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護りたいモノがあるんだよ! (ウーロン茶猫)

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匿名ユーザー

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 「心」があったんだ。

 こんなオレに「心」が。

 失ってからわかった。
 
 大事なものを失ってから・・・・・・・・。


 第一話 残酷天使


 たくさんの死体が並ぶ広い部屋。

 そこにボーと夜空を何気に見ている者がいる。

 月の光に照らされる猫の容姿は、オレンジを溶かしたような橙色。

 不似合いな闇を写し取ったようなの翼。

 バサバサ羽ばたけせる度に黒色の羽が落ちている。
 
 「素晴らしい・・・最高傑作と呼ぶにふさわしい・・・・・・」

 うっとりとその橙色の猫を見つめる猫の老人。

 頭はすっかり白髪に埋もれ、髭をしっかり蓄えている。白のコートを纏い気品にあふれている。
 
 橙色の猫は振り向く。

 その姿が一瞬にして老人の背後を取り首を掴む。

「ほっほっほ。本当に素晴らしい・・・・・・」

 さっきまでの笑みを変えずまだ褒め称える老人。
 
「君の名前、ずっと前に「なってた」君とこれから「天使」として使う名前、どっちがいい?」

 橙色の猫は、あいかわらず無言。そのまま首を握りつぶした。

 老人は、笑みのまま死んだ。と思われた。

「・・・・・・・。」
 
 目の前には、老人の姿をしたロボットだけ。はじめからきずいていた秒針の
音。これは時限爆弾の音だったのか。

 静かに納得した橙色の猫は、静かに爆破の時間を待った。

 チッ・・・チッ・・・チッ・・・チッ・・・チ。

「ドォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン」

 

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