朝から空は少し薄暗かった・・・・・
街は静まり返り、両手に自動ライフルを構えた人が戦闘の時を待っている・・・・・
~作戦領域内海上 AM9:03~
空母から、次々にF-18が飛び立っていく。
管制官 「高度70m以内で島内に進入せよ。」
ロベルト・モナーズ中尉 「了解。 βー1、アフターバーナー点火。これより島内へ突入する。」
ギコス准尉 「βー2、了解。続いて突入します。」
綺麗なオレンジ色の熱い炎だ。
護衛予定の輸送機も到着。
この作戦は、わずか3時間で終る予定だった・・・・・
艦長は、嫌な予感を感じていた。
元々、この戦争の始まりは30年以上前、シィイアからの大規模なテロ攻撃により首都が壊滅した。
この事実をシィイア側は否定。
だが、数日後 事態は急展開する。
シィイア側は「捕虜を全員引き渡せ」という条件の下、交渉してきた。
が、何者かによって会議中の部屋が爆破されてしまい、正体のわからない何かとの戦争が始まった・・・・・
当時の首相は、「我々は、戦争をなくし、平和な世界への第一歩を戦争へと変貌させたこの事件を決して忘れることはないだろう・・・・・」と。
そして今日。
シィイアの絶対防衛線の突破作戦が始まった。
~島内 ビル街 AM9:05~
ビル街は民兵が歩き回っている。AK47を持っているのからRPG-7を肩に担いでいるのまで。
アパートの屋上から、「おい! お前ら!F-18が来てる!! それも20機は来るぞ!!!」
RPGの砲弾が綺麗な煙の跡を残し、飛んでいく。
ギコス准尉 「見つかったか!! *ブラックナイトこちらβー2! 敵の攻撃を確認。応戦許可を!」
*(ブラックナイト 味方の指令本部のコードネーム。)
本部 「許可する。ただし、中心部の破壊が目的だ。ミサイルを切らすな。」
応戦が始まった。 悪夢の始まりである・・・・・
~モナルド軍 空母キティーホーク船橋 管制室~
いょう(=゚ω゚) 応戦するのはいいょう。でも高度をsage杉て落ちるなよぅ。それと、輸送機は死守するんだよぉ。
ギコス准尉(,,゚Д゚) そんなことで落ちる俺たちじゃねぇ!輸送機は守って見せらァ!
輸送機パイロット( ・∀・) 嬉しいよ。 護衛は君たちに、任せるからな。
ギコスの放ったミサイルは対空砲に向かって飛んでいった。 大きな爆音とともに真っ黒な黒煙が立ち上る。
ギコス准尉(,,゚Д゚) その前に敵が大杉だ!
沈黙の線
いょう(=゚ω゚) じゃあ、このままサイレントラインを突破するといいよぉう。
ロベルト・モナーズ中尉( ´∀`) 了解した。 このまま突破する。
だが、事態は一遍する。
「ピー、ピー、ピー」 HUD(ヘッドアップディスプレイ)の警告音。
「ミサイル注意」との表示が。
キィィィィ!!
ミサイルは矢のように真っ直ぐ輸送機を狙っている。
「な、なにをやっているんだよぉ。 フレアで回避しろようぉ。」
管制官は焦っている。
「フレア投下したからな!」
間に合わなかった・・・・・
「ガッ!!!」
爆音とともに、主翼が折れ、クルクルと回りながら島へ落ちていく・・・・・
「襲撃か!! 行くぞギコス!!」
「待ってくれよぉ。 下から撃たれたわけでもない。 敵影もない。 発射地点が特定できないよぉ」
な、な、なんだってー!!(AA略)
「おい!じゃあどこから撃ってる??」
バババババ!!!!
どこからともなく機銃音が。
「くそっ! 少尉までやられたか!!」
少尉は、モナーズの前方11時の方向に護衛で着いていた。
モナーズは、少尉を助けられるわけが無かった。
「3番機格納庫よりオペレーション! パイロットが機銃弾により死亡! 落ちるゥゥゥゥ!!!」
3番機は、まるで着陸するかのような体制でゆっくりと島へ落ちた・・・・・
「管制官より全機、損傷率が全体の40%を超えたよぉ! 作戦失敗。全機、帰還せよ!!」
「何者が撃ったのか? どこから撃ったのか? 全てが謎だった。」