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キミと出会ったあの日 (=*・∀・*=)

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
時は風のように過ぎていく。
その中で俺達は生きていくんだ。
朝がくれば夜が来る。冬が来れば春だって来るように。

俺はずっとそうだと思っていたんだ。

そう。ずっと-----…。

    
「えっと…。今日からこの学校に通うことになりました。
 ギコです。 よ、よろしく。」

俺はこの6月、田舎に引っ越してきた。
理由?そんなものはない。
ただ行ってみたかっただけ。

~~~~~~~~~~~昼休み~~~~~~~~~~

「なぁ、どうしてこんな田舎に来たんだ?」
「ねぇ、仲良くしてほしいモナ♪」

黄色のAAと白色のAAが話しかけてきた。
正直、1人でいたかったのに…。

「あ!そうだ。自己紹介がまだだったな。僕はモララー。で、
 コッチがモナーだからな!!」
「よろしくモナ!!」

俺はそのモララーとかモナーとかいうやつには興味は無かった。

…俺ってこんな性格だったっけ…?



俺がここの学校に来てから一週間が経った。
あいからわずモララー達は・・・・・

「おぉ~い!!ギコッ!」

モララーが廊下を走ってきた。…またかよ…。

「あのなッ!今日宿題忘れちゃって!見せて~♪」
「…。…ん?今日は…モナーいないんだ。」

俺が窓から景色を見ながらモララーに言った。
するとモララーは

「ん~…。アイツ、風邪だって。…そうだ!!ギコ!
 いっしょにモナーの見舞いに行こうよ!」
「ハァァァ?友達でもないのにいけるかよ。」
「何いってるの?僕達友達だろ?」
「友達ねぇ・・・・。」

あーあ。いつまで続くのかな。この学校生活。



ピーンポーン。とあるマンションのチャイムが鳴った。
ガチャッ   ドアが開く。

「よぅ!モナー!お見舞いに来たからな!」
「・・・・・ハァ・・・・・・。」

「えぇ!ギコ!?…とモララー。来てくれたモナ!?」

モナーがいかに喜んでギコに言った。

「…やっぱ俺、帰る。」
「ええぇぇぇ!!ギコ、行かないでぇぇ・・・・!!」

モララーとモナー声をそろえて叫ぶ。

          どうして?
       どうして俺なんかにかまうんだ…?

俺は無言で走り去った。こういう性格の俺が嫌だ、とか思いながら。

 空は真っ赤に染まってる。

        俺は何を望んでるんだろう。

あぁ。もう6時か・・・。
帰りたくない。俺は親が嫌いだから。大嫌いだから。

「・・・ん?あれ?・・・ここってどこだっけ?」

ヤバイ。完全迷子じゃねぇかッッ!!
  でも、家に帰るよりは・・・。

俺は歩き続けた。  
空は暗くなった。  野宿かなぁー?

      「あなた、どうしたの?」

時がとまるような透きとおった声が後ろから聞こえた。

「な!?だれだよ!」 俺は後ろを振り返る。

立っていたのはピンク色のAA。悲しげな笑顔をしている。

「・・・お前こそ。なんでこんなところにいるんだ?」
「え?私が・・・見えるの?」
「ハァ?いかれてるんじゃねぇの!?見えるに決まってるだろ!」

・・・言い過ぎたか?
そのピンク色AAを見ると、さっきよりうれしそうにしている。

「うれしい・・・。私が見えるのはあなただけよ。」

俺はまだ、その言葉の意味がわからなっかたんだ・・・。



       おかしい。狂ってる。
俺の頭に過ぎったのはこの言葉。
うれしいだと?ふざけるな・・・・

「ねぇ、私はしぃ。あなたは?」

しぃという子は口を開いた。笑顔で。

「そんな他人に言えないね」
「くすっ そうね。でも・・・・他人じゃないわ。」
「ならなんだ!?友達か!?恋人か!?」

もうやだよ、こんな俺。
止まらない 止められない。

「・・・私はね、この世に他人なんていらないと思う。
 差別することになりそうだもん。」
「だから何?」
「それは・・・あなたも分かるわよ。答えが。」
「・・・・・・・。」

答え・・・・・。俺は黙っていた。
もしかしたら俺もみつけられ---------------

「みつけれるよ。輝けるよ。」

そういうとしぃは走っていった。
しぃ・・・・・・かぁ・・。

空を見上げると、星がかがやいていた。
「・・・・・輝けるかもしれないな。」


朝日がでてきた。昨日はずっと星をみてたから・・・・
気付かなかったな・・・。

俺は学校へ行く。モララーとモナー。今日も廊下を走ってきた

「ギコーーー!!!おはよぉぉぉ~~~!」
「ギコーーー!!!って少し恥ずかしいモナ、流石に・・・」

・・・よし。今日こそ、今日こそ自然に・・・
〔おはよう。放課後暇だったらあそぼうぜ。〕って・・・

「??ギコ、どうしたの黙りこんで。っていつもだけどw」
「モラッ!!失礼すぎだって!!」
「あっあのさ!!・・・おはっ・・・おはっ・・・おはし!!」

       ・・・・え。今なんて?・・・・
「あの~。今、おはしって言ったけど、何?」

モララーとモナーが声をそろえた。
      ・・・・・・・おはし・・・・・・・・・

俺って今、世界で一番不幸なやつa

「おはしって・・・やっぱさぁ、・・・・・・
 おさない!!走らない!!しゃべらない!!ってやつ?」
「あはは!!それって避難訓練でしょ、モララー!!」

「・・・・おはしじゃなくてさぁ、あの~えぇっと・・・」

俺は恥ずかしくてたまらなかった。

「なぁなぁ!!ギコ君!  おはよ。やろ?」

え?  見あげるとそこにはクラスメイトの女の子がいた。
そういえばモララーとモナーばかりで他の子には気にしなかった。

「えっと・・・」

俺がとまどっているのがわかるのか、

「あ、ウチはのーっていう名前や。これからもよろしゅうな!」

そういうとのーは走っていった。するとモナーたちは

「そっか。おはよ。だね!なら・・・おはよう!」
「そうそう。今日、遊べる?暇でしょ?」

「・・・OK。いいよ。」

俺がいえなかった事がモララー達は簡単に言っていた。
今度は自分で言えるような日が来るといいけどな・・・。



あ、そうだ。しぃにおれいを言おう。
       『ありがとう』って。


そして放課後。
俺とモナーとモララーが並んで帰っていた。

「なぁなぁ、どこで遊ぶ?僕はどこでもいいけどぉ~」
「うーん・・・。そうモナね・・・。あ、ギコの家行きたいモナ♪」
「え、俺の家?・・・ごめん。そこだけは・・・」

昔、俺の両親は俺を殺そうとしたんだ。包丁で。
後で聞く話だと、仕事に対するストレスだったらしい。
       だから俺は・・・。あの両親が・・・・・・

「ん?ギコ?顔、真っ青だぞ?」
「ん・・・、あ。ゴメン。そ、そういえばさぁモララー達に見せたい
 人がいるんだけど・・・いいか?」
「っていうと、恋人!?」
「ちがうって!!!」
「じゃあ、学校の前で集合モナ!!」

そうして、俺は2人とわかれた。

今、俺の頭にはしぃしかなかった。
・・・でも、あの時の言葉の意味がよく分からないんだよな・・・・
  『うれしい・・・。私が見えるのはあなただけよ。』
なんでだろうな。・・・ま、いっか。

ガチャ、俺は家へ帰った。
台所で母が何か作っている。

「・・・あ、ギコ。帰ったのね。遅かったから心配した・・・」
「うるさい。母さんは黙ってろよ。」

―――――よく言うよ。俺を殺そうとしたくせに。

「え、えぇ。そうよね、そうだったわね・・・」

そういうと母さんはまた作業をしだした。
・・・・・モナー達の所へ早く行こう・・・・・

俺は走って約束の場所へ行った。
2人は・・・・まだ来てないな。

・・・ちょっとまった。2人にしぃを紹介するんだった。
俺、しぃにそのこと言ってないじゃん!!!!
しぃ!!来てくれぇぇぇ・・・!!

「ギコ君。よんだ?」

背後から声がした。・・・・しぃだ!!
俺は後ろを振り返った。

「しぃ!さがしてたんだ!ってゆうかナイスタイミングだな!!」
「ギコ君、声にだしてたもん。すぐわかるよw」
「え。ウソ!?」
「アハハッ。ウソw」
「・・・ア、アハハハハ!!」

俺にとってしぃといる時間がとても幸せだった。

「あ、そういえば。そろそろ友達が来るんだ。だからしぃも紹介しようと
 思って。」
「え・・・私を?」

しぃの顔が曇った。

「どうした?あ、大丈夫だって!怖いヤツじゃないし。」
「・・・・う、うん・・・・・。」


しばらくすると2人が来た。

「あ、ギコーーー!!お待たせモナ~♪」
「つれてきたか~ギコの彼女~ww」

「だ~か~らぁ・・・ちがうって!!
 あ、しぃ。けっこうにぎやかだろ?この2人。」

「うん・・・。そうね。」

しぃはいつもより元気がない。

でも、俺は嬉しくて、嬉しかったから、
気付かなかった。いや、気付けなかった。

「で、紹介してモナ!!」

「あ。そうだな。えぇと・・・しぃっていうんだ。」

俺はしぃの方を見ていった。

「え?どこに?いないモナ。」
「冗談はよしてくれよ~。ギコ!!」

   ―-――――――え?

「アハハ・・・そっちこそ冗談はよせよ・・・・
 いるじゃないか、しぃはここに・・・・・・」

たしかにしぃはいる。この目に映っている。

     なのに・・・・・どうして?

「ギコ君・・・。いいの、見えなくて当然だから・・・・。」

しぃが下を向いたまま言った。

「なっ・・・・!?当然!?」

しぃが言う事も、モララーとモナーが言う事も・・・わからないよ・・・

「ギコ~?どうした?」
「まぁ、遊ぼうモナ!!」

「何でだよ・・・・」

「え?」

「何で!!しぃはここにいる!!いるじゃないか!!
 御前等、見えないのかよ!?如何して-----!!」

ハァッ、ハァ・・・・  息が荒くなっている。

「・・・今は御前達の顔も見たくない・・・。」

       やっとでた言葉。

最悪だよ、俺――――――――。


「ギコ―――。あの・・・」

モナーが俺に何か言おうとしているが
気にしないで走り去る。

バンッ!!

家に帰り、自分のベットに飛び込んだ。

・・・・・・・本当は自分が悪い事も分かってる。
      分かっているけど・・・・。

まず・・・おちつこう。
どうして2人はしぃが見えなかったのだろう?
いや、もっと前・・・

『うれしい・・・。私が見えるのはあなただけよ。』

『ギコ君・・・。いいの、見えなくて当然だから・・・・。』


       そうだ。あのしぃの言葉・・・。
  
    あれは・・・あれは・・・。


考え事をしながら、一夜を過ごした。

そしていつもどうりに学校へ行く。
でも、今日は元気に走ってくる2人がいない。
ハァ・・・。ため息をついて教室へ入った。

クスクスクス・・・。
いつもと教室がちがう。
ふと前を見ると・・・え??

        [ギコはサイテーなやつ!!]

黒板に大きな文字で書いてあった。

「おい、やっと来たぜ~。みんな!!」
「なぁなぁ、ちょっとこっちにこいよ!!」

すると赤いAAが俺に向かってあるきだした。
……包丁を持っている……
そして不気味に笑って俺に言った。

「御前さぁ、本当に最低だなw」
「は……?あんた、ダレだっけ?」
「あぁ、そうだね。俺はつー。アヒャヒャ、やっぱりしらないか。」
「どういう意味だ?」

つーの名乗るAAはため息をついた。

「だからさぁ、御前はクラスメイトの名前、知ってないだろ。」
「っつ―――。」

言い返せなかった。
だってたしかにつーの言う事は合っているのだから。
俺の周りはクスクス笑うばかり。
そうだ。聞きたい事があるんだ!!

「なぁッッ!!」
「…何?」
「モナーとモララーは――?」
「あの2人?俺が言う事でもないんじゃない?っていうか
 会いたくないんでしょ?2人に。」
「あ……」

黙ってしまった俺につーが一言、こう言った。

「アヒャヒャw気に入った!!御前、俺の仲間にしてやる!!」

突然の出来事にと惑っているのにかかわらずつーは

「おいみんな!!今日からギコが仲間にはいったぞぉー!!」

そう言ってつーは自分の席に戻っていった。
仲間…。俺には仲間ができるのは、嬉しかった。
するとのーが俺の所にやって来た。

「なぁ、ギコはん。つーには気ィつけや!」
「え?どういう意味?」
「つーは、万引きとか簡単にするやつや!絶対ギコはんにも
 万引きをさせるはずや!だから…。」

のーは泣きそうな顔になった。
俺を心配してくれてるのか?
それなら……やっぱりやめた方が…。

「まぁ、考えといてな。」

のーはニコッと笑うと静かに去っていった。

    どうしよう・・・・。

放課後。
つーが俺の方へやってきた。つーの周りには他にもAAがいる。

「ギコ、今日遊ぼうぜww」
「あ…。えぇっと、どこで?」
「決まってるだろ。万引きだよ。」
「えぇ!?」

思わず声をあげてしまった。
のーが言う事は本当だったんだ・・・・!!

「何だよ、嫌ならいいんだぜ?でも1人になるだけさ。アヒャヒャ」
「そうさぁ。モララー達なんてほっとけよ」
「今日だって話しかけてこなかったんだろ!!」

みんなが笑っていってくる。
でも、一人になりたくない。たとえ……。

        たとえ、万引きをしてでも・・・!!

「決まりだな!!なら、公園で待ち合わせってことで!」
「あぁ。わ、分かった。」

そして俺は待ち合わせ場所へと向かった。
そこにはもうつー達はいた。

「あ、待たせたなぁ・・・。」

おそるおそる話しかけた。

「おっ。きてくれたんだぁ!アヒャw流石♪」
「もう俺らの仲間だねぇ~。」

その言葉が嬉しくて、俺は・・・

「当ったり前だろ!!俺はギコだぜ?」
「アヒャヒャ!おもしれぇな!!」

俺はすぐにつーと仲良くなれた。
モナーとモララー達よりも早く……。

「…で、どこでやるんだ?」

俺はつーに聞いた。

「ん?そこのコンビニ。」

するとつーは目の前にあるコンビニに指差した。

「あ、それと。ここのコンビニ、監視すごいから気を付けなw」
「え?なら他の所行けばいいんじゃない?」

俺はサラッとその言葉を言うと、みんなが固まった。
そして、怒りマークがついた。

「あのねぇ、ここは田舎なの!!い・な・か!!」
「あるとしてもこのコンビニしかないの!!」
「嫌味かぁぁ!!?」

次々と言葉を返してくるから俺は目が点になった。

「ゴメン…。」

とりあえず俺はみんなに誤った。

「アヒャw分かればいいんだよ」

そして俺達はコンビニへと入った。
おっと…、カメラがあるな。気を付けねぇと…。

「あ、そうだ。万引きってどうやんの?」
「ん?なら手本見せるから、よく見とけ。」

つーはニッと笑った。
シュッ  え……?
それは一瞬の出来事だった。
つーはあの間にジュースを一本取っていたのだ。

「これがプロの技さwま、やってみろよ。」
「お、おう……。」

俺は手を差しのべた。
これを盗めばもっと楽になれ・・・・



       本当に?本当に楽になれるの?


「――――ッッ!!」

俺は歯を食いしばった。
今更かもしれないが、自分がやっている事は犯罪だ。
そこまでして友達にならなくても……

「どうした?はやくやれ。」
「……俺、やめる。」
「は?」
「俺、そんなことはできねぇッッ!!!」

そして俺はこの場から走り去ろうとした。
しかしつーは素早い動きで俺の腕をつかんだ。

「……今更何言ってんだよ。ココまできたしさぁ。」
「そうそう、やらなきゃ損だってw」

「やらない。」

俺はハッキリと言った。

「…ちょっとこっちこい。」

つーに連れられてコンビニの外へ出て、路地に行った

「どういうつもりだ?」
「俺に指図したな?俺に指図したヤツはどうなるか知ってるか?」
「……知るか。」
「虐められるんだよw」

つーはあいからわず不気味な笑みをうかべている

「さて、明日が楽しみだなアヒャヒャw」

そしてつーは去っていった。








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