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黒き翼の天使 (ゆう)

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

「クスクス・・あいつキモい・・」

また・・・悪口を言われている

「天使のくせに黒い翼かよ・・・悪魔の使いみてぇなやつ」

やめて・・

「近づかないで!こっちまで悪魔と思われちゃうわ・・」

「あはははは!やーい悪魔悪魔~」

やめて・・僕の存在価値を勝手に決めて・・笑わないで・・



ここは天界の学校
見習い天使の学校だ

僕はクラス・・いや・・学校中からいじめられていた
理由は・・翼が黒かったからだ

「やーい!悪魔モララー!」

そのせいで僕は『悪魔』と呼ばれていた
しかし悪魔と呼ばれるのはまだいいほうだった

「うぜぇんだよ!お前なんか消えちまえ」

「お前なんかいてもいなくても同じなんだよ!氏んじまえ!」

どうして?
僕が何かした?

そんな僕にも好きな人がいた

「あははは!おもしろーい」

彼女はしぃ
彼女はいつも明るくて・・僕とはまったく正反対だ

「おーいしぃー!帰るぞー!」

しかししぃにはもうすでにギコという彼氏がいた

どうせ家に帰ったって親はいない・・
僕はいつも孤独だった

「氏にたい・・・」

それはいつも僕が思うことだった

しかし神様はそれを許してはくれなかった
僕は何度も氏のうとした
しかしそれを何かと邪魔が入る

人を愛することさえも許してもらえず
楽になることさえも許してもらえず
許されるのは孤独と絶望・・・

「おい!モララー!聞いてんのか!」

僕ははっとした
僕の前にはフサとフーンがいた

「えっ?!あ・・すいません・・・」

我ながら情けない

「いいか・・下界へいって絶対魂をとってこいよ!」

僕ら天使は下界の魂を喰らってより強力な力を得ることができる
しかしそれは見習い天使では絶対にしてはいけないことだった

しかし逆らったら・・・
そんな恐怖心が僕を悪へそめていく

そんな僕をしぃは心配そうに見ていた

僕は下界にいこうとゲートへ向かった
ゲートというのは下界に通じる道
しかし下界へは許可がないといってはいけない

しかし自然と僕の足はゲートへ向かっていた

「許可証を見せろ」

番人が言った

「許可証・・・」

僕はもちろん許可証なんてもっていない

「ごめんなさい!」

僕は番人を眠らせた


「・・・ここが下界か・・・」

僕は下界に着くと強い魂のありそうな場所へ向かった

「病院か・・・」

僕はてきとうな病室へ入った
そこには目の細い白いAAがいた

「・・・君は・・?」

いきなり白いAAがしゃべりだした

「黒い羽根だ・・君この世界の人じゃないでしょ」

もしかして・・コイツ僕が見えるのか?!

「何だお前・・・」

僕は思わず聞いてしまった

「モナ?モナはモナーだモナ・・・君は?」

どうやらモナーというらしい

「僕は・・・モララー 見習い天使・・・お前は何で病院なんかにいるんだ」

聞くとモナーは

「モナは足が歩けないんだモナ・・」

僕はモナーの魂をとろうと思っていた
天使が見えるくらいの魂・・・これを持っていけばいじめられない・・
そんなことを思っていた

「君はなんで天使なのに羽根が黒いモナ?」

モナーに聞かれたがそれは僕にもわからない
分かっているならこんなことにはならなかっただろう・・・

「でもカッコいいモナ!モナにも羽根がほしいモナ~」

僕はコイツが頭おかしいのかと思った
天使なのに黒い翼・・・
だれもがそれを嫌ってきた
それをコイツは褒めてきた

僕はモナーの魂をとろうか悩んでいた・・・・

「どうしたモナ?」

モナーが聞いてきた

「何でもない・・・ ・・・お前は何で翼が欲しいんだ?」

僕は無意識に聞いてしまった

「・・・・さっきもいったモナ・・モナは足が動かないって・・だから大空を自由に飛びまわって・・・みんなと一緒に遊んで・・身体いっぱいで自然を感じたいモナ!」

僕はモナーの魂をとれなかった
神様はやっぱり残酷だった

僕はほかの奴の魂をとろうと帰ろうとした

「ま、待ってモナ!」

モナーが引き止めてきた

「・・・何だよ」

「ちょっとお願いがあるモナ・・・モナを外へ連れて行って欲しいモナ」

僕はしぶしぶモナーを外へつれていった

「わぁ~!飛んでるモナー!」

モナーはすごく嬉しそうだった
まるで一度も外に出たことが無いみたいだった

「ありがとうモナ!」

僕はモナーの笑顔が嬉しかった
嫌われてきた僕でも人を喜ばせることができた
それが何よりも嬉しかった

「なぁモナー・・お前もしかして外にでたことがないんじゃないのか?」

僕は思わず聞いてみた

「・・・生まれたときから足が動かなくって・・」

モナーは悲しそうだった
僕はあることを思いついた

「・・・しかたない!僕がいろんなこと教えてやるよ!」

するとモナーがぱっと明るくなった

「本当モナ?!」

「ああ!」


それから毎日僕はモナーのところへ逝った

しかしこのときは自分がモナーの命を奪うことになるなんて思ってもみなかった

その日いつものようにモナーのところへいった

「よう!モナー今日はな~・・」

「いたぞ!反逆者だ!」

後ろで声がした

「モララー!?反逆者って・・・」

モナーは驚いていた
それもそうか・・僕は天界の掟を破った反逆者だから・・

「ごめんモナー・・僕は反逆者なんだ・・・」

『ドスッ』

・・・背中が痛い・・
・・・血が出てる・・

「モララァーーー!!!」

モナーが泣いてる・・・

「よし・・天界へつれて帰るぞ」

嫌だ・・・
もっとモナーといたい・・・・

「モララー!いかないで!」

モナーが言っている・・・

「・・・・少しだけ話しをさせる時間をやろう」

僕はモナーのところへ駆け寄った

「ごめんな・・・モナー」

しばらくモナーは考え込んでいた

「・・・ねぇモララー・・・このままモララーは天界へ帰って罰を受けるの・・・?」

「・・・・下手すれば処刑されるね・・」

モナーは驚いていた
僕だってモナーともう会えないのはいやだった

「・・・モララー・・モナの魂を喰べて・・」

モナーは突然言った

「はっ?!」

「だって・・・モララー達は魂を喰べれば強くなれるんでしょ?モララー強くなってあいつをやっつけてよ・・・」

僕はそんなことしたくなかった

「お前わかってんのか・・・?!お前も氏んでしまうんだぞ・・?!」

モナーはにっこり笑った

「ありがとうモナ・・・」

そう言ってモナーは僕にナイフを持たせ手を引っ張った


『ザシュッ・・・』


・・僕はやってしまった・・
一番信頼できる人を殺してしまった・・・

「う・・・わぁぁぁぁ!!!!!!」

声と同時に僕の身体の中に何かが流れ込んでくる

みるみるうちに背中の傷が治った
そして―――

モナーは消えていった
雪のように静かにやさしく・・・

「は・・・反逆者を捕まえろ!」

声が後ろから響いてきた

僕には何もかもがどうでもよかった
でもモナーは僕を逃がすために・・・

「モナー・・・」

「おとなしくつかまれ!」

後ろから剣を持った天使がくる・・・

「うわぁぁぁあーー!!!!」


『バシュッ』


「あ・・・」

また殺ってしまった・・・
今までの僕とは全然違う強力な力・・・

「ゴメンナサイ・・・ごめんなさい・・・」

それでも僕が生きなければ・・・
モナーの氏は無駄になってしまう・・・

僕は一度天界の学校へ帰ることにした



『ガラララ』

「みん・・・な・・」

みんなはシーンとしていた

「えと・・・」

僕は何を言っていいのかわからなかった

「よぉ反逆者」


    ドクン


『反逆者』
みんなはもうすでに知っていた

「フサ・・・フーン・・」

僕は声をかけてみた

「反逆者が気安く声かけんな」

え・・・・?

「だってフーン達が魂をとってk・・・」

「おーい!みんな聞いてやってくれ この悪魔が俺らに罪を擦り付けようとしてるぞ~」


言ったのはお前らだろ・・・


「うわっ! サイテー 」

なんで・・・?


「やっぱりあいつは悪魔だ・・  だから黒い翼って・・」

どうして・・・?


「おい反逆者! 聞いてんのか」


『ガシャァン』


僕の机が・・・


『ガスッ』


「ゲホッ・・!!」


蹴られた・・・


もう嫌だ・・・
この世界から消えてしまいたい

こんな苦しいだけの世界なんていたくない
どうせ僕がいなくても何も変わらない

「氏のう・・・」

氏んで楽になろう・・




――放課後――

誰もいない教室・・・ここなら・・

『カチャ・・』

・・・このカッターで・・首を切れば・・・
僕の人生もこれで終わりか・・

「フフフッ・・・」

可笑しくも無いのに笑った


『ガラララ』

「あ・・・モララーk・・・」

?!しぃ?!

「駄目っ!モララー君・・!!」


『ガシャァン』


また邪魔が入った・・

「何で邪魔するんだよ・・・何で楽にならせてくれないのさ?!」

神様は僕を楽にさせてはくれない・・

「モララー君・・・氏んじゃ駄目だよ!氏んだら何もかも終わっちゃう・・・」

終わる・・・?

「・・・終わるっていっても・・僕には終わるものが無いんだよ!何も始まってないから・・・こうするしか無かったんだよ!!!」

僕はそう言って教室から飛び出した


「モララー君・・・・」




外に飛び出したけど・・
これからどうすればいいんだろう・・・


『ベシッ』


「うわっぷ!!」

顔に何か張り付いた

「チラシ・・・?」

僕は紙を広げてみた

そこには――



『 Fugitive warrant Morarar 』



『 指名手配 モララー 』



「指名・・・手配・・・?  僕が・・・?」


嘘だ
誰か嘘だといってくれ


何度見直したってそこには僕の写真と名前・・・


きっとどんなに変装したって僕には決定的特徴がある・・
こんな翼なんか・・・


これさえなければこんなことにはならなかった・・



「お、おい!あいつこの指名手配の奴じゃないのか?!」


やばい・・・
逃げなきゃ・・・・


こうして僕の逃亡生活が始まった




「いたぞ!手配書にあった奴だ!」

僕は毎日追われ続けた
逃げて 逃げて 逃げ延びて――


そんな毎日をおくっていた僕はある日


「・・・!!ギコ・・・!!」


「・・・モララー・・・」


なんでギコがこんなところに・・・

「・・・・何やってんだよお前・・・」

ギコが喋りだした

「しぃから聞いたぞ・・・お前氏のうとしてたんだってな・・・ 今は逃亡生活ってか・・・」

そんなこと聞きたくない

「お前のせいだ・・」

そうだ・・・
お前さえいなければ・・・  お前さえしぃと付き合わなければもしかしたら・・・僕は・・・

「ハァ?何言ってるか聞こえねーぞ」






     お ま え が い な け れ ば






『ブォン』

「っ・・・ぶね・・・何すんだよ!!!?」

僕は身体が勝手に動いていた
そして僕の手には

黒く染まった光の剣があった


「お前っ・・・まさか・・!」

これが僕の力・・・
モナーをとりこんで得た力・・・

「ちっ・・・お前本気かよ・・」

「お前なんかいなくなればいい・・」

僕は心の底からそう思った
それが誰かを悲しませる結果になったとしても・・・


「でぁぁぁぁ!!!!!」


  『スパァン!』


「・・・ちっ・・・外した・・」

「モララー・・・」



   「やめて!モララー君!」


「しぃ・・!駄目だしぃ!来るな!!」

しぃ・・・
なんで君は僕の邪魔をする?
いつもいつも何で僕を止めるの?

分からないよ・・・・



「ギコ君も逃げよう!早く!」



『ザクッ・・・』



ギコが倒れた
またやってしまったか・・・


「っ・・・ギコ君っ・・!!!」


彼女の目の前で僕は・・
理性が抑えられなくなってきた

彼女はもう冷たくなったギコの前で泣いていた


「ごめんね・・ごめんね・・ごめん・・・」


僕はその場から立ち去った


「ママー!今日の夕御飯なぁに~?」

「ふふふっ 今日はハンバーグよ」

「やったー!大好き」


羨ましい・・・
親がいて・・愛されて・・笑顔があふれていて・・・

僕もそんなふうになりたかった・・・




       もう嫌だ!!
   楽になれないならこんな糞世界を壊してやる!
    みんないなくなればいいんだ
     みんな氏ねばいいんだ
      僕の苦しみを味わえばいいんだ!!!

    
     僕のこの力さえあれば不可能なことではない
    ・・・しぃぐらいは生かしてやってもいいかな・・・




「フフフフフ・・・・ハハハハハハハッッッ」



さて・・決めたはいいがどうやればいいのか・・・


“・・・メ・・・ダメ・・”


?!声

「誰だ?!」

しかし周辺には誰もいない・・・


“やっては・・・いけない・・・”


どこか聞いたことのあるような声・・・


“モララ・・だめ・・・モナ・・・”


   !

そうだ・・・この声は・・・

「モナー!!」


“だ・・・め・・・モラ・・・闇に・・・手を・・そめ・・て・・・い・・け・・な・・い・・・”


モナー・・・?

「だってあいつらがいなければ君だって氏ななかった・・・」


“負け・・・ちゃ・・だめ・・・モナ・・・・・・”


そういってモナーの声がとぎれた

「モナー・・・・僕は・・・」


「うっ・・・・?!」


力が抜ける・・・?!
そのまま僕は倒れた


「・・・ふぅ・・・やっと捕まえたぞ・・・」

捕まえた・・・・

「牢につなぐか・・・・」

牢・・・

あぁ・・僕はついにつかまってしまったのか・・・
くそ・・・こんな奴ら・・・

そのまま僕の意識は途切れた




「う・・・」

気がつくと僕は牢屋に入れられていた
両手鎖で繋がれていた

「・・・・こんな鎖・・」

僕は鎖を壊そうと力を使おうとした
だが

「・・・・?!力が・・!!?」

そうか・・
僕が逃げ出さないように力が使えないようにしてあるのか・・

逃げられない・・僕はここで自分の運命を待つしかない・・

おそらく数日後僕は処刑されるだろう・・・

こんなところで・・・氏にたくない・・・




あれから4日・・・

いったい僕はどうなるのだろう・・


 『キィィィ・・・』


牢の扉が・・・開いた・・?

人・・・?


「っ・・モララー君・・・!!」


        !!!!?

しぃ??!!!

何でしぃがこんなところに・・・!!?


「しぃ・・・!?何で・・」


聞く間もなくしぃは僕の鎖を外し始めた

「・・・・?!何やってんだよ・・」

しぃ・・・?

「・・・・モララー君を助ける・・」

助ける・・・?
僕を・・?

「何で・・・?僕は・・ギコを・・それなのに・・」

そう・・・僕は君の大切な人を奪ってしまった

「・・・大切な人との・・約束だから・・・」

約束・・・?

「いいのか・・・?僕を逃がしたら・・また誰か殺してしまうかもしれないんだぞ・・・」

「・・・その時は・・また・・・モララー君を・・・助けるから・・」


 『パキ』


「よし・・・外れたよ・・」


「・・・ありがとう・・でも僕を逃がしたこと・・・いつか君は必ず後悔する・・」

「・・・それでも・・・私は私のやりたいことをやっただけ・・」


   「!!何をしている!」


!番人!

「見つかった・・早く逃げて・・・」

しぃ・・

「で・・」

「早くいって!!!」

しぃは・・・見つかるのをわかってて僕を助けてくれたの・・?
自分が犠牲になってまで・・どうして僕を助けようとするの?

「逃がすか・・・!」

「きゃ・・・」

!しぃ!!

「はや・・・く・・いって・・」

・・・しぃ・・

「ありがとう・・・・」

そう言って僕は空へ飛び出した



「・・・・・」

どうして他人のために一生懸命になるの?
モナーだってしぃだって・・・

自分が犠牲になったって・・どうしてこんな僕を助けようとするの?



「なぁなぁ聞いたか?!しぃがあの『悪魔』に手を貸したんだってさ」

! もう知られているのか・・・

「うわっ!あいつも悪魔の仲間なのか~ うげぇ・・」

・・・・え・・・?

「キャハハハ!馬鹿だね~ 所詮そんな程度の奴だったんだよ」

今・・何て言った・・・?

「まぁいいザマじゃないの?あいつも反逆者だな!ハハハハ!」

お前ら・・・


『ザシュ!』


「・・・うわぁぁ・・!ひ・・人殺しぃぃ!!!」

許さない・・・

「おい!こいつ・・悪魔モララーだ!」

しぃを馬鹿にしたお前らを絶対に許さない・・・

「おまえらぁ・・・・誰のせいで僕らがこんなになったとおもってんだ・・」

「ハァ?そんなの自分でやったことだろうが!俺らには何も関係ないぞ!」

いくらしぃやモナーが止めたって・・・僕はこいつらを絶対に許さない・・



        殺 し て や る



「殺す・・・・」

そうだ・・・
僕はこの世界を壊すんだ・・

それしか・・・僕の存在理由はない・・

「な・・・おまえ何言ってんだ・・・」

「ばいばい・・・・」


『バシュッ・・・』


「フフフフフ・・・・ハハハハハハ!!」

そうだ・・・
みんな壊す・・・

みんな消し去るんだ・・・!


「あ!反逆者がここにいるぞー!」

「うるさい・・・」


『バシュ』


さて・・・とりあえず街の中心部からやっていくか

「やるなら徹底的に・・・ね・・・」



『中心部』

まずは・・・何から壊そうかな・・・


「――今日反逆者に手を貸した罪でその手を貸した新しい反逆者を処刑に―」


ビルのテレビ放映・・! しぃのことか・・・


「うるさい!消えろぉぉ!!」



   『 ドゴーン!!!!!!!』


「ハァ・・ハァ・・ハァ・・」

しぃを殺させるか!

「うわぁぁぁ!!? 何だぁ?!!ビルが・・・いきなり壊れ・・」

ちっ・・・ 今はこんなことしてる場合じゃないのに・・

「お・・おい!今すぐ番人に連絡しろ!」

「あ!あれは・・反逆者の・・モララー??!!」

「急げ!早く連絡しろ!あいつを捕まえられるのは番人だけだ!」

ちっ・・・番人を呼ばれちゃ面倒だ・・・

「速攻で消し去るしかないか・・・遊ぶ余裕なんてないか・・」


『キュィィィン・・』


「あ!あいつ何かやる気だぞ!」


「闇の魂 暗黒波!!」


闇が街の中心部を一瞬にして飲み込んだ
街は跡形もなく消えていた

「さぁてと・・・次はしぃのところにいかなきゃ・・・・」

 


「――ではこれより処刑を開始すr……」

ガラスの部屋…なら…



『バリーーン!!!!!』



「な…なんだ?!」

「その処刑…ちょっとまった!」

「だ…誰だ!お前は!?」

「!!! モララー君?!」

このくらいの奴らなら…一瞬で片付けてやる…

「 ! く…黒い翼…モララーだ!反逆者だぁーー!!」

ちっ
番人が出てくる前にさっさと片付けるか

「氏ね…そして味わうがいい… 『闇の光 暗黒光弾!』 」



 『ドドドドドドドド!!!!!』



「威力は弱めにしといたぞ・・・しぃにはあたらないようにやったが…巻き添えになったか?!」


 いた!


「しぃーっ!」

「モララー君!」

「大丈夫か?怪我は?」

「! 周りが…何もなくなってる…」

もう心配はいらない

「大丈夫・・僕が片付けといたから…もう心配ないよ」

「!馬鹿っ!何で来たの?!ここには番人だっているのよ?!いくらモララー君でも殺されちゃうかもしれないんだよ?!」

そんなこと…分かってる…

「でもしぃをほっとけない…」

「いいから早く逃げて!番人がこないうちに…」



  『ドズッ』



『ドサッ』

し・・ぃ・・・?

「氏んだか…」

「まぁ氏んで当然…法を破ったんだからな…」

しぃの背中は大きな穴があいている
そして血だらけで…倒れた…

「お前ら…!!!」

「僕らは番人だよ…」

ちっ 番人がきたか

「何をしにきた」

「君達を殺しに」

話してる場合じゃない…
早くしないとしぃが…

「いちおう教えてあげるよ 僕はウラー」

「エゴだ まぁこれから氏ぬ奴に教えてもしょうがないがな・・・」

「うるさい!氏ね!」

時間がないんだ!


「闇の魂 暗黒波!!!」




    『ドガァーン!!!!!!』



「氏んだ…か…?」

「こんなものがくらうと思ってんの?」

「俺らはこれでも番人だ そこいらの奴らじゃあやられねぇぜ」

くそ…

「氏ね氏ね氏ねぇぇぇぇ!!!!!!!!!!」


「闇の光 暗黒光弾!!!!!!!」



『ドドドドドドドドド!!!!!!!』



「ハァ…ハァ…ハァ…」

「やっぱりこの程度か」

 !!!   そん…な…

「そろそろ反撃に移らせてもらうよ 『聖なる輝き ライトインパクト!!』」



『ズガガガガガガガ!!!!!!!!』




「なっ…!」


「ふん…」

なんだこの威力…
辺り一面あとかたもねぇどころか……

「空間に穴が空いてやがる…」

「ぎりぎりよけた?」

くそ・・・かすっただけでも身体が動かない…


「僕が助けてあげようか?」


 !!!? 

「だ…誰だ?!」

また敵か?!

「僕?僕はウララー… モララー…君と同じ運命を背負う者…」

「何で僕の名前を…しかも誰がそんなこと信じると思う?」

「おい… お前も反逆者か?そうならお前も消すぞ」

くそ…このままじゃ…



   「破の魂 衝蓮華!!!!!!!!!!!」



『ズドドドドドドドドォン!!!!!!!!!!!』

「うぐっ…」

「さぁ 今のうちに…」

何なんだ…
コイツ…もしかして…

「ちょ…まだしぃが…」

「大丈夫…僕に任せて…」

任せてって…




「…エゴ…どう思う…?」

「……あいつも俺らと同じ…おそらく人の魂を喰ったのだろう…」

「だが奴はモララーと同じまだ見習いのはず…」

「あぁ……奴は反逆者だ」






「ここまでくればいいかな……」

「まだしぃが…どうしよう…」

「大丈夫だってば…」

…どっからその根拠が…

「ほうら きた」

 !!!

しゅ…瞬間移動してきた…?!

「ウ…ウララー…?これって…?!」

「ん?普通の瞬間移動だよ まぁ離れたものを移動させるのには時間がかかるんだけどね…」

「そんなこといいから早く…しぃを…」

「…いいよ助けてあげる」

! よかった…

「でも条件がある」

「条件・・・?」

「僕と一緒にこの世界を壊そうよぉ♪」

 !!!!! 

「何を…?!」

「あれぇ?モララー?君今この世界を壊してるよね?」

「…あぁ」

「だったら二人で壊そうよ」

「……僕はお前の手なんか借りない 一人でこの世界を壊す それだけだ」

「このコ氏んでもいいの?」

! しぃ…
氏なせたくない…だが…

「それに…モララー 君は僕と一緒にこの世界を壊さなきゃならない」

「その理由がどこにある」

「……モララー…思い出さないの?」

思い出す……?

「まぁいいや… とりあえずこのコは助けてあげる」

何か…忘れているような…
忘れたいと…願っていて…


“モ…ララー… だ…め… ウララ…近…づいて…いけな…”


! 懐かしいこの声…
モナーだ…

「どうかしたの?」

「え…いや…」

「とりあえず命は助かるよ」


“逃げ…早…く…”


そう言ってモナーの声は途切れた……


「まぁいいや…いつかその時がくるさ……また会おう…モララー」

ウララーはそういい残して消えた

「うっ…?あ…あれ…?モララー君…?それに私…生きてる・・?」

「しぃ!よかった」

「!! 番人は?!」

「あ…え…と…逃げてきたよ!うん!」

このことは言わないでおこう…
しぃに心配かけたくない…

「……そう…モララー君…ごめんね…」

しぃも…そう言って飛んでいった

「……誤るのは僕のほうなのに…」

何故?この世界を壊すと決めたはずなのに…
心のどこかでそれを止めようとする……

彼女は病んでいっている… きっと僕のせい…なのに…

「何で…誤るんだ…」

でも…大丈夫さ…
もうすぐ新しい世界になる…僕達だけの世界……







『ドーン!!ドーン!!ドゴォーン!!!!』


「きゃぁぁぁ!!!」

「助けてぇぇぇぇ!!!!!!」

フフフフ……逃げ惑え…恐怖を味わえ……



「闇の撃… 衝風鈴!!!!!!!!」



『ドドドドドドン!!!!!』



ふぅ……
もうほとんど壊した……次は…

「下界にいくか……」

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