モナー小説掲示板ログ保管庫@wiki(´∀`*)

Фギコエルとモララエルの仕事Ф (ツキノヒト)

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集



プロローグ


この世には「天界」というものがある・・・。

まぁ今の人で言う「天国」だ。

舞台は2chシティ。

出会うはずのない二人の物語と、ツボ売りの天使の物語。

まず最初は出会うはずのない物語から始めよう・・・・。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――



第一章――――月明かりの下で・・・

ここは天界の第二区。

天使で二つの羽を持つものの住む場所だ。

そこには青色の猫型AAがいた。背中には二つの羽がある。

彼の名はギコ。自殺をしてここへ来た。

ギコの仕事は自殺した魂を持ち帰ること。

その他は、悪霊などを退治すること。

ギコの片手にはいつも碧い死神が持つような鎌が握られている。

彼には前の記憶がない。それはいままでのことを忘れなければ自分が幽霊になってしまうからである。

彼の今日の仕事はこんなものだった。

「本日、2chシティで交通事故が起きる。その被害者の魂をもってこい。」

その被害者のデーターをもらい、早速下界へ出かける・・。

あたりはすっかり夜になっていた。

「おーい。ギコォ!」

と黄色い六枚の羽を持った猫型AAが近づいてくる。

片手には大きなツボがある。

「なんだ。モララーか。」

「お前。つぼ買えYO。」

カポッ

と、いう音がするとモララーはギコの頭にツボをかぶせる。

「いらねぇよ!とっとと帰れ!ゴルァ。」

「ギコッたらまだ死神の仕事やっているの?」

モララーはツボを外すとあきれた顔でギコに話しかけた。

「あったりまえだ。そんなツボ売りやってられっか。『幸せを運ぶツボ~です。』なんていえるかよ。」

「あっ!お前ツボを馬鹿にしているな!ひどいからな。このツボは失ったものをもう一度一回だけ会得できる代物なんだからな。」

「はいはい。」

ギコはあきれた顔で再び下界へいった。

「ふぅ。じゃあ僕もツボ売り再開だからな。」

モララーもどこかへ行ってしまった。

ギコは予定道理、交通事故にあった被害者を見つけた。

「あ、あいつだな。えーっと・・2時五分ちょうど・・。」

と、いうと交差点あたりで・・・・・

キキーーーーーッ


というトラックの音がした。

「さぁーって仕事っと・・。」

ギコは普通の人には見えないので事故現場にいく。

「ウ・・・ぁ・・。」

被害者はまだ息はあった・・。

「悪いな。仕事なんでね・・。」

というと碧い鎌を振り下ろす。

パキッ

という音がする。あたりには羽が散っていた。

ギコは箱を出す。すると魂はそこへと入っていく・・。

「任務完了。」

ギコは事故現場を去った。

ギコは天界はあんまし好きではなかった。

だからよく、下界でいろんなものを見るのが好きだった。

今日はどこ行こうか・・。

そんな風に考えていた・・。すると後ろから声が聞こえる。

「あ・・。」

そのピンク色の猫型AAはギコに、明らかにギコに話しかけていた。

「え``!?」

それが彼女との二度目の出会いだった・・。

-――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

第二章―――――二人の時間

「あなた・・・。」

交差点で二人は唖然とする・・。
「お前・・俺が見えんのか?」

「え?」

言葉が続かない。二人はただ相手を見ているだけ・・。
『こうゆう時、どうしたらいいんだ??』

ギコはあせっていた。普通には見えない天使が、見えてしまうのだから・・。

「とっ、とりあえず、ここじゃなくてっ、べべべ別のとろに;;」

「え、あ・・じゃぁ、私のうちに・・・。」

二人はピンク色のAAの家へ行った。

ピンク色のAAはマンションに住んでいる。五階のところでエレベーターとやらに降りる。

かちゃかちゃと音がする。

「どうぞ・・。」

ギコは言うとうりに家へ入る。

中は意外ときれいになっていていろいろ気になるものなどがおいてあった。

ギコはピンク色のAAに言われてソファーに座る。

「とりあえず自己紹介ね。私はしぃって言うの。よろしくね。」

しぃはにこっと微笑みながらギコに言う。

「俺は・・死神、第二区のギコって言うんだ。っていってもわかんないねぇな。」

ギコは照れながら頭をかく。

「ギコ?!・・じゃああの人と一緒なんだね。」

しぃは俯きながらギコに伝えた。

「私の恋人も『ギコ』って言う名前なの・・。」

しぃは写真を取ってきてギコに見せる。

写真の相手はギコエルにそっくりだった。

「ふぅーん。でも俺は残念だがそいつじゃねぇな。だって俺自殺してしよぉ。」

「え?・・そうなんだ・・ごめんなさいね変なこと言っちゃって。」

「いいや。いいんだ。」

すると二人の間では異様な空気になってしまった。

するとギコが喋りだした。

「あっあのさ、その『ギコ』ってやつの死んだ日とかしってる?」

「えぇ。よく覚えているけど・・。」

「そしたらさもしかして天界にいるかも知れないからおしえてよ。」

「わかった。えっと・・5月17日の午後3時半だよ・・。」

「OK!サンキュ。じゃあな。」

「え?あっちょっと・。」

ギコは天界へ再び戻ることにした・・。

ギコはずーーーっと空の上へ飛んでいく。

しぃはまた外へ出かけた・・。




第三章~よみがえった記憶~

ギコは空を飛び回っていた。

天界に向かうため・・・。

ギコは頭でしぃの笑顔が浮かんできた。

すると頭に何かがよぎる・・。

『ウソツキ!!』

「え?」

ギコは後ろを見ても横を見ても誰もいない。

『俺はあいつのためだけに生きるんだ。』

『ギコ!それは違う。君は自分の人生だけで生きるんだ!』

「・・・・ぁ・・やめろ・・」

『お前はわかりはしない!俺の心なんてだれもわからないんだぁ!』

「やめろ・・嫌だ・・」

『俺はしぃのところにいくんだぁ!』

「違う・・俺じゃない・・」

『ソレデイイノ?』


「やめろぉぉぉぉぉ!!!」


すると雨が降ってきた。

雨はギコの羽にたまってゆく。

自分の犯した罪のように・・。

『君は罪を償いたいかね?自殺という罪を・・。』


「アヒャヒャ。モドッチャッタヨ。」

四枚の羽を背中に持っている赤色のAAがギコに近づいてきた。

「・・・・はぁ・・はぁ・・」

ギコの息は荒くなっていた。

「オマエガギコダナ。オレハツー、中級天使ダ。」

「・・なん・・で・・」

「オマエガカコノヤツニアッタカラダヨ。」

「し・・ぃの・・こと・・か?」

「ソウダナ。マァキレイサッパリワスレサセテヤロウカ。」

つーは両手に隠し持ってた包丁を取り出した。

「オレノタマシィガリのブキダ。イロイロツカエルカラナコレデワスレルカ?」

「いや・・・いい・・」

「ソレデイイノ?」

ギコはその一言で全部思い出してしまった。

何もかも・・

死んだときも・・。

ギコは気を失ってしまった。

そのまま落下してゆく・・。

「ツミヲツグナイタイノナラジブンデナントカシタホウガイイカラナ。」

つーはどこかへ飛んでってしまった。


ギコはダンダンと落下してゆく・・。


ドサドサ



ギコは気がつくと森の木の上に着地していた。

「ぅ・・し・・ぃ・・。」


ギコはふらつきながら雨の街を歩いていた・・。

記憶を思い出しながら・・。

ギコは電柱に座りかけてしまった。

力がおとろいている証拠でもあった・・。

「あぁ・・あの日もこんな感じだったけ・・。」

ギコの頭で一つの声が聞こえた・・。

『・・・は・・・』


「うまくきこえねぇ・・。」

『あな・・は・・な・・か?』

「あ・・聞こえてくる・・。」

『あなたは・・償いますか?』

「雨のノイズが晴れてゆく・・。」

『あなたは自分の犯した罪を償いますか?』

「あぁ・・ごめんなしぃ・・。」

ひとりの青年の記憶が再び呼び戻される・・。



第四章~過去にはもう戻れない・・自分だから・・~

それは5年前の出来事だった。

一人の少年の人生ががらっと変わることになる日だとは誰も思ってはいなかったのだから。


5月17日―――午前9時。

公園で一人まっているAAがいた。

青色で名前は「ギコ」

彼は恋人もちで結構優しい人だった。

だが彼はもうこの日以来、恋人には近づけなかった。

むこうから走ってくるAAがいた。

ピンク色のAA、彼女は「しぃ」

ギコの恋人でもある。彼女は病気持ちで、いつ死ぬかはわからないほどだった。

「よぉ。しぃ。」

「ギコ君!!ごめん遅くなっちゃった・・。」

しぃは笑いながらギコに話しかけた。その時間がなくなると知らずに・・。

「お前今日、入院だろ?」

「うん。手術するの。」

ギコはしぃの持っていたカバンを持ってやるとしぃはため息つきながらギコに寄り添っていた。

「なんか・・今日占い最悪だったの・・。」

「え?」

「愛しい人と離れるんだって。嫌になっちゃう。」

しぃは悲しい眼でギコに訴えかけていた。

「大丈夫だよ。そんなの気にスンナ。」

「うん!」

二人の時間はどんどん過ぎていった・・。

するとしぃが急にがくんと倒れてしまった。

「しぃ!?」

しぃの顔は苦しそうだった。

「救急車呼ばなきゃ!!」

ギコはすぐにい電話をしてしぃを病院へと連れて行った。

「しぃ!しぃ!?」

しぃは眼を瞑りながら息をしている。

「くそっ!しぃ!俺がいるからな。絶対お前を一人にさせないから・・しぃ!」

救急車は病院へとつく、すぐに先生に診てもらった・・。

~30分後~

先生は病室から出るとギコに話しかけた・・。

「彼女は今日で峠だ。」

「えっ・・?・・どうゆうことだよ・・。」

「もう、できることはした・・。」

「お前先生だろ!!ドクターだろ!!どうにかしろよ!!」

ギコは先生の襟をつかんで壁にぶつける。

「っ・・・。」

「お前らは・・ただ人を手術して駄目だったら殺す・・そんなやつには診てもらわねぇほうがいいんだ!!お前らは人殺しだぁ!!」

ギコは走って屋上まで行った。

「はぁ・・はぁ・・。」

ギコの息は切れていた。

「しぃ・・しぃっ・・。」

ギコは泣き崩れながらその場にぺたりと座ってしまった。

「ウソツキ。」

「え?」

みると二枚羽をもっているAAがいた。銀髪の少女だった・・。

「君はあの子を守るといったのに見捨ててしまっているのではないか・・。」

「なにいってんだゴルァ。俺は・・。」

「彼女は死ぬと思った君は彼女を守る権利はない。」

ギコは自分の守るべき女を守らなかった・・。ギコには悔しさで心が満たされていた。

「さて、生きているが仕事しなきゃ。」

少女は黒い鎌をギコに向けた。

「死んでもらおうか。」

「俺はあいつを救えるのならば死んだっていい。」

「ソレデイイノ?」

後ろを振り向くと必死でたっている金髪の少女がいた。

ギコの間にはまるで悪魔と天使が立っているような気がした。

「アナタハ・・シンデハダメ・・。」

「ふんっ、どうせ天界の天使の派遣されたものだろう。」

「ワタ・・シタチハ・・ヒトヲ・・スクウコト・・。」

「お前らは私たち死神の邪魔だ。」

「カノジョハ・・イキテハイケナイ・・ケド・・」

「だったら俺の命で救えるか?」

「あぁ、まぁな・・。」

「さようなら・・みんな・・。」

「!!マッテ・・シンデハダメ!!」

ギコはフェンスを飛び越えた。

下を見ると小さな穴が開いていた。

「用意だ。お前の死の入り口だ。」

ギコはつばを飲み込んだ。

穴の中は暗くて見えない・・。

「ギコッ!!」

すると茶色のフサフサしたAAが飛び込んできた。

「フサ・・。」

「お前・・。」

ギコはまた下を見る・・。

「俺はあいつが生きれるのならば・・死んだって・・」

「バカッ!お前はお前なりの人生があるだろう!?」

「お前なんぞにわかるか?俺の気持ちが!?」

フサは黙ってこぶしを握った・・。

「すまない・・いままでありがとう・・。」

ギコは飛び降りた・・まるで羽が生えたように軽々と・・。

「ギコォォォォォ!!!!!!!」

フサは走ってギコがいた場所に行く。

下を見ると仰向きのギコがいた・・。明らかに・・死んでいた・・。

「ギコォ・・。」

フサは泣きながら空を見上げた・・。

眼には涙でいっぱいの空が写っていた・・。

「ア・・・。」

「さぁて彼女を救うか・・。」

銀髪のAAはしぃのところへといった。

どっからか出てきた箱を持ってきて中から青色のものを取り出した・・。

それをしぃに近づけるとそれはしぃの中へと入っていった・・。

「完了。」

銀髪のAAは消えていった。

~ギコ~

ギコは真っ白な世界にいた・・。

背中には二枚の羽がついていた・・。

「ここ・・は?」

「ここはなんにもない世界です・・。」

横を見ると綺麗な女性がいた・・。

「あなたは天使と死神どっちを選びますか?」

「へ?」

ギコは今の仕事を選んだ・・。

ザァァァァァァ

と雨が降り続いている・・。

ギコはさっきと同様ぐったりしていた・・。



しぃ・・

俺は・・

するとギコの目の前に誰かが来た・・。

誰・・?

まるで天使みたいだ・・

その人はギコに手を差し向ける・・

ギコはその手をとった・・


第五章~再びの誓~

とんとんとん

包丁の音がする・・。

俺は・・今どこにいるんだ・・?

あれ?・・

ギコは天井を見上げたすると白い天井が見えた。





















タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー