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近未来 (( ´∀`)

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そこは、何もかもコンピューターに管理された世界だった。

『荒らしバスターを追放しなさい』
突然でたコンピューターからの指令である。
荒らしバスターは荒らしを処理する部隊。
荒らしバスターによってこの世界の平和が成り立っている。
マザーコンピューター『ムー』の命令は絶対だが、
流石にこれは人々は反論した。

「マザーよ…荒らしの力は年々強くなっております。いまバスターを追放・解散させたら大変な事になります!考え直してください!お願いします!」

『マザーのいうことが聞けないの!?』

「渋澤長官も言ってやってください!」
役人である大耳は言うが、
政府の最高職である長官、渋澤はそこには居なかった。
『もう核よ!核しカなイわ!世界はこの私の奴隷にナるノヨ!アハハハ!』
明らかに狂っているが、役人達は従うしがなかった。

                     ―――2ch商業地区1

ドン!っと街中に鳴り響く銃声は一人のAAを狙っていた。
「なんだってんだよ!?いきなり銃を向けてきやがって!」
ビルの影に隠れながら、
政府の機械兵に狙われているAAが腰に付けていた銃を構える。
        バン!
2回目の銃声と同時にAAが機械兵の胸を狙い、銃弾を撃つ。
が、機械兵は何事もなかったように動き続ける。
「…チッ!荒らしバスターにギコありと言われた俺が機械兵ごときにッ!」
ギコは華麗にジャンプしながら機械兵のいたるところを何発を撃ち続けるが、
機械兵は動き続け、無差別破壊を繰り返す。街中のビルには血の跡がつき、
一瞬でゴーストタウンになってしまった。
今の機械兵は目の前にいるモノを銃殺、破壊し続ける機械である。
そして、ついに機械兵はマシンガンをギコに向ける。
マシンガンの連射、スピードは確実にギコを殺すだろう。
「…ギコッ!」
その声の主は引き金を引こうとした機械兵を真っ二つに斬って、
直ぐにライターを機械兵のふところに投げる。
もれたオイルにライターが引火し、一瞬にて機械兵は鉄の塊になった。

声の主のモララーは大剣を背中に背負い、ギコに真実を話す。

狂ったムーによるバスター滅亡計画。
そして無実の罪をきせられたバスターの処刑。

バスターであるモララーから語られる真実は、
ボロボロのギコに恐怖を与えただけであった。


真実を知ったギコ、いや荒らしバスター全員は今や全人類の敵となった。

     第2話 『親友』


「…で、どこに行くんだ?」
ギコがモララーに訊く。
街中には警備ロボがうろついているため、
裏の道を通っている。もちろん公認の道ではない。
「隊長は渋澤長官の知り合いだ。バスター狩りの事を教えてくれたのだ」
「あの長官がねぇー」
渋澤は荒らしバスターの中では有名で、
荒らし10体を1秒で倒したという武勇伝があるのだ。
しかし、性格は冷酷でどんな敵にも容赦しない。

「それを知った隊長は秘密の組織と本部をつくり、準備していた」
「秘密の組織とはどんな構成なんだ?」
「ほとんどがバスターで構成されている。現在、俺の任務はお前を連れて行くことで、本部は…」
モララーの声が途切れ、剣を構える。
公認の道しかインプットされていないはずの警備ロボが、裏の道を通っているのだ。

「こんな所に警備ロボ?おかしい…あいつらはこの道の事を知らないはず」
警備ロボの数は3体。
今戦えるのはモララーのみ。
しかもモララーはまだ傷が癒えていないのだ…
「あきらかに…不利だろ」
ギコはゆっくりと拳銃をバックから取り出した。
「ギコッ!お前は本部に行け!お前なら本部がわかるはず!後から行くから、今は逃げるんだっ」
モララーの台詞でギコは思う。
(なぜ俺を本部に行かせようとするんだ?何かあるのか?)
「ギコっ!速く行くんだ!本部は地下にあるっ!合言葉は『たんぽぽ』だ!速く行かねぇか!」
ギコが走り出すと同時に後ろから爆発音が聞こえる。
それは警備ロボの自爆…ギコは足を止めなかった。
親友の言葉を信じて。

それから何分後…また爆発音が聞こえる。
それは何回も辺りに響いたが、ギコは走る。
(モララー…無事で居てくれよ)

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