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楽園創造―過去と未来― (( ´∀`)ざん#)

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匿名ユーザー

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狂人の塔・最上階

「…よし。プログラムDの修正は完了した。そっちはどうだ?夜勤」
カタカタ…とキーボードをたたく音が止まり、今度はすごいいびきが聞こえる

「あれ?夜勤?起きているのか?」
この塔の主人『ヒロユキ』がいびきの聞こえる部屋の扉を開くと、
案の定、夜勤は寝ていた。
夜勤をたたき起こすとヒロユキはPCに向かって叫ぶ。
「夜勤!今が歴史的瞬間だ!失われし大陸を甦らせるのだ!
夜勤!ディスクVer2.3を用意しろ!」
「は…はい!ただいま…ふわぁー」
夜勤はあくびを何回もしながら頭の上の帽子からディスクを取り出す。
取り出したディスクをヒロユキは素早く解析すると、
PCの画面上に数千万の数字が次々と現れる。
「よし!よしッ!あと6秒後…地上の楽園が現れるのだッ!」
喜ぶ彼であったが6秒後に表示された画面に凍りつく。
『実行プログラムにエラーが発生しました
     もう一度お確かめください』
彼のプログラムに『エラー』という言葉はない。
出た瞬間それは、そのプログラム全体がミスということになる。
「…失敗だったか」
ヒロユキが椅子に座る。
夜勤は必死でヒロユキを説得する。
「ぱ、パソコンで大地が動き出すわけないんです!」
「いや…古代の本にはこう書かれている…
『楽園消えしとき …プログラムは復活する
 すべては白き……のみ知る』
俺のパソコンは白。
さらにそのディスクは楽園と思われる廃墟から見つかったモノがベースだ」

そして二人は結論にたどり着いた。
         『時に任せる』―――と。

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