紅い月光が照らす道。
彷徨い続けるは、孤独な心。
過去の自分。
それを包み込む暗闇は、やはり月光に照らされる。
今日もまた一人、過去という呪縛に囚われて、心の涙を零しにやってきた。
「・・・母さん・・・。どうして・・・僕を置いて行ってしまったの・・・?」
一人ポツリと零す言葉が、絶望という名の暗闇の水面に波紋を描く。
そこから、ポワァーッと光りが溢れたかと思えば、少年の影を焼き付ける。
やがて、影が現実となるとき、少年の涙が笑顔へと変わる。
「お母さん!!お母さん!!合いたかったよ!!ずっと!!ずっと・・・。
ねぇ、ママ!!僕、良い子にするから!!頑張れる努力もするから!!戻ってきて!!」
そう、必死になって叫んでも、母親の幻影に手を触れることすら叶わず、母親は遠ざかっていく。
「待って!!置いていかないでッ!!お母さん!!!お母さん!!ママァッ!!!!!!」
彷徨い続けるは、孤独な心。
過去の自分。
それを包み込む暗闇は、やはり月光に照らされる。
今日もまた一人、過去という呪縛に囚われて、心の涙を零しにやってきた。
「・・・母さん・・・。どうして・・・僕を置いて行ってしまったの・・・?」
一人ポツリと零す言葉が、絶望という名の暗闇の水面に波紋を描く。
そこから、ポワァーッと光りが溢れたかと思えば、少年の影を焼き付ける。
やがて、影が現実となるとき、少年の涙が笑顔へと変わる。
「お母さん!!お母さん!!合いたかったよ!!ずっと!!ずっと・・・。
ねぇ、ママ!!僕、良い子にするから!!頑張れる努力もするから!!戻ってきて!!」
そう、必死になって叫んでも、母親の幻影に手を触れることすら叶わず、母親は遠ざかっていく。
「待って!!置いていかないでッ!!お母さん!!!お母さん!!ママァッ!!!!!!」
全力で母親を追いかけても追いかけても、辿り着くことはなかった。
それどころか、距離は遠のいていく。
モラ彦は、力尽きたのか、その場に倒れ込みつつも、遠のく母親に手を伸ばし
「お母さん!!お母さん!!ママ!!ママ!!」
鉛のように重くなった自分の体が、言うことを聞かなかった。
初めて覚える自分の体に伝わる熱と、重みを恨みつつ少年は涙を流し、声が枯れ果てるまで叫び続けた。
涙の泉も枯れ果て、少年の体は既に限界であった。
もう、母親を見ることは叶わない。
完全に絶望の泉に浸かろうとしたとき。
手に、微かな温もりが少年のその小さな手に伝わった。
落ち着きのある、それと同時に優しい香りに包まれて、少年は光りに包まれ眠る。
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・
優しい、鼓動の子守歌に守られて、少年は眠る・・・少年は眠る。
すっかり、安心しきった無防備な顔をして眠る。
まるで、今までのことが嘘かの様にぐっすりと眠りにつく。
それどころか、距離は遠のいていく。
モラ彦は、力尽きたのか、その場に倒れ込みつつも、遠のく母親に手を伸ばし
「お母さん!!お母さん!!ママ!!ママ!!」
鉛のように重くなった自分の体が、言うことを聞かなかった。
初めて覚える自分の体に伝わる熱と、重みを恨みつつ少年は涙を流し、声が枯れ果てるまで叫び続けた。
涙の泉も枯れ果て、少年の体は既に限界であった。
もう、母親を見ることは叶わない。
完全に絶望の泉に浸かろうとしたとき。
手に、微かな温もりが少年のその小さな手に伝わった。
落ち着きのある、それと同時に優しい香りに包まれて、少年は光りに包まれ眠る。
ドクン・・・ドクン・・・ドクン・・・
優しい、鼓動の子守歌に守られて、少年は眠る・・・少年は眠る。
すっかり、安心しきった無防備な顔をして眠る。
まるで、今までのことが嘘かの様にぐっすりと眠りにつく。
「ねぇ・・・アナタ・・・見て・・・。
モラ一ったら、可愛いのよ!
ほらっ!!私の手をこんなに握っちゃって!!
さっきまで、苦虫を噛み潰したような顔をしていたのに!!今ではすっかり天使の笑顔よ!!」
頬を赤らめ、やや興奮気味に女性は叫ぶ。
小さな指を握りつぶす勢いで・・・。
「・・・しぃ花。モラ一が起きちゃうだろ?
それに、その手・・・お前は可愛い息子を病院送りにさせるような怖い女になるぞ。」
はぁ・・・とため息混じりにそう言う男性の言葉にやっと気付いたのか、しぃ花は口をバッと押さえる物の
「ひどいはねぇ!!じゃぁ、アナタはモラ一を見殺しにするような男なの?」
「言ってろ」
男性がそう返すと、しぃ花はクスクスと笑った。
「ねぇ、見て!!もう!この子ったら手を放そうとしないのよ!!
ほら!!デコピンしてもこの通り」
「ヤメロって!一応病人なんだぞ!?」
モラ一ったら、可愛いのよ!
ほらっ!!私の手をこんなに握っちゃって!!
さっきまで、苦虫を噛み潰したような顔をしていたのに!!今ではすっかり天使の笑顔よ!!」
頬を赤らめ、やや興奮気味に女性は叫ぶ。
小さな指を握りつぶす勢いで・・・。
「・・・しぃ花。モラ一が起きちゃうだろ?
それに、その手・・・お前は可愛い息子を病院送りにさせるような怖い女になるぞ。」
はぁ・・・とため息混じりにそう言う男性の言葉にやっと気付いたのか、しぃ花は口をバッと押さえる物の
「ひどいはねぇ!!じゃぁ、アナタはモラ一を見殺しにするような男なの?」
「言ってろ」
男性がそう返すと、しぃ花はクスクスと笑った。
「ねぇ、見て!!もう!この子ったら手を放そうとしないのよ!!
ほら!!デコピンしてもこの通り」
「ヤメロって!一応病人なんだぞ!?」
しぃ花の行動に、苦笑する男性。
「ん~・・・パートに行こうかな~とか思っていたけど、こう握られちゃね~・・・。
明日は店長さんに怒られるかな。」
どこか楽しげにそう言うと、しぃ花はモラ一の小さな額に手を当て
「おやすみ。早く良くなってね。私達の天使・・・。」
そう言うとしぃ花は微笑み、頬にキスをし、微笑んだ。
「そんな恥ずかしい台詞をよく言えるな」
「あら?だって本当の事じゃない。
愛するアナタと私の子供何ですもの!」
そんな会話を繰り広げるたびに、モラ一の表情が緩まっていき、だらしなく開いた口からは滝のように涎を流す。
少年は夢を見た。
少年は、あの絶望の世界から脱した。
切っ掛けは人によって違う物。
「ん~・・・パートに行こうかな~とか思っていたけど、こう握られちゃね~・・・。
明日は店長さんに怒られるかな。」
どこか楽しげにそう言うと、しぃ花はモラ一の小さな額に手を当て
「おやすみ。早く良くなってね。私達の天使・・・。」
そう言うとしぃ花は微笑み、頬にキスをし、微笑んだ。
「そんな恥ずかしい台詞をよく言えるな」
「あら?だって本当の事じゃない。
愛するアナタと私の子供何ですもの!」
そんな会話を繰り広げるたびに、モラ一の表情が緩まっていき、だらしなく開いた口からは滝のように涎を流す。
少年は夢を見た。
少年は、あの絶望の世界から脱した。
切っ掛けは人によって違う物。
その時、凄く絶望感を味わっていても、生きていると良いことは沢山ある。
だが、それは当たり前すぎて気付くことが出来ない。
さて、次は誰が彷徨い気付くか。
完
練習です。
人の台詞とその描写(台本で言えばト書きでしょうか)や、それなりの雰囲気を出したいと思うのですが、どうも上手くいきません。
その点とあと、「ここはこうした方が良いんじゃないか」「この文章は要らん」「日本語が下手」等、どんな小さな事でも構いません。
あと、題名の付け方などのアドバイスを頂けたらなと思います。
大変厚かましいのですが、アドバイスや批評をよろしくお願いいたします。
だが、それは当たり前すぎて気付くことが出来ない。
さて、次は誰が彷徨い気付くか。
完
練習です。
人の台詞とその描写(台本で言えばト書きでしょうか)や、それなりの雰囲気を出したいと思うのですが、どうも上手くいきません。
その点とあと、「ここはこうした方が良いんじゃないか」「この文章は要らん」「日本語が下手」等、どんな小さな事でも構いません。
あと、題名の付け方などのアドバイスを頂けたらなと思います。
大変厚かましいのですが、アドバイスや批評をよろしくお願いいたします。
まずは、投稿お疲れさん。貼ってる時は確かにドキドキするもんだよな。
もしIEから普通に投稿してて、ちゃんと書き込めたか不安になりながらやってるとかなら
専ブラにここの板を登録して投稿していくと凄くやりやすくなると思う。
では、話の内容について。
イマイチ、分かりにくい部分もあったけどコレは恐らく転生物なのかな?
前世の記憶が残っている赤ちゃんの話と思ったんだけどソレでイイ?
それを前提に話していくけど、とりあえず読んだ印象は分かりにくい。
そして、文章の統一性がたまに崩れて、読んでてひっかかる。
もしIEから普通に投稿してて、ちゃんと書き込めたか不安になりながらやってるとかなら
専ブラにここの板を登録して投稿していくと凄くやりやすくなると思う。
では、話の内容について。
イマイチ、分かりにくい部分もあったけどコレは恐らく転生物なのかな?
前世の記憶が残っている赤ちゃんの話と思ったんだけどソレでイイ?
それを前提に話していくけど、とりあえず読んだ印象は分かりにくい。
そして、文章の統一性がたまに崩れて、読んでてひっかかる。
<一人ポツリと零す言葉が、絶望という名の暗闇の水面に波紋を描く。
そこから、ポワァーッと光りが溢れたかと思えば、少年の影を焼き付ける。>
こういう少し難解気味なというか回りくどい表現をしている時はなるべく
擬音は入れずに文章の雰囲気を壊さない方が世界に入り込みやすい。
それから幻の世界と言えど、暗闇の水面とか触りのイイ言葉だけ並べた
想像が出来ないような物は作り出さないのが懸命だ。
もし、ありえない物を作るならそれを読者に納得させる書き方がいる。
〈少年が一人ごちた言葉は、絶望という名の暗闇に更なる淀みを生み、その淀みが波紋を作り出した。
波紋は水面に揺らぎ、暗闇をたたえた水面は少年の声に呼応するかのように光を湧き上がらせる。
その光が、今まで暗闇の中のか細い声でしか無かった少年の姿を影として浮かび上がらせた。〉
あんまりポエムな感じの書き方は得意じゃないのでイイ例が提示できないけど
詩的な文は語感が大事だから声に出して流れを試して、更に字面も確認するとイイと思う。
そこから、ポワァーッと光りが溢れたかと思えば、少年の影を焼き付ける。>
こういう少し難解気味なというか回りくどい表現をしている時はなるべく
擬音は入れずに文章の雰囲気を壊さない方が世界に入り込みやすい。
それから幻の世界と言えど、暗闇の水面とか触りのイイ言葉だけ並べた
想像が出来ないような物は作り出さないのが懸命だ。
もし、ありえない物を作るならそれを読者に納得させる書き方がいる。
〈少年が一人ごちた言葉は、絶望という名の暗闇に更なる淀みを生み、その淀みが波紋を作り出した。
波紋は水面に揺らぎ、暗闇をたたえた水面は少年の声に呼応するかのように光を湧き上がらせる。
その光が、今まで暗闇の中のか細い声でしか無かった少年の姿を影として浮かび上がらせた。〉
あんまりポエムな感じの書き方は得意じゃないのでイイ例が提示できないけど
詩的な文は語感が大事だから声に出して流れを試して、更に字面も確認するとイイと思う。
モラ彦が何故、モラ一になったのかが分かりにくい。
事故なのか、母親に殺されたのか、そもそもモラ彦は現実世界に生きていたのか?
俺としては、モラ彦が母親に堕胎された命でも面白いかなとか思うけど
ブラック過ぎるかなとも思うので、まぁ個人の好みだろう。
<お母さん!!お母さん!!合いたかったよ!!ずっと!!ずっと・・・。
ねぇ、ママ!!僕、良い子にするから!!頑張れる努力もするから!!戻ってきて!!>
合いたかった→会いたかった。短い話の割に誤字が全体的に幾つもあるので
書きあがった後、作品を見直す時間を取って精度を上げることをお勧めする。
頑張れる努力もするから…ってのが意味が不明。
モラ彦が取り乱して言ってる事が不明瞭なのを表したいのかもしれないが
それなら、モラ彦の言葉は最初からどもったり詰まったりしていると分かりやすい。
そうではないのなら、同じ事をわざと繰り返させてみると必死さの演出が出来ると思う。
〈ねぇ、ママ!!僕、良い子にするから!!もっともっと頑張るから!!
いっぱいいっぱい努力もするから!!お願いだから!!お願いだから戻ってきてよー!!〉
事故なのか、母親に殺されたのか、そもそもモラ彦は現実世界に生きていたのか?
俺としては、モラ彦が母親に堕胎された命でも面白いかなとか思うけど
ブラック過ぎるかなとも思うので、まぁ個人の好みだろう。
<お母さん!!お母さん!!合いたかったよ!!ずっと!!ずっと・・・。
ねぇ、ママ!!僕、良い子にするから!!頑張れる努力もするから!!戻ってきて!!>
合いたかった→会いたかった。短い話の割に誤字が全体的に幾つもあるので
書きあがった後、作品を見直す時間を取って精度を上げることをお勧めする。
頑張れる努力もするから…ってのが意味が不明。
モラ彦が取り乱して言ってる事が不明瞭なのを表したいのかもしれないが
それなら、モラ彦の言葉は最初からどもったり詰まったりしていると分かりやすい。
そうではないのなら、同じ事をわざと繰り返させてみると必死さの演出が出来ると思う。
〈ねぇ、ママ!!僕、良い子にするから!!もっともっと頑張るから!!
いっぱいいっぱい努力もするから!!お願いだから!!お願いだから戻ってきてよー!!〉
題名つけるのは俺も苦手、でも苦手だと言ってつけないでいるともっと苦手になる。
なので、無題で逃げずに下手でもイイからつけていくと、その内、慣れたりコツがつかめるかもしれない。
題名の付け方は幾つかあるけど、俺の中でスタンダードなものを挙げておく。
一つはストレートな題名。読まなくても内容が想像できるような、レポートの題名のようなパターン。
〈過去に囚われていた少年が呪縛から逃れるまで〉
〈現実の温もりによって幻の中の暗闇から抜け出した少年〉
次は作中に登場したものからつける題名。キャラ名でも小物でも、セリフでも何でもイイので印象に残したいものを使うパターン。
〈あの絶望の世界から〉〈彷徨い〉〈ママ〉〈紅い月光が照らす道〉
なので、無題で逃げずに下手でもイイからつけていくと、その内、慣れたりコツがつかめるかもしれない。
題名の付け方は幾つかあるけど、俺の中でスタンダードなものを挙げておく。
一つはストレートな題名。読まなくても内容が想像できるような、レポートの題名のようなパターン。
〈過去に囚われていた少年が呪縛から逃れるまで〉
〈現実の温もりによって幻の中の暗闇から抜け出した少年〉
次は作中に登場したものからつける題名。キャラ名でも小物でも、セリフでも何でもイイので印象に残したいものを使うパターン。
〈あの絶望の世界から〉〈彷徨い〉〈ママ〉〈紅い月光が照らす道〉
それから読んだ後で意味の分かる題名。
読む前に内容は推測できないし、読んでる最中も何でこんな題名なんだか分からないけど
読み終わってみると、ああ、そういう事だったのかとわかるようなパターン。
作品の不可解な雰囲気からいって、一番のお勧めはコレ。
〈2人のママ〉〈戻れない暗闇、迎えくる光〉〈絶望の先にあるもの〉
でも読んだ後で意味の分かる題名を文章が出来てからつけると大抵、本文の見直しを迫られる。
どういう事かというと、その題名の意味を強調したり、題名の意味に最後に気付けるようにわざと
必要な情報を隠そうとしたりすると見直しが必要になってくる事があるせいだ。
どうしても題名を付ける事に困ったら、書いた文章のあらすじを作ってみるとイイ。
それをすると自分が一番、何を書きたかったのか分かるので、それを中心に題名がつけられると思う。
読む前に内容は推測できないし、読んでる最中も何でこんな題名なんだか分からないけど
読み終わってみると、ああ、そういう事だったのかとわかるようなパターン。
作品の不可解な雰囲気からいって、一番のお勧めはコレ。
〈2人のママ〉〈戻れない暗闇、迎えくる光〉〈絶望の先にあるもの〉
でも読んだ後で意味の分かる題名を文章が出来てからつけると大抵、本文の見直しを迫られる。
どういう事かというと、その題名の意味を強調したり、題名の意味に最後に気付けるようにわざと
必要な情報を隠そうとしたりすると見直しが必要になってくる事があるせいだ。
どうしても題名を付ける事に困ったら、書いた文章のあらすじを作ってみるとイイ。
それをすると自分が一番、何を書きたかったのか分かるので、それを中心に題名がつけられると思う。
沢山難癖つけたけど、実はまだまだつけたかったりします。
でも、一気にやると直す所が多くなって大変かもしれないのでこの辺で終了しておきます。
別に面白くないとか、読めないとかじゃなくて、こうしたらもっとイイのにと思っただけなので
落ち込まないで下さいね。
つまり、内容は悪くないと思ってるって事です。
書き慣れれば結構、イイのが書けると思ってますから頑張ってください。
でも、一気にやると直す所が多くなって大変かもしれないのでこの辺で終了しておきます。
別に面白くないとか、読めないとかじゃなくて、こうしたらもっとイイのにと思っただけなので
落ち込まないで下さいね。
つまり、内容は悪くないと思ってるって事です。
書き慣れれば結構、イイのが書けると思ってますから頑張ってください。