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マジック・オブ・AA (AAAA)

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プロローグ
・はじまりの風

20XX年、12月12日
外は、雪が降っていた
「あぁ~さむ~」
一人の少年が、図書館の中へ入っていった。
青い体をした少年、制服を着ている。

~市立パロクネスト図書館~
「おっちゃん、俺が頼んだ本は入荷した?」
少年がカウンターに座ったみどりのAAに話しかける
「なんだ?ギコか、入ったよ、ほらっ」
少年の名はギコというらしい。
緑のAAはギコにかぎを渡した
「ギコ、なんども言うが禁書を読むのもほどほどにしとけ?」
みどりのAAが心配そうに問う。
「大丈夫だよネーノさん」
そういいのこして、ギコは禁書庫へとむかった

~図書館・禁書の間~
ギギギギギギギッ
重い鉄の扉が開いた。
ギコはここが大好きだった
魔法に関する書物がたくさんあるからだ
「さて」
ギコはお目当ての本をすぐ見つけた
ネーノから預かった鍵でほんのかぎを開ける。
バラバラッっと風で本がめくれた
ここは、完全な密室のはず、風など入る余地がない
開いたページには、魔方陣となにやら変な文字
「なんだこれ?」
ギコが魔方陣に手をかざした。
「ゴワッ!!」
さっきの数十倍の風が吹いた
吸い込まれるようなサイクロンの風
「うあぁぁぁ!!」
ギコは魔方陣に吸い込まれた


Ⅰ~別の世界~

「う・・・ん・・・っ」
ギコは目を覚ました。
床がさっきまでの材質とは異なっていた。
ふかふかの絨毯だ。
ギコは、とにかくいまがどこで何時何分なのかを知ることにした
起き上がると、すぐ目の前にカウンターがあった
そこにはAAらしき人が座っていた。
ギコは重い体を起こして、立ち上がった
「あの~、すみません」
ギコは恐る恐る、たずねた。
「ここはどこでしょう」
カウンターのAAがハァ?といった表情を浮かべた
AAが大きくため息をつくと
「ここは、国立クレンドンド図書館です」
やれやれといった表情を浮かべるAA
「ちなみに、いま何年の何月何日ですか?」
現代の人間なら相当馬鹿な質問だ
さっきとまったく同じ表情だ
「いまは、魔法暦20XX年12月12日ですよ」
・・・・・・
なにも考えられなくなった。
年の年号が変わっている
「そ・・・そうですか・・・」
ギコはもう、何がなんだかわからなくなった。
とにかく、すぐそこにあったいすに座った
ふと、上を見上げてギコは唖然とした。
天井がものすごく高いのだ。
上の方はかすんで見えない
思わず口が開いた。
周りを見渡すと、ものすごい数の本があった。
そのかかには、いま(ギコのいた時代)は閲覧禁止になっているものもある
(まさか・・・・)
ギコは一冊を手に取った。
中には、ものすごい数の魔法がす記されていた。
「これ、借りてーなー」
ギコは借りてみることにした
「あのー、これかりれますか?」
さっきのAAと変わっていた。
「はい、借りれますよ」
ニコッとした笑みで微笑みかっけられた。
一瞬ドッキとした。
「俺の登録情報は?」
まさかとは、思ったがだめもとで聞いてみた
「お名前は?」
当たり前の質問が帰ってきた。
「ギコです」
名前を聞くとカウンターのAAがカタカタとパソコンを打ち始めた。
「ギコ様の登録情報は、氏名:ギコ・アンダーソン、国籍は魔法国家クレンダー
職業は黒魔道士となっておりますので貸し出しかのうです。」
どうやらギコは住民登録されているようだ。
「あの・・・住所とかわかりますか?」
ばかげた質問2だ
「住所?なんですか?それ?」
ばかげた質問はばかげた答えで帰ってきた。
「在宅地でしたら、あちらのワープホールをお使いください」
ギコは言われるがまま、ワープホールに乗った。

ブオンッ

気がつきとギコは自宅にいた。
ギコは夢だと思った。
その日、ギコは今日あったことを思い返しながら、寝床に着いた
もういちど、あの世界に行ってみようと考えていた。 いまはch暦20XX年12月13日だった。

Ⅰ、END


2、魔法のしるし
ギコは、先日の禁書庫に来ていた。
「もういちど、あそこへ・・・」
ギコは、あの本を探した。
今回はやけに見つかりにくい。
「ふぅ~」
探し始めて30分ようやく見つけた。
先日同様に、鍵で本を開ける。
同じように風でページがめくれた。
今回は、開いたページからテロップが表示された。
「ψ α ζ δ 」
意味不明な文字が表示され、今度は足元にぽっかりと穴が開いた。
気がつくとギコは、昨日と同じ場所にいた。
今回はやけにひとがいる。
昨日よりもにぎわっていた
ギコは、思い切って外に出てみることにした。

ウィーン

自動ドアの機械音は現代と変わらない。
外へでたギコは、目をうたがった。
それは、自分が本で読んだ世界とそっくりだった。
そこは、紛れもない魔術師の世界だった。
「そういえば・・・」
ギコは、昨日のカウンターのAAが言ったことを、思い出した。
「あなたの職は黒魔道士です」
ギコの脳裏にある、呪文がよぎった。
それは、ギコが呼んだ本に書いてあった呪文。 「烈火:ファイアー・バード」
ギコは一番覚えやすかった呪文を唱えた。
ボッ!

ギコの目の前で、炎が燃え上がった。
「ウワッ!!」
ギコは思わずてをそむけた。
「キミキミ~!!」
遠くの方から、警察のような人が近づいてくる。
(やべっ)と思ったが、さっきの行動で、腰が抜けて動けない。
ギコは、あっさりつかまってしまった。
~アクリンドベル警察、取調室~
ギコは尋問を受けていた。
トントンッ
ノックのおとが響いた。
ガチャ
尋問室の扉が開いた
「やっ!」
黄色のAAが入ってきた。
「君だね?街中で炎上魔法をつかったってのは?」
どこかで、見たことのある顔だった。
黄色い姿、透き通った黒い瞳・・・・
「おまえ、まさか・・・・」
ギコが口を開いた。
「モララーか?」
ふと、頭をよぎった名前を口にしたギコ。
すると、下を向いていた顔が正面を向いた。
「そういう、君はギコじゃないか!ひさしぶり~」
本人モララーだった。
「なんで、お前がこんなところにいるんだよ?」
ギコは、モララーに聞いた。禁書庫に入れたのはじぶんだけだったはず
「いや~、本に呼ばれてね」
フゥ~と長い息を吐いたモララーは・・
「それは、2週間ぐらい前だったかな?電話がかかってきたんだよ携帯に」
モララーは話し出した、なぜ自分がここにいるのか、
どうやてきたのか。
「なんでも、図書館に来てくれ、ネーノに聞けばわかる、とか言われて
で、俺図書館に行ったわけよ、そしたらネーノさんに・・・・」
「まてっ!」
ギコの言葉が、モララーをとめた。
「そこから先は俺でもわかる。ネーノさんにかぎ渡されたろ?」
俺と同じことだ、どうやらモララーも、禁書庫に入って本を読んだらしい
「で、ここにきた?だろ?」
図星のようだ。
「で、お前なに使えるわけ?」
ギコは、モララーに聞いてみた。
「みたい?じゃあまずは、ここからでなくちゃね」
モララーが尋問室の扉を開けた。
「いいのか?」
「大丈夫!俺ここの所長だから」
そういうと、二人は外へでた。


2 END


3 それぞれの力
~アクリンドベル警察署:ウラ:~
「おい、こんなことろで、何するつもりだ?」
ギコは、モララーに聞いた。
モララーはりんごを並べている。
「みてて、いいから」
そういうと、モララーと、ギコはりんごから少し離れた。
モララーがりんごの方に手をかざした。
「空魔:閃:!!!」

スパパパーン

りんごが、切れた、触れていないのに。
「これが、ぼくのちから、空間呪文だよ」
へへへっ、と笑いながらこちらを向いた。
「じゃぁ、ギコあれを焼きりんごにしてよ。」
どうやら、ギコに魔法を使えといっているようだ。
「しゃぁねーな」
ギコは、先ほどと同じ呪文を唱えた、さっきよりもより鮮明におもいだしていた
「炎爆鳥火:ファイアー・バート!!!」
さっきよりも、より強い炎がでた。

ゴゴゴゴゴゴオッ

ギコのてから、放たれた炎が鳥に変化し、りんごへ突進した。
りんごはあっというまにごげた。
「あちゃちゃ~」
モララーが変わり果てたりんごをひろった
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