな」

「ったく・・・俺とモナーを叩くことはねーだろ」

「ここは敵がいるんだぞ?慎め」

「痛いモナー」

暗闇の中だと何も分からない。さらに怖いくらい静かだ。
その時だった。あちらこちらで獣の威嚇する声が聞こえてきたのだ。

バタ

削除人の一人が倒れた。そして一人、また一人倒れた。

「みんな!奇襲だ・・・武・・・器・・・を?」

一人がまた倒れた。

「ギコ!敵モナ!」

「分かってるって!・・・うわ!?」

ギコは持っていた剣を近づく荒らしに叩き付けた。

「・・・教官!暗闇じゃこっちもわからない!光を!」

あたりが明るくなり、荒らしの人影がはっきりと見えた。

「くそ!こんなにいたのかよ!ギコ、モナー!剣を!」

「やっぱり、やるしかないモナ!?」

「そのようだな・・・」

削除人ギコ、モナーを含め13人が一斉に飛び出した。

                    <続くかも・・・>

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