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Brightness of life (冠)

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匿名ユーザー

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「形あるものいつかは壊れる、鉄も、動物も、人の心でさえも、
そして、壊れてしまえばただのゴミ…そう、捨てられていくただのゴミでしかない」



1989年―――――――――――

俺が12歳のときだった、

俺とあいつはただの友達だった、そう、ただの友達だった、それだけだ、それだけっだったはずだった。

俺とあいつはいつも通り遊んでいた、いつも通りあいつが遊びに来て、いつも通り遊び、いつも通りあいつは帰っていった。すべてがいつも通りだった、

あのときまでは

きっと、あんな事が起きなければ、あのまま、いつも通りな時間がったっていただろう。

突然、あいつは逝ってしまったのだ、本当に突然だった、

その突然が俺の時間を狂わせた

死因は交通事故による、全身強打、特に頭を強く打ち即死だったらしい

あいつは人より正義感が強い人間だった、歩道を歩いていないだけでよく注意されたもんだ

あいつは歩道以外の場所は歩かない、それに、赤信号もわたらない、なのであの運転手があいつを轢いたことは間違えなかった。

しかし

「あいつが突然飛び出してきたんだ」という運転手の一言で、ただの事件で処分されてしまった

俺はあいつの葬儀にもいった、そして俺は信じられないものを見てしまった

その葬儀に来ていた、あの運転手が「笑って」いるのをみてしまった

そう、勝ち誇ったかのように

その人を見て、すべてを悟った、

自分がよければ、誰が死んでもかまわない、ということを

その一方、事故で死んだあいつは、すべての罪をきせられた、ただのゴミということを、

そのことを悟った俺は、あの運転手を心のそこから憎んだ。



2001年―――――――――――

あれから十二年、俺は人より「憎しみ」を重ねて生きてきた

俺は今「モララー」という偽名で生きるもの、いや、本当の名前がわからないといっても、おかしくはない

あいつと遊んでた記憶など、もう吹っ飛んでしまって頭にはもうない

それほど、あのときのショックが大きかったのだろう、

けど、二つ忘れていない、いや頭にこびりついて離れない記憶がある

それは、あいつがいってた俺が好きな言葉と、


そして


あの運転手の顔である

あの、暗い暗い、朝、「夜と逆転したのか」と、おもうくらい暗かった、あの朝

微妙な光を受けていたときの、あの運転手の微妙な微笑み、

この二つは忘れようとして、忘れられるようなものじゃなかった



2001年―5月6日――――――――――


俺は、モナーが呼ぶ声で目が覚めた

「モララー起きるモナ! 今回もまたあの事件モナよ!!」

俺は24歳になったばかりの警察官

事件は一日何十回と起こる、事件が起こるたびにモララーは

「腐った世の中だ」とつぶやき、出かけていく

そして驚くべきことにも、その事件のほとんどが殺人事件だった

そして、その事件の犯人は同一人物だということがわかっている


現場にて―――――――――――


「-っつ、これはひどいモナね、心臓を一発モナ」

「またか………」

そう、この事件の被害者の死因が心臓をライフルのようなもので撃たれ、即死であった、
そして、必ず死体が握っている紙に「ギコ」と書いてあるのだ

その、「ギコ」という言葉を前にどこかで聞いたような気がするが思い出せない

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