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MOONNIGHT~月夜に照らされる天使~ (アヒャ)

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匿名ユーザー

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彼女は静かに自身の鼓動に耳を傾けている。
左手を心臓のある方の胸にのせるのが彼女の癖であった。
蒼白の月夜、夜風にその微笑を揺られながら、彼女は考えているのだ。

迷うことなどない。
鼓動はいつだって正しかったじゃないか。

蒼白の月夜、夜風にその身を翻し、彼女は摩天楼の風景に溶け込んでいった・・・。


第一話~任務~

「やぁ、山崎」

低い男の声がする

「はい」

それに答えているもう一つの声がした

「今日はとてもすばらしぃ日だ。何故かって・・・?
 今日でこの世を闇で染め上げることができるからさ」

緑色の猫が言った

横には灰色の猫がいる

後ろには大きな窓が張りめぐされている

緑色のねこは椅子に座っていた

「さぁて、彼女はどうするだろうか・・僕のもとへ来るのかなぁ?ねぇ、山崎」

「彼女はきっとここに来ますよなぜならば大切な人を預かっているのですからネェ」

二人の猫は前を見る

見たところにはピンク色の猫が横たわっていた

「僕を楽しさませてくれよ・・つー」

緑色の猫は上を見つめる

上には少々窓がある

うえから月明かりで緑色のねこの顔が映っていた


「つー、お前・・」

高いビルの上で話し声が聞こえた

話しているのは茶色い毛の生えた猫と、紅い猫だった

紅い猫のほうには両足にトンファーと、包丁が結び付けられている

「フサ、私ハ・・彼女ヲ救ウ」


「ソレニ私ハ鮮血の堕天使トヨバレテイルノダヨ?」

つーは自分の胸に手をあてた

それが彼女の癖だった

「それに奴らが動き出した」

フサは言った

すると横に青色の猫が現れた

「モララーたちですか?」

来たのは翼の生えている猫だった

「ギコ・・お前はつーを連れて逃げろ」

ギコという猫にフサは言った

「私ハモララーノトコロヘイクヨ」

つーが答えた

「フサさん・・。僕も行きます」

フサは顔を歪ました

「決マッタネ。私ハイクヨ」

彼女は透き通った紅い翼を六枚出した

するとギコも透き通った蒼い翼を二枚出した

「ギコ、お前は・・」

「僕は、破壊神です。けど彼女はそんな僕を・・」

ギコは俯いた

するとフサがギコにあるものを渡した

「これは・・・?」

渡されたのはトンファーだった

「護身用だ」

フサはそういうと後ろを向いた

「幸運を祈る」

つーとギコは翼を立て、とびったった

蒼と白の世界へと・・


「君は・・しぃだっけ・・?」

モララーはピンク色の猫に話しかける

「サワラナイデ!」

しぃという猫はモララーの手を振り払う

「ふっ、僕は嫌われ者だね」


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