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My Condolences  to  U (月の旅人)

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匿名ユーザー

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『うあ…さっみー…。』

暗い道で一人青い猫が歩いていた

サラリーマンだろうか・・

『やっぱ10月にもなると夜冷え込むなぁ』 

寒そうな顔つきをして再び歩き出した

『あったかいコートかなんか買いたい…。ん?』

目の前を見ると白い猫と黒い猫ががなにやらもめているみたいだった

『…何か…揉めてるみたいだな。』

『…あんま関わりたくないなぁ。でもこの道じゃないと帰れないし…え?』

見ると白い猫がなんと刃物を出した



             ズシュ

 グシュッ   ビチャ  ザシュ


白い猫が黒い猫を何度も、何度も刃物で刺していた

青い猫はぺたんと座ってしまった

「ァ…。 ゥァ…。 」

驚いて声が出せなかった

すると白い猫は青い猫に近づいてきた

持っていた刃物は道端に捨て、どんどん近づいてくる

「ヒ、ヒトゴrsh ・・」

しかし、白い猫はにっこりと笑いながらこういった・・


「――あなたも・・あなたも祈りませんか?今しがた天に召された彼の冥福を・・」

白い猫は細い目で青い猫に喋った・・・



              01. 虚言症


「何を注文しても構いませんよ。私の奢りですからね。」

そういって白い猫は気軽に青い猫に話しかけた

ここはBARだろうか

人は青い猫と白い猫しかいなかった

「…遠慮しなくてもいいんですよ。えーと。それでは彼にはジントニック。私はマティーニを。」

そういって店長に白い猫は言った

『何やってるんだろう、俺・・』

青い猫は今までのことを思い出し始めた

『殺人犯についてきちゃって・・。』

「立ち話も何ですね。近所に私の行きつけのバーがあるんです。」

白い猫は気軽の話しかける

「君の名前は・・?」

「ぎ・・・こ・・。」

「そうですか、ではギコ君、私と一緒に行きましょう・・。私はモナーといいます。」

こうしてギコはついてきてここまできたのだ・・。


「いや、しかし一部始終をしっかり目撃されていたとはね。正直驚きました。」

モナーはお酒を楽しそうに飲みながらギコに話す

「・・・。」

ギコはあまりにも急なことで話せなかった

「何せ 久しぶりの仕事だったものですから 。腕が鈍りましたかね。ハハ。」

なんと笑いながら仕事といっていた

『仕事!?』

ふとギコは心の中でこう思ってしまった

殺人が仕事
  ↓
  殺し屋
  ↓
  何かしらんが裏の大きな組織とかのニオイ。
  ↓
  「芽は早い内に摘んでおかんとな、ウェーッハッハ」
  ↓
  あぼーん。
 ------------ポクポクチーン(・∀・)

「アウ・・。」

思わず声に出してしまった

「どうかしましたか?」

モナーはギコの顔を覗いてきた

「いえっ、別に・・。」

「ちわーす。社長居ますかー?」

そういって入ってきたのは黒い猫だった

「おや、早かったですね。もう終わったのですか?」

「ええ、もうばっちりと」

そういうと黒い猫はギコを指した

「ところで社長、隣の青年は?」

「…恥ずかしながら仕事見られちゃいましてね。目撃者ですよ。社に帰ったらモララー君に怒られちゃいますねオコルト コワインデスヨ、 アノヒト

モナーはため息をついた

「だからあれ程目立たないようにって言ったじゃないですか!?モララーさんにも再三注意されてたでしょう?目撃されるなんて…。まあ警察じゃないだけいいもの、 後始末が大変なのは一緒なんですよ。」

黒い猫はため息をついた

「…で、彼、どうするんです?このまま帰す訳にもいかないでしょう」

「…それをずっと考えてるんですけどね。良いアイデアが無くて」

二人はギコを見た

ギコはふと思った

『マサカ・・・殺し屋だから・・俺も・・!?』

「こ…殺しちゃうんですか?」

ギコの言葉にみんなはシーンと静まり返ってしまった

「だ、だって殺し屋なんでしょう? 殺人が仕事だって…。」  

「社長、また誤解されるようなこと言いましたね?」 

「私は何も言ってませんよ」

「あのね、社長に何聞いたか知らないけど 俺らは殺し屋組織なんかじゃないよ。」

黒い猫はギコの方を向き始めた

「まあ仕事によっては人を殺す事もあるんだけど基本的には――」

          

「 葬 儀 屋 」

黒い猫はそういった

「そ…葬儀屋…?」

「そう、葬儀屋知ってるだろ。」

ギコはおかしいなとお思い質問をした


「で、でも葬儀屋って人殺したりしないでしょう…?」 

するとモナーが喋りだした

「――私達が請け負うのはね・・・。」

「普通の葬儀ではない葬儀の依頼なんですよ。」

モナーはいつもの笑顔で話し始めた

「例えば鳥葬ですね。現代社会ではなかなか鳥葬をする場所など無いでしょう?
私達は依頼が来れば、サバンナでもどこでも 遺体を運んで依頼通りに葬儀を行います。
 その中には「死ぬこと」を葬儀の一環とする、自殺幇助のような依頼もある訳でして」

なんとも難しそうな話だったが、ギコはまじめに聞いていた

「…じゃ、じゃあさっき殺された人も…。」  

「…ええ。彼は切実に死にたがっていたんですよ。」

ギコは頭の中で殺された猫を思いだした

       続く

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