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Nightmare City -Catastrophe-(アース)

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「き、、、君は、、、!?」 研究員がギコに声をかける。 「早く!!早く俺をあっちの世界に戻してくれよ!!」 ギコが言う。時は一刻も争う。はやくしないとしぃが、、、 「ま、待て!!とりあえず話を、、、」 「うるせぇ!!しぃを、、、助けに行くんだ!!」 「しぃ、、、?」 研究員が言う。 「なんだ、、、しぃを知ってんのか!?」 ギコが問う。研究員は首を横に振る。 「いや、、、なんでもない、、、」 と、ギコはその男の声に聞き覚えがあった。この声は、、、 『それがお前の望んだ結末なのか?』 ・・・あの声だ、、、と言うことは、、、 「お前、あの時俺に声をかけた、、、」 「そうだ、私がサザンだ。あの時はお前に名前を教えなかったな、、、」 サザンが言う。 「私はノーザンです」 サザンの後ろにいた研究員が言った。 「全く、、、、あっちの世界から戻ってくるとはたいしたものだな、、、」 「なぁ、何でもいいから俺を早くあっちの世界に送ってくれよ!!早くしないとしぃが、、、みんなが、、、!!」 ギコが言う。 「いや、、、それはだめだ、、、。あっちの世界は危険すぎる、、、」 「大丈夫だ!!俺は、あそこのモララーってやつに勝ったんだ!!次も勝てるはずだ!!」 「何、、、モララーに勝った、、、?」 サザンが信じられないと言う口調で言う。 「ならば、、、、あそこの世界を救えるかもしれない、、、」 「な、なんだよ、、、何のことだよ!?」 ギコが問い詰める。 「実は、あそこの町にはコンピュータで制御されているプログラム、、、『AI』 というプログラムなんだが、、、そのプログラムは5体あって、町を管理していた。 しかし、昨日反乱を起こし、町の人々を襲った、、、そして、その中で一番強いのが、、、 NO.1 AIプログラム『M』・・・モララーだ」 ギコは信じられなかった。あいつがプログラムだって? 「モララーに勝った君なら、、、そちらの世界に送ってもいい」 「ほ、本当か!?」 「あぁ、しかし、、、、」 「な、何だよ!?」 「いや、、、そちらに送ってやる代わりに、ひとつ条件を出す」 サザンが言う。 「みんなを、、、まだ生きている生存者達を、、、救ってやってくれ、、、」 「・・・そんなの当たり前じゃないかよ!」 ギコが言う。 「じゃ、行ってくるよ!!」 ギコがカプセルの中に入り、再び眠りについた。 ~ギコ~ ギコが目を開ける。ここは、、、破壊された町。車も、家も、道路も、、、 でも、そんなの関係ない。 「、、、しぃ!!」 ギコが走り出す。しぃを助けるために。あの約束を守るために、、、 ~1さん&おにぎり~ 1さんとおにぎりはビルの屋上にいる。すでに傷だらけで壁に寄りかかっている 二人の前にいるのは、、、 「1さ~ん、ハァハァ、、、」 三体に分裂した八頭身。一人は長い鞭を持っている。 「もう逃がさないよぉ、、、1さんは僕のものだよ、、、」 「くそ、、、こんなところでこんなきもいやつらに殺されるのか、、、」 1さんが言う。こんなところで、、、 「1さん、、、僕、、、もうだめだ、、、」 おにぎりが言う。 「・・・いや・・・まだあきらめるな・・・」 1さんが言う。そう、最後まであきらめちゃだめだ、、、絶対に、、、 希望の光はどこかにある!! そう思った。そして、、、 願いは通じた。 「待ちなさい!!」 誰かが叫ぶ。八頭身三人が振り返ると、、、 赤い猫と青い猫、そして黄色の髪をした、猫の耳を生やした人が走ってくる。 「な、なんだこいつら、、、!?」 八頭身二体が突撃していく。 一体目は、赤猫の猛攻撃にガードしていた。 「ぐっ、、、」 八頭身が呻く。すかさず、赤猫は懐に飛び込んで、 「破!!」 といって、八頭身を吹き飛ばした。 「うわぁぁぁぁ!!」 八頭身がビルから落ちる。 二体目、攻撃はしたものの、相手にガードされ、足を上げられKO 「がはっ!!!!」 残った一人が鞭を振り回す。しかし、レモナはそれをかわし、、、 「破!!!!」 といって、八頭身の腹に一発重いパンチをした。 「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」 八頭身はビルから落ちていった。 1さんとおにぎりは唖然としている。 レモナたちが近づいてきた。そして、、、手を差し伸べて 「大丈夫ですか?」 と微笑んだ。 ~兄者ブラザーズ達~ 「くっそ、、、」 兄者たちは、橋の上にいる。後ろからは、白猫と赤猫、、、モナーとつーが迫ってくる。 「これ以上逃げるのは無理だな、、、」 弟者がボソリと言った。 「仕方ない、、、ここらでやるとするか!」 「OK!!」 弟者と妹者が同時に言う。 「アヒャヒャ!!ココラデトドメトイクカ!!」 つーが言う。 「そうモナね、一撃をきめるモナ、、、」 モナーも言う。 「いいか、、、行くぞ!!」 三人は同時に言うと、銃を構え、発砲した。 「そんなノロマの武器なんて当たらないモナ」 「アヒャ!!ソンナンデカトウトスルナンテヒャクネンハヤインダヨ!!」 モナーとつーがかわし、どんどん距離をつめてくる。 パァン、、、パァン、、、銃声が虚しく音を響かせる。 「アヒャヒャ!!ソロソロコロシテヤルヨ!!」 つーがそういうと光る刃をそれぞれ、兄者、弟者、妹者の肩と足に刺さった。 「ぐぅ、、、」 兄者が呻き声を上げる。もう立ち上がることすらままならない。 「そろそろ最後モナね、、、」 「アヒャヒャ!!マズソノオンンアカラコロシテヤルヨ!!」 二人が走ってくる、、、 もう勝てないのか、、、妹者が思う。頑張ったよね、私、、、もう、、、諦めてもいいよね、、、そう思った。顔を伏せた。 でも、、、 ギコ君も、、、フサ君も、、、それに、みんな、、、一生懸命頑張ってるんだ、、、 それに、私たちより危険な目にあってるかもしれない、、 なのに、、、私がこんなところで諦めてどうする! こんなところで諦めたら、もうみんなとも会えない、遊べない、そんなの、、、 いやだ!!! 「私は、、、私は、、、!!」 「私は、希望がある限り、戦い続ける!!!!」 妹者が顔を上げた。 「アヒャヒャヒャヒャ!!!!」 つーが最早10m前にいる。だめだ、この距離じゃかわされる、、、 もっと、、、もっと近づけて、、、、 「シネ!!!!!!」 つーが大きくジャンプする。いまだ、、、今しかない!! 「あなたがね」 妹者が呟くと、銃を構え、、、 「ナ、、、、」 撃った。 「がっ、、、」 つーの頭を貫通して、銃弾が飛んでいく。やった、、、倒した、、、妹者が目をつぶった。 「なかなかやるモナね」 えっ?妹者が顔を上げる。するとモナーがつーの亡骸を盾に、妹者に襲いかかった。 「死ね、モナ」 モナーが武器を振り落とす。 あぁ、、、私、、、ここで死ぬんだ、、、妹者がそう思い、目をつむった。 どうせなら、、、どうせなら、、、恋人作ってから死にたかったな、、、 ・・・ドゴォォォォォォン 大きな音が鳴った。でも、、、痛くない。 ・・・おかしいな、、、少しぐらいは痛いんじゃないのかな、、、? 妹者が恐る恐る目を開けると、、、 そこには、横たわっているモナーの姿があった。血だらけである。 「いったい、、、?」 妹者が呟く。 「まったく、大変だな~」 「・・・え?」 振り向くと、、、 そこには、毒男、ヒッキー、そしてバズーカを持った 緑色の猫、そして青色の猫がいた。 「お、お前ら、、、?」 兄者が言う。 「フン、、、タマニハオレニモメダタセロヨナ、、、」 毒男がボソリと言った。 ヒッキーが笑って、 「さぁ、そんなところにいないで、早く行きましょう」 と言った。 「あ、あぁ、、、そうだな、、、」 そういって兄者は後ろをちらりと見て毒男たちについていった。 弟者と妹者もその後ろについていった。妹者は後ろを振り返り、思った。 そう、、、希望はまだある。まだ私たちは、、諦めない!! ~フサ~ 「いってててて、、、」 フサは街路を歩いている。モナーからやられた傷はかなり深い。 「このままじゃ、、、俺、、、死ぬかもな、、、」 フサがうつむく。もう、、、ギコとも会えないかもな、、、 そう思っていると、どこからか誰かの声が、、、 「、、、今の声は、、、!!」 そういうとフサは駆け出した。 ~ギコ~ ギコも、街路を歩いている。しぃはどこなんだろう、、、 早く見つけないと、、、ギコはあたりを見渡す。 「くそっ、、、」 ギコが曲がり角を曲がった。その先には枯れた木があった。 あそこは、昨日フサと遊んだ公園の木、、、そう思っていた。 その木の根元には、、、 「、、、!し、しぃ!!!」 そう、あのピンク色の、しぃがいた。やっと会えた、、、 「しぃ!!」 そう叫ぶと、ギコは一気にダッシュした。 ~しぃ~ しぃは俯いている。もう歩くのも疲れてきた。足ではなく、精神的にだ。 もう、、、死んでもいいかな、、、しぃが思う。 ギコ君にももう会えないし、、、もういいか、、、、思った。 「しぃ!!!」 どこからか声が聞こえてきた。しぃは、あたりをすばやく見渡した。 まさか、、、そんな、、、でも、あの声は、、、 顔を上げると、そこにギコがいた。 ~ギコ~ 「しぃ!!」 ギコが言う。ほんとに、、、やっと会えた、、、 「しぃ、早く現実に戻ろう!!ここには、もう危険しかない!!」 と言ってギコはしぃの手を引っ張る。しかし、しぃはその手を振りほどく。 「しぃ、、、なんで、、、?」 「ギコ君ごめん、、、ほんとは、、、、私、、、、本当は、、、、!!!!」 しぃが何か言いそうになった。 「おい!!そいつに近づくな!!消されるぞ!!」 どこからか声がする。ギコが周りを見渡すと、フサがいた。 「フサ、、、?」 「そいつはAIだ!!あいつらの仲間なんだよ!!」 え、、、、?ギコの思考が一瞬停止する。 そんな訳ないだろ、、、、だって、、、しぃはあいつらから逃げていたんだ、、、 そんな訳、、、ギコがしぃを見る。しぃが俯く。 しかし、すぐに顔を上げた。その顔には恐怖の表情が浮かんでいる。 ギコも感じた。邪悪な、巨大な力が、、、後ろを振り向くと、、、 「ようやくいたか、、、この反逆者め、、、!!」 モララーがいた。なんてこった、、、、こんなに強くなってるなんて、、、 「ここで、、、、お前らを、、、殺す!!」 モララーが言うと、前よりも、さらに大きくなった剣を出す。 「くそっ、、、」 ギコが剣を出そうとする、しかし、それよりも先にしぃが立ち上がった。 「しぃ、、、」 ギコがしぃの顔を見る。しぃは、静かに微笑んでいた。 「ごめんね、ギコ君、、、今度は、私がギコ君を守る番だからね、、、」 しぃは、そういうと目を閉じ、、、 手から、青白く輝く弓を取り出した。 またもギコの思考が停止した。 え、、、なんでしぃが、、、 そう考えている間にも時間は進んでいく。 しぃが弓矢を放つ。しかし、モララーはそれらを余裕でかわし、突っ込んでくる。 モララーが大きく跳躍した。すかさずしぃがそこに弓を放つ。しかし、モララーの剣で弾き飛ばされる。 やばい、、、このままじゃやられる、、、 「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」 ギコが右手から剣を出す。そしてモララーに切りかかった。 「ふん、、、、死に底ないが、、、」 「うるせぇ、、、、俺はしぃを守るって言ったんだ、、、!!」 しかし、ギコの心のなかでひとつの声が反響する ―お前はそれでいいのか?あいつはお前にうそをついたんだぞ― 、、、あぁ、でも、、、俺は、、、俺は、、、 ―あいつは裏切り者だ、、、そいつを守ってなんになる?― うるせぇ、、、うるせぇ、、、!!! 「どうした?力が入ってないぞ?」 不覚にも、モララーの声で目が覚める。 「うるせぇ、、、」 ギコはそういうと、剣を弾き飛ばし、二人は激突した。 壁伝いに上り、空中にいるモララーに剣を振り下ろした。 しかし、手ごたえがない。 ―ッ残像、、、― モララーは後ろに回り、ギコを背中から切りつけた。 「、、、、ギコ君!!」 「ぐあぁぁぁ!!!」 ギコは地面に叩きつけられた。 間一髪、剣でガードしたので致命傷にはならなかったのだが、あまりにもダメージが大きすぎる、、、 「終わりだ」 モララーが空中から剣を投げつける。 あぁ、、、もう死んだな、、、ギコは目を閉じた。 どうせ死ぬなら、、、もう一回ぐらい、、、しぃの笑顔を見たかったな、、、 ―――おかしい、もう五秒もたった、もう、、、俺は死んだのかな? 目を開けるのが怖い、しかし、ギコは恐る恐る目を開けた。 しぃが上に覆いかぶさっていた。その背中には、、、 もららーの剣が突き刺さっていた。 「ギコ君、、、」 しぃが言った。声がかなりか細い。 「ごめんね、、、ギコ君、、、」 そういうと、しぃは笑顔を作った。 そして、、、、消えていった。 ・・・ギコの思考は完全に停止した。 何も見えない、何も聞こえない、ほほに涙が伝う。頭に残るのはただ一つ ―しぃが、、、、しぃが死んだ― 最後に、、、俺に、、、笑顔を見せて、、、 頭に、誰かが話しかけてきた。 ―どうした、元気がないな?― あたりまえだ、、、世界で大事な人が死んだのだから、、、 ―お前は、仇を取らないのか、、、?― だって、、、しぃはもういない、、、どうやっても生き返りはしない。 ―、、、それが、、、お前が望んだ結末なのか、、、?― この言葉に反応する。この声は、、、 「、、、サザン?」 ―あぁ、そうだ、また会ったな― ―で、、、これがお前が望んだ結末なのか、、、?― そんな訳ないだろ、、、こんな終わり方じゃ死んでも死にきれない、、、 でも、、、俺は、、、しぃを守るっていった。だけど、、、そのしぃは、、、 ―自分で決めるんだな、、、自分の道は自分で― ギコの頭の中に、文字が浮かんできた。 ―AIプログラムNO.0を助けるのか?YES/NO― ギコは迷った。どうしようか、、、しぃは、、、あの時、、、俺に嘘をついた。 そんなやつを助けてどうなる、、、? ギコが思う。そうだ、あいつは嘘をついた。 でも、、、ギコが思う。 あいつは、、、しぃを、、、俺は、しぃを守るって約束した、、、!!! だから、ここで逃げるわけには行かない、俺は、、、最後まで戦い続ける!! 「YES」 ギコが呟く。 ―ふっ、やはりそっちを選んだか、、、その負けん気があらば、勝てるさ― あぁ、、、勝ってくるよ、、、あの、悪夢に、そして、、、この町にも!! ギコが目を開ける。 まだ、しぃの破片が飛び散っていた。 ギコは、それを一つ掴むと言った。 「言っただろう、、、俺は、、、君を守るって、、、、!!!」 ギコの姿が変身した。猫の姿から、どんどん変わっていく。体に力があふれてくる。 ギコは、人間の姿になっていた。ただし、耳と尻尾はついていたが。 「モララー、、、お前は俺を許さない!!」 「そして、、、俺はもう誰も傷つけない!!」 そして、ギコは手から青白く光った剣を取り出した。不安定な形ではなく、ちゃんとした、 形になって。 「モララァァァァァ!!!!!」 そういうと、ギコは一回の跳躍でモララーの懐まで飛び込んだ。 「この、、、」 モララーがかろうじて受け止める。 ギィン!!キン!! ギコとモララーのバトルは止まらない。ただし、ギコが圧倒的に有利だ。 「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」 ギコが一振りする。モララーが吹っ飛ぶ。そのまま下に落ちて、ビルの中に入る。 ギコもそれに続いていく。 「終わりだ!!!モララー!!!!!」 「くそ、、、くソ、、、、クッソーーーーー!!!!!」 ギコは、剣をモララーに突き刺した。その瞬間に、 悪夢は終わった。 ものすごい爆発のあとに、すべての場所が強制ログアウト状態になった。 勝った、、、ギコが思う。 モララーに勝った。 ギコの体から、しぃの破片が飛び出す。 その破片はどんどん人の形になって、、、 しぃになった。ギコみたく、半分人間の姿になって。 無意識に手を伸ばした。しぃも手を伸ばしてくる。 指先が触れそうだ、、、あと少し、、、 、、、触れるか触れないかしたうちに、しぃの体は指先から見る見る消えていく。 しかし、しぃはそんなこと分かっていたかのように穏やかな表情だ そして、、、しぃは、、、 ―やめろ、、、― ギコにむかって ―やめてくれ、、、― 今までで最高の ―いやだ、、、― 笑顔を作って、、、 ―消えないでよ、、、― 消えてった。 「しぃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」 ギコが涙を流す。そして、、、 ログアウトされた。 どこからか声が聞こえる。しかし、ラジオの電波が合わないかのように、その声は ひどく不安定に聞こえてきた。 「みんなは目覚めたか?」 「はい、しかし、若干一名は、、、」 一名、、、誰のことだろう、、、?そしてここは、、、? ギコは目を開けた。ここは、あの研究所だった。 「おぉ、目が覚めたか!?」 その声はサザンだった。 「あぁ、、、なんとかな、、、」 ギコは、悲しげな声で答えた。 「そうか、、、それは良かった、、、」 サザンも、その気持ちが分かったように静かな声で答えた。 「でも、もう終わったんだ、、、あの悪夢の町からみんな開放された!!」 ノーザンが明るい声で後ろから話しかけてきた。 「みんな目が覚めたし、みんな元気だよ!!」 「・・・そうなのか、、、って、つまり、、、」 「そう、俺たちは生きてるぜ」 後ろから懐かしい声が聞こえてきた。 振り向くと、そこにはフサ、1さん、おにぎり、兄者、妹者、弟者がいた。 「、、、みんな、、、」 ギコが、涙をためて言った。 「また、、、遊べるんだな、、、」 そういって、ギコは笑顔を作った。 「あぁ、そうだぜ」 といって、フサもにやりと笑った。 よかった、、、みんなが生きてて、、、しかし、ギコの心の奥にはまだ心に引っかかることがあった。それは、、、 「・・・しぃ、、、」 ギコがボソリと言う。もう、、、あの笑顔も、、、温もりも、、、もう、感じられないのか、、、 「おい、何湿気た顔してんだよ」 これも、聞き覚えのある声だが、、、少し悪寒が走った。 「仮にも、お前は俺を倒した男、そうだろ?」 ギコは思いっきり振り返った。その拍子で少し首を痛めた。 「お、おまえ、、、」 そこには、紫色の髪をした少年、、、そしてあの声は間違いなく、、、 「、、、モララー!!」 「久しぶり~」 モララーが陽気に答える。でも、モララーは俺が倒したはず、、、なのに、なんで? 「ちょっと待つモナ」 「ソウダヨ、アタシタチモイルンダカラネ」 「そうだよ~、1さん」 みんなが一斉に声のほうに振り向く。そこには、、、 白髪の髪の少年、赤色の髪の見るからに気の強そうな女の子、そして、白色の髪ののっぽの 少し気持ち悪い少年がいた。それぞれ、モナー、つー、八頭身である。 「なんで、、、」 みんな一斉に聞いた。 「それはだな、、、」 サザンがみんなの質問に答えた。 「あっちの仮想世界にいた人たち、、、あのAIは、実は人間だったんだ、、、」 「へぇ、そうだったのかぁ、、、、って、えぇぇぇぇぇ!?」 「あぁ、、、君たちと同じコンピュータに入ってもらって、同じ世界に行かせたんだ そして、その世界の管理を行っていたのだが、、、」 「実は、機械にウィルスが入って、『守る』機能から、『壊す』機能に変わってしまって、、、」 「え、、、?」 でも、しぃは破壊などしていなかった。 「じゃぁ、、、しぃも感染していたのか、、、?」 ギコが問う。 「いや、それが違うんだ」 サザンが答える。 「実は、AI NO.0だけは、そのウィルスに汚染はされなかったんだ」 「そうだったのか、、、だからしぃは、、、」 だからしぃは、みんなを守ろうとしていたのか、、、 「そして、AIたちは暴走し始めた。ギコ君たちが止めてくれなかったら、今頃どうなっていたことやら、、、」 「いや、、、なんと言うか、、、悪かったな、、、」 モララーが小声で謝った。 「、、、まぁいいさ、すんだことだし」 ギコが素っ気無く答えた。 「ん、、、待てよ、、、みんなが戻ってきたってことは、、、?」 ギコは、突然閃いた。 「しぃも、、、しぃも戻ってきたんだな!?」 「あぁ、、、今は意識がないが、そのうちに目が覚める、、、」 サザンがそういったとき、ノーザンが駆けつけてきた。 「サザンさん!!NO.0が目を覚ましました!!」 「そうか、、、では迎えは、、、ギコ君、君が行ってくれたまえ」 「え、、、おれが、、、?」 「当たり前だ、君が一番会いたいだろう?」 「あぁ、、、もちろんだ!!」 そして、ギコはノーザンが出てきた扉に駆け寄る。そして扉を開けた。 まぶしい光が目を射る。しかし、その光は暖かかった。 そして、その先にいたのは、、、 「ギコくん」 ギコの、一番大事な人が、さっきよりも、とびっきりの笑顔で、笑っていた。 Nightmare City -Catastrophe- -fin

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