テレッテッテー

順平はレベルアップー

 

 

 

5/23

何? その可哀想な動物を見るような目は&
見るなよ&俺を見るなよ&

<反抗期編 6月~7月>

何だよ。何か用かい、リーダーさんよ?
ちっ…オレだってその気になれば…

おっす…
… …
あー、そういや、もうすぐ試験か…勉強してる?
…ふうん。まぁ、俺にはカンケーないけどさ…

オマエは相変わらず落ち着いてんな。
ま、実力充分のリーダーさんだからな。
どんなコトがあっても、取り敢えずテメーの身は守れるってワケだ。
あーあ、ヨユーですな。オレみたいなザコには羨ましいこって。

あん?何か用か?
俺もう帰るからさ、用ないんだったら話しかけんなよ。

あのさー、勉強の邪魔すんなよ。
オレはオマエみたいにホイホイ点が取れるヤツじゃないんでさ。
じゃーな。

屋久島は嬉しいけどさ、それとコレとは話が別だよなー。
あー、集中できねー。
んで、オマエは相ッ変わらずそうやってブラブラブラブラ…
まったく平和なヤローだな。

 

8/29

伊織「あぁー…2学期始まんの、もうマジすぐじゃん…」
伊織「つーか、来年もう高3だもんな&なんか、速えーよなぁ…」
伊織「あれ、あの子…」
ドレスの少女「…また、君?」(伊織慌てる)
伊織「あ、いや…」
伊織「つーか、驚いたな。覚えてたんだ、オレの事?」
ドレスの少女「そっちもでしょ…」
伊織「いや、君ホラ、割と目立つカッコだしさ…」(無視してスケッチブックに夢中)
伊織「あのさ…なに描いてんの?」
ドレスの少女「絵だけど?それが何?」
伊織「ああ、別にどうとかは…無いけどさ。」
伊織「ただ、そやって熱中できるモンがあんの、イイなと思って。」
ドレスの少女「意味なんて無い…ただ、描きたいから描いてるだけよ。」
伊織「ふうん、そっか…」(伊織去りつつ)
伊織「…それ、出来上がったら、オレにも見してくれよな。」

ドレスの少女「……。」

8/31

伊織「よう、またまた会っちゃったな。」
ドレスの少女「そっちが勝手に来るんでしょ。」
伊織「オレ、順平ってんだ。」
伊織「君、名前は?この辺に住んでんの?」(無視してスケッチブックをたたみ立ち上がり去ろうとする)
伊織「オイ、ちょっとその手!?」
伊織「待てって!ケガしてんじゃんかっ!」
ドレスの少女「ちょっと、この間から何なの!?用も無いのに付きまとわないで!」
伊織「そんな、放っとけっかよ!血ぃ出てんだろっ!?」
伊織「ほら、手出せって。縛ったりとかしないと。」
ドレスの少女「何を慌ててるの?」
伊織「はぁ?慌てんだろ、フツー。」
伊織「すぐ医者に見せろよ。てか、ついてってやろうか?」
ドレスの少女「……。」
ドレスの少女「…ヘンな人ね。」(去ろうとしつつ)
ドレスの少女「チドリよ。」
伊織「は?」
チドリ「私の名前。順平が訊いたんでしょ?」
チドリ「あの絵…もうすぐできるから。」
チドリ「私の描いたものは、私にしか分からない。でもそんなに見たきゃ…来れば?」


9/4

伊織「よっ、チドリ。」
伊織「この前のケガ、あれからどうした?」
伊織「え、アレ…傷は?跡も無い…?」
伊織「意外と軽かったのか…?」
チドリ「順平はさ…何をしてる時自分は生きてるって思う?」
伊織「え、さぁな…息してる時とか?」
伊織「ハハ、つか考えた事ねーや。」
伊織「チドリは、やっぱ絵描いてる時か?」
チドリ「どうかな…こんなの全部、ただの落書きだし…」
チドリ「自分の事なんて…分からない。」
伊織「そっか…」
伊織「隣、いっか?」(隣に座る)
伊織「オレさ、実は1コだけあんだよね。充実してっかなって、思える時がさ。」
伊織「まぁ、なんつーか、正義のヒーローやってる時かな?」
?
伊織「今日と明日の間にある誰も知らない時間…そこは、選ばれた力を持つものだけの戦場!」
伊織「影の怪物から人々を守るため、ヒーローは今日も戦い続ける!」
伊織「っとまぁ、そういう感じでさ、充実の瞬間っスよ!」
チドリ「……。」
伊織「えっと…鼻で笑ってツッコむとこだぜ?冗談だから。」
チドリ「それ…あなた1人で戦ってるの?」
伊織「お、おいおい、真に受けんなって。」
チドリ「誰も知らない時間の中なんでしょ?」
チドリ「なら…誰も知らなくて当然じゃない。」
!
チドリ「誰も知らなくて、誰も誉めてくれないのに、戦ってるんだ。」
チドリ「エラいね。ちょっと見直した。」
伊織「そう…かな?」
伊織「こんな話、信じてくれちゃうとは、思わなかったな…」
チドリ「ねぇ、それ、もっと訊きたい。」
!
伊織「なんか…不思議だよな、君。」
伊織「んーと…ま、いっか。じゃ、これ絶対ヒミツにしてくれよ?」
伊織「ペルソナって超能力みたいのがあってさ。それ使えるヤツだけが、怪物をたおせんだ。」
伊織「けど誰でもペルソナ使える訳じゃなくて、だから選ばれた何人かで戦うしかない。」
伊織「仲間はダチとか先輩でさ…こう見えても、オレ入ってからは連戦連勝なんだぜ?」
チドリ「へえ、楽しそうね。」
チドリ「順平が来てから連勝って事は、順平は、チームのエースみたいなもの?」
伊織「ま、まあな…」
伊織「リーダー的な役割…ってとこかな。」
伊織「とりあえず、オレがいないと始まんないって感じ?」
伊織「作戦はじまったら、みんなオレの指示で動くんだ。結構大変なんだよな、リーダーってのも。」
チドリ「……。」(スケッチブックをたたみ立ち上げる)
チドリ「ありがとう…順平。楽しかった。」
伊織「そ…そっか?」
チドリ「でももう時間。また明日…会いたいな。」(去る)

伊織「へへッ…また明日、か。」
伊織「…ヨシッ!!」

 

<11/22>
順平「おい、チドリ!どういう事なんだ、訳を聞かせてくれ!」
チドリ「…」
順平「こんな事する理由なんてねぇじゃんか!」
順平「そりゃ、オレあんま頭良くねえし、色々マズったかも知んないけどさ…」
順平「でも、俺たちが戦うのなんて、ぜってーオカシイって!」
風花「順平くん危ない!」
順平「おわっ!?」
チドリ「ちっ…」
順平「そんな…チドリ…」
明彦「下がれ順平!話が通じる状況じゃない!!」
風花「これ以上は危険です!」
風花「…気持ちはわかるけど、順平くん、今は下がって!」
戦闘開始
順平「チドリ!」
チドリ「触らないでって…言ったでしょ…」
順平「チドリ、教えてくれよ…なんで、こんな…」
チドリ「一番怖いのは…死ぬ事じゃない。」
チドリ「一番怖い事…」
チドリ「それは…執着してしまう事…」
チドリ「そうなれば失くすのが怖くなる。物だって、命だって、なんだって…」
チドリ「だから私たちは、いつだって今という時間を楽しむだけ…」
チドリ「…なのに順平は、私に、要らない苦しみを持ってきた…」
順平「え…?」
チドリ「順平と一緒に居ると、怖くなかったものが、なんでも怖くなる…」
チドリ「無くすのが怖い…死ぬのだって怖い…」
チドリ「一緒の時間が終わっちゃうのが…怖い…だから、私…」
順平「チドリ…?」
風花「この気配…!」
美鶴「どうしたっ?」
乾「アイツら、やっぱり…!」
明彦「出やがったな…死に損ないどもが!」
タカヤ「フゥ…」
タカヤ「チドリ…やはりもう駄目のようですね。君は彼らに毒されてしまった…」
順平「何が駄目だ!ふざけんなよ、この亡霊ヤロウが!!」
タカヤ「フ…亡霊などではありませんよ…」
タカヤ「生に執着などしなかった我々を、運命はそれでも生かした…」
タカヤ「私は選ばれたのです。」
順平「テメェ…」
順平「もう決めたぜ!テメェらにはもう、指1本触れさせねえ!」
順平「チドリはオレが、死んでも守る!」
順平「チドリ、オレと来い!こんなヤツらと居ちゃダメだ!」
タカヤ「…フッ。」
順平撃たれる…
順平「え…」
チドリ「順…平…」
風花「イヤァァァァァァ!!!!」
場面変わり病室(チドリの意識の中?)
順平「…!?」
チドリ「よかった…気が付いた。」
順平「チドリ…?」
順平「あれ…オレ、確か…」
チドリ「私…間違ってたみたい…」
チドリ「怖いのも、心が痛いのも、順平が居るせいだと思ってた。」
チドリ「だって、順平と会うまで、1度もそんな事なかったから…」
チドリ「でも順平に会って、私…初めて考えたの…」
チドリ「自分がどうしたいかって…」
順平「君の…したい事?」
チドリ「私…順平と一緒に居たい。ずっと一緒に居たい。」
順平「あ、えと、あの…」
順平「オ、オレだって、君と…」
チドリ「でも…辛いの…だって、あと少しだから…」
チドリ「私たちは、あなたたちと違う…」
チドリ「最初にペルソナを得たときから分かってた…ストレガが、命を失う日。」
順平「え…!?」
チドリ「考えたら、すごく怖かった…」
チドリ「自分が死ぬ日の事なんて、今まで1度も想像した事無かった…」
チドリ「死ぬって…もう会えないって事なのね…」
順平「チドリ…」
チドリ「だからね…これで良かったの。」
チドリ「順平は…こんな所で死んじゃダメ。」
順平「俺が…死ぬ?」
順平「えっ!?」
場面戻りタルタロス前
順平「…あっ!」
風花「順平くん!」
ゆかり「順平!」
順平「オレ…は…」
チドリ「よかった…」
明彦「信じられん…蘇生させたのか…」
風花「私のと逆…命を感じ取るんじゃなく、放出するペルソナ…」
風花「でも、それで人ひとりを蘇らせるなんて…そんな事したら…」
順平「チドリっ」
チドリ「聞こえる…順平の生きてる音…」
チドリ「トクン、トクンって…」
順平「え…?」
チドリ「これで私は…順平の中で、生きる…ずっと…一緒…」
順平「おい、チドリ…しっかりしろって!な、何言っちゃってんだよ…おい!」
チドリ「これからはね…私が…順平を、守るよ…ずっと…」
順平「あ…ああ、オレもだ!オレだって君を守るよ!」
順平「だから…!」
チドリ「やっぱり…いい気持ちだね…順平と居ると…いい気持ち…」
順平「チドリっ!」
チドリ「大好き…順…平…」
チドリ「あり…が…とう…」
順平「チ…ドリ?…うそだろ?」
順平「チドリ……返事してくれよ…」
順平「チドリィィ!!あああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

<12/10>

お前のせいじゃんか・・・・
そんなエラいもん抱えながら、気づきもしねえでさ…
お前が育てちまったんだろ!
お前のせいみたいなモンじゃねえか!!
何とかしろよ!!
お前特別なんだろっ!?

…くそ!!
分かってんだよ…けどさ…

こんな話、ホントはしたくねんだけどサ…
オレの親父…酒に溺れててさ…
いわゆる依存症ってやつ?
コツも知らねえのに、
土地だかでヘタ打って、それ以来な…
正直、ケーベツしてた…親父の事。
現実から目ぇ背けて、酒喰らってさ…
でも…親父のそういう気分…
今オレ、すげぇ分かんだよ!
解決しねえって分かってたって…
怖えモンは怖えんだよ!!

<戦闘>
*命令変更
しゃあねえな…

わかったぜ!(覚醒後)

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最終更新:2009年03月14日 00:17