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Nightmarecity ~ギコ編~

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作:ヤマサン

ギコ編 2005/03/30(水) 21:07:54

「この都は腐ってるな・・・」ギコは青空に向かって吐き捨てた・・・
「真実と言う名の光を求め」 「この偽りの町を出よう」 「必ず君を護るから」
ギコ「ゴルァ!しぃ、この町から出るぞ!」 ギコはしぃの腕を掴んで走った。
しぃ「・・・ギコ君・・・」しぃは何故か心配気な顔つきだった。
ギコ「・・・?どうした?しぃ?」走りながらギコは聞く。
しぃ「・・・ううん。何でも無い。」 その二人の後ろで、モララーが目を光らせていた。
モララー「・・・逃がさないからな。一人残らず・・・。」
モララーは手から剣を出し、飛び立った。

そのころ、ギコとしぃは大橋に辿り着いていた。
ギコ「ここを超えればすぐだ。走り抜けるぞ!」
モララー「そうは行かないからな。」
走る二人の前にモララーが切りかかった。
しぃ「きゃぁぁっ!」
ギコ「しぃ! ゴルァ!誰だ、お前は! 早くここを通せ!」
モララー「悪いが、この先には進めないからな。君達は逃げようとしたからここでぼくが殺すんだからな。」
ギコ「チッ・・・何だか知らないが、戦うしか無さそうだな!」
ギコは道路標識で戦いを挑んだ。とても無謀だったが、それしか無かったのだ。
モララー「クックックッ・・・そんなもので勝てるとでも思っているのかい?」
ギコ「クッ・・・だがなぁ・・・負けられねぇんだよ!逝って良し!!」
ギコとモララーが切り会った。しかし勝負は明白だった。モララーの顔に笑みが浮かんだ。
ギコ「・・・ちっ・・・ちくしょう・・・!」
しぃ「ギコ君!」
ギコは意識を失い、大河に落ちた。
しぃ「ギコ君!ギコ君!!死なないで!」しぃの目から涙が零れ落ちた。
モララー「あっはっはっは!あっけなかったからな! あとは君を殺すだけ・・・簡単だからな!」
モララーが近ずいてくるが、しぃは悲しみと恐怖から動けなかった・・・。
・・・そのころ、河の底で・・・
ギコは生死の境をさまよっていた。 しかしその耳に、聞き覚えのある声が聞こえていた。
?「これが・・・か」    ・・・え?・・・
?「これが貴・・・の・・・末か」   ・・・何だって?・・・
?「これが貴様の望んだ結末か!?」   ・・・違う・・・
?「ならば抗え!あのままで良いのか!?」 遠くでモララーがしぃを殺そうとしていた。
ギコ「・・・良くない!あのまま引き下がってたまるか!!必ずしぃを護るんだ!!!しぃ   にそう約束したんだ!!」
モララーがしぃに剣を振り下ろそうとしていた時、ギコがモララーに切りかかった。
ギコ「待てーーーっ!!!」その手には水から作り出した剣がにぎりしめられていた。
しぃ「ギコ君!」安堵と希望の表情になった。
モララー「へぇ・・・まだ生きてたんだ・・・それにその剣・・・楽しめそうだからな。」
ギコとモララーが切り結んだ。しかし、さっきのギコとは動きが全く違った。
モララー「こっ・・・こいつ!違うぞ!?」
ギコがモララーをいなした。そして二人とも同時のタイミングで切り会った。
モララー「うぐぅっ! ぐはぁっ!」
ギコ「しぃ、急げ!」
しぃ「あっ・・・う、うん!」
モララー「くっ・・・ま・・・待て・・・」

二人は町の出口まで来た。
いきなり、しぃが歩を止める。
ギコ「どうした? さぁ、早く行くぞゴルァ!。」
しぃ「ありがとう・・・でも・・・私は行けない・・・」しぃは涙を流していた。
ギコ「何言ってるんだ?さぁ・・・」ギコがしぃに腕を差し伸ばす。
しぃ「来ないで!!」
途端、そこら一面に聳え立つ壁が現れた。
ギコ「何だこれは・・・! しぃ!」 何とギコの足元の地面が徐々に消えていっている。
しぃ「私は大丈夫・・・早く・・・行きなさい・・・」 しぃの足元は涙の水溜りだった。
ギコ「そう言うわけに行くか!必ず護ると言っただろう!」その間にも地面は消える。
しぃ「・・・さよなら・・・」悲しさで声にならなかった・・・。
ギコ「すぐ戻るから・・・待ってろ、しぃ。きっとお前を救い出してやる。」
ギコは消え行く地面から飛び降りた。ギコは火を体にまとった。
しぃ「・・・・・・・・・」泣き続けるしぃの背後にモララーが迫っていた。
モララー「殺してやるからな。・・・一人だけでも、殺してやるからな!!」
モララーが飛び掛った。しぃは振り返った、そして手から弓矢を出した。
しぃ「生きてやる!あたしはギコ君が来るまで、あなたなんかに殺されなんてしない!」
モララー「なっ・・・何ぃ!お前もだと!」
しぃがモララーに矢を放った。
彼女は生き残った。
そしていつまでも待ちつづけた。ギコと言う名の幸せが来るまで待ち続けた―――

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