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トレジャーハンター物語 (オート@雷)

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――トレジャーハンター――。
彼らは、そう呼ばれている。
遺跡という遺跡、密林という密林、山奥、海底、王宮、神殿、etc....
世界中に散らばる秘宝を探し続けているのだ。
時には血で血を洗うような戦いをし、
時には持てる限り全ての知恵を使って難問に挑み、
時には仲間を見捨てなければ手に入らないほど、残酷な試練が彼らを待っている。
それでも彼らが秘宝を手に入れたいと思うのは、
その秘宝に魅せられてしまったから。
それほどの価値があるのだ。

この話に出てくる彼らもまた、その「秘宝」に魅せられてしまった者達である。


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朱雀暦465年、魔の月の隠蛇の日。
商業大国アルゼの国領の一つ、ピア。
この村の中に、いくつもの木で出来た家が建っており、
その中でも一際小さな家に、彼らは住んでいた。
「おい、おれのパン今誰かが食っただろゴルァ!」
細身の少し黄色めな男が、目を吊り上げて、
朝食のパン1/6切れが手を洗っている内に無くなってしまった事に腹を立てている。
「そんなもん俺は知らないからな!ギコが自分で食った事忘れてるんじゃないのか?」
と、さっきの男よりは少し太めな、青い男が言った。どうやら、細身の黄色い男の名は、ギコというらしい。
「なんだと!そうやって一番最初に言う奴が一番怪しいんだぞゴルァ!モララー、本当はお前が犯人じゃないのか?」
「まぁまぁ先輩、そうカッカしないで下さいよ・・・・・・。モララーさんがかわいそうじゃないですか。」
と、ギコと似た体形だが、にこやかな目をした薄めの青色の男が言う。
「おいタカラ、そんな事言って、人の事庇って良い印象つけて、犯人の疑いから逃れようとしてるんじゃないのかゴルァ!?」
「な・・・ひどいじゃないですか!どう考えても、僕じゃぁないですよ!僕は、今まで外に居たんです!」
黄色の男の名はモララー、薄い青の男の名はタカラと言うようだ。
そう言われると、ギコの視線はタカラの隣に座っている、モララーと似た体つきの、白い男の方に向けられた。
「ひっ・・・だからって、なんでモナを睨むんだモナ・・・・・・」
「テメーもかなり怪しいんだよ!モナー、テメーは、俺らの中で一番の食いしん坊じゃねぇかゴルァ!」
「か・・・返せる言葉が無いモナ・・・・・・」
白い男は、モナーという名前であろう。
「へん、見苦しいぞ。男がたかが食い物の事で、ギャーギャー喚いてんじゃねぇよ。うるさいから。」
今までの男達とは違く、体毛がフサフサしている茶色の狼のような男が言った。
「ああ゙?なんだフサ!てめぇ狼のくせにいきがってんじゃねぇぞゴルァ!」
「いや、フサは狼じゃないから。犬だから。」
フサフサの男の名は、外見通り、フサだそうだ。
「ネェネェ、 ギコ ギコ!」
握り拳二つ分ほどしかない大きさの、大福のような生物がギコに話しかけた。
「あ?なんだよジエン?」
「ギコノパンネェ、トッテモオイシカターヨ!!!」
一同「え!?!?」
「うぁぁぁ!ジエンが俺のパン食ったのかぁぁぁぁぁ!」
「仕方ないから・・・ジサクは、まだ赤ん坊のような頭脳しか持ってないんだ。」
大福は、ジサクジエンという名だ。
皆がギャーギャー騒いでる間に、ポストにガタンと音がして、手紙が届いていた。
「ん?今何か音がしたモナ・・・・・・」
「あれ?ポストに、秘宝の情報紙が届いてるモナ!」
「何!?・・・・・・・・・・・へぇ~・・・・先輩!宝石で出来た藁人形ですって!」
「いや・・・・・・それ矛盾してるから。」
「ギコ、それ売ったら大金持ちになるんじゃないのか?」
「どーせまた、強いグループに先を越されるに決まってるぞ・・・・・・」
「でも、この秘宝が隠されてる山って、すぐそこだと思うからな!」
「うえぇ!?・・・・・・・・マジネタだ!おまいら、すぐに出発だゴルァ!」
「チカクダッタラスグニイク! ワル!カコイイ!」

――レザラウド山の真ん中辺りにて――
「はぁ・・・はぁ・・・・疲れたモナ・・・・・・」
「よし、ここら辺に入り口があるはずだぞゴルァ!」
「でも、入り口なんて全然みつかんないんだからな・・・」
「せんぱーい!あの滝、怪しくないですか?」
「滝か・・・ちょっと俺覗いてくるから。」
そういうとフサは、上手い具合に壁を伝って、裏側を覗いた。深い穴のような物が見える。
「やっぱり!!!あったから!!!入り口みたいなの!!!」
「よしゃー!皆行くぞゴルァ!」
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「・・・・・・・入り口岩に塞がれてるんだからな・・・・・」
「大丈夫だから。皆、少し下がってほしいから。」
フサは、首からぶら下げている斧形のアクセサリーを持つと、そう言って、岩の前に立った。
「思想具現!  バウザーアックス!」
斧形のアクセサリーは光り輝き、瞬く間に巨大な大斧となった。その大きさは、フサの2.5倍ほどはあろうか。
「うおおおぉぉぉぉああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
フサは、その大斧を振り下ろし、きつい一撃を岩に炸裂させた。
ズガァァァァァァァァァァァン!!!!!物凄い轟音と共に、岩は見事に崩れてなくなった。
「フサ、カコイイ!」
「流石、【力】のフサさんですね・・・・・・・」
一行は、奥に進んでいく・・・
「何か来るモナ!!」
暗闇の向こうから、蝙蝠が数羽飛んできた。それもただの蝙蝠ではなく、とても巨大な「デビルバット」だ!
「こいつに噛まれると、猛毒を浴びるからな!皆、離れてるんだからな!」
そう言うとモララーは、ポケットからハンドガンを取り出し、デビルバットに銃口を突きつけた!
ガンガンガンガン!ガンガン!だがしかし、デビルバットは殆どダメージを負っていない・・・・
「やっぱりこのままじゃ駄目だからな・・・・・・・」
モララーは、もう片方のポケットから、輝く玉を取り出した。
「魔力憑依!  ブレイライフル!」
ハンドガンに玉が取り込まれたかと思うと、ハンドガンはいつの間にか、魔力を帯びた小銃になっていた。
「一掃してやるからな!レーザーカノン!」
バァァァァァ!!!!
小銃から出た一筋のレーザーは、一羽のデビルバットを撃ち落とした!
モララーは素早く転がり、次の技への準備に移る!
「おぉぉぉぉ!フォトン・ドライヴ!」
小銃からいくつもの光球が放たれ、それらはみるみる間に巨大になり、デビルバット達に突撃していく!
ズドドドドドドォォン!!!
フォトン・ドライヴは、残りのデビルバットを、全て吹き飛ばした。
「フゥ・・・・・・今ので、魔力全部使っちゃったからな・・・・・・」
「ナイスだゴルァ、【狙撃】のモララー。」
――レザラウド洞窟の奥の方のどっか―― アバウトなんて言うなうわなにすんdくぁwせdrftgyふじこlp
「結構奥まで来ましたね・・・・・」
「!!!!!・・・・・・皆、この先に、凄い力を持った奴がいるから・・・・・・」
「最深部 ってとこだなゴルァ。」
「行くモナよ!!!!」
「テメーが仕切んなゴルァ!」
「メタチタガリ!ワル!カコイイ!」
五人と一匹は、勢いよく扉を開ける!
そこには、とてもひ弱そうな、一人の男が座っていた。
「あ・・・あなた方、一体誰ですか?」
「なんか、こいつ弱そうモナ・・・・・・」
「お前、なんて言う名前だゴルァ」
「ぼ・・・僕はぽろろです・・・・・・っていうか、こっちにはこないで下さい・・・・」
「ああ?なんだか知らねえが、ここを守ってるのは間違いねぇんだ、一気に片付けちまうぞ、ゴルァ!!!!!!」
「モナは今日は何もやってないモナ、ガンバルモナ!!!」
「何言ってんですか、僕もですよ!」
「うるせーてめぇら、俺もだぞゴルァァァ!!!!」
タカラ、ギコ、モナーが一気に飛び掛る!
「まずい!油断しない方がいいから!!!」
「あ、こっちにはこないで下さいって・・・・うぁぁぁぁぁあ!!!!!」
ドォォォ!!!!
「モナァァッ!?」
「ウワァァッ!?」
「ぐあぁぁぁ!?」
ぽろろと名乗る者の、体から吹き出るオーラに、三人は吹き飛ばされる。
「ギ・・・・・ギギギギギ・・・・・・」
バキ・・メキョメキョ・・・・・・ぽろろの体が、どんどん変貌していく・・・・・・
「キシャァァァァァァ!!!!!!!」
「こいつ、ただもんじゃねぇぞゴルァ・・・・・・」
ぽろろは、物凄い勢いで三人に向かって来た!
「最初っから飛ばすモナ!」
「わかってますよ!」
「精霊転生!  オーラズナックル!」
「空間凝縮!  マクスシューズ!」
モナーの両手に輝く文様が浮かび、タカラの足には、渦巻く光が纏われた。
二人は勢いよくぽろろにむかって飛び出した!
「うぉ!俺だけ出遅れたぞゴルァ!」
「いきますよ・・・・瞬神二刀流!!!!」
タカラの姿が消えたかと思うと、あっと言う間にぽろろの目の前に移動して、
二本の小太刀で斬りながら横を走り抜けた!
ズバシュッ!
「ギアァァァァ!!!!」
「モナの番モナ!!」
ドゴォォォォォォン!!!!!
モナーが鉄拳をぽろろに繰り出すと、モナーの手から光弾が放たれ、吹き飛んだぽろろに炸裂した!
「フ・・・僕の能力は【速度】!」
「そして、モナの能力は【波動】モナ!!!」
「うおぉ!遅れを取り戻すぞゴルァ!」
「一点開放!  レジェンアームズ!」
ガァァァン!!!ギコの体は、まばゆい光に包まれた!
「いくぞゴルァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
「ギャシャァァァァアァァ!!!!」
ぽろろは、怒りが頂点にたっし、暴走し始めた!
「これはまずいですよ!何とかしないと・・・・・・」
「まだ精霊力が溜まってないモナ!復活が早すぎるモナ!」
「仕方ない、僕が奴を足止めします!」
ビュビュビュゥゥ!!!目にも止まらぬ早さでタカラがぽろろに突撃していく!
「おぉぉ!食らえぇぇ!」
ズ    ガ    ン ! ! ! ! ! !
「ぐ・・・あ・・・・・・・追いつかれた・・・・・?」
モナ・ギコ・フサ・モラ・ジエン「タカラァァァ!!!!!!!!!!!!!!!」
「あ・・・・・後は・・・・・・任せました・・・よ・・・・」
「そんな・・・まだ溜まりきってないm「せん・・・ぱ・・・・・・い・・・・」
「おぉぉ!!!!任せろゴルァァァァァァ!!!!!」
(シカトされたモナ!!!!!!!)
ぽろろの口から、闇のオーラの塊が飛んでくる!
「おぉぉぉぉ!!!」
しかし、闇のオーラは、ギコの手前で停止し、集まっている!
「ギャシャァァァァ!?」
「驚いたかゴルァ!これが俺の能力、【集束】だ!!!!」
「そして、集束が出来るって事は、開放もできるって事だ!!!!」
「変換照射! マテリアルブラスト!!!!」
ギコの手前で固められた闇のオーラは、光のオーラに浄化され、弾丸となってぽろろに飛んでいく!!!!!
ズガァァァァォォォォォォン!!!!!!!!
「ギュゥァァァァァァァァアアァァァアアァァァアア!!!!!!」
シュゥゥゥゥゥ・・・・・・・
「やったぜ・・・・ゴルァ・・・・・タカラはだいじょぶか?」
「ああ、なんとかギリギリ浅い傷だったから。」
「タカラ、ブジダーヨ!!」
「そうか・・・・よかった・・・・で、宝石の藁人形は?」
「たぶんあれだからな・・・・・・」
ぽろろの座っていた後ろあたりに、これぞ宝箱ですよってぐらいの典型的な宝箱がある。
「よし、開けるぞゴルァ・・・・・」
ギィィィィ・・・・
宝箱の中には、写真と全く同じ、宝石で出来た藁人形があった。
「これが・・・・ここの秘宝かゴルァ・・・・・・」


つ             る             っ
 

バリィィィィィィィィィィィィィィィィン!!!!!!!!!!
一同「あああああああああ!!!!!!!!!!!!」
「やっち・・・・まったぞ・・・・ゴルァ・・・・・・」
「全く・・・・最後に何かやらかすと思ってたから・・・・・・」
「モナたちが苦労してここまで来たのに・・・・」
「大金持ちになるチャンスだったんだからな・・・・・」
「せんぱ・・・・い・・・・の馬鹿・・・・・・」
「ギコ、イッテヨシ!」
「え・・・・ちょ・・・・まっぐわやめちくりくぁwせdrftgyふじこlp・・・・・・・」


            糸冬

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