昔々あるところに白いギコと黒いギコがいました。
白いギコは金持ちで、黒いギコは汚い野良ギコでした。
黒いギコはいつも白いギコの城の前に座り、トランペットを吹いてました。
ある日、白いギコは黒いギコの近くへ逝き、こういいました。
「お前の人生はかなり大変だったんだな。こんな可哀想な生活をしているんだしな。」
「そうでもないぜ。この生活のおかげで俺は、一日中トランペットを吹けるんだ。金までもらえるしな。」
「そうか?俺には誰もがイヤガル生活第一位ってところかな?」
しばらく、白いギコは黙りました。その間、黒いギコはトランペットをふきました。
そして、十分がたちました。
「よし!!そんなに言うなら、俺とお前一週間交代しよう。そんでもって一週間後、この時間のここでまた戻ろう!!」
すると、黒いギコは
「交代してやってもいいが、十分間の演奏代くれよ。」
と言った。
「よしわかった。ホラ。」
白いギコは黒いギコにコインを投げました。
そのあと2匹は自分の反対の色を体に塗り、別れました。