Pico Magic

Pico Magic
1st Pleasure CD

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お願い!ぴこ魔神☆


ボンジョルノー!
ラストのボーナストラックでおなじみの、ぴこまりでっす!

突然ですが、こんな諺を知ってますか?
「犬も歩けば、棒も歩く」
そう、たとえ望まなくても、様々な困難があなたの元に訪れます。
もちろん No Welcome

このCDをGetできたLuckyなあなたには、
特別に<伝説の魔神>を呼び出す呪文を教えちゃいますぞ。

やっは しゃんてん(向聴) いぺー(一盃)じゃ のんのん
やっは しゃんてん(向聴) りゃんぺー(二盃)で ろんろん
やっは しゃんてん(向聴) いぺー(一盃)じゃ のんのん
やっは しゃんてん(向聴) りゃんぺー(二盃)で ろんろん

盲目的なら どうしよう 圧倒的だわ Aah Hah!
短絡的には 変わらない 屈辱的だわ Aah Hah!

やっは しゃんてん(向聴) いぺー(一盃)じゃ のんのん
やっは しゃんてん(向聴) りゃんぺー(二盃)で ろんろん
やっは しゃんてん(向聴) いぺー(一盃)じゃ のんのん
やっは しゃんてん(向聴) りゃんぺー(二盃)で ろんろん

利己的なら この世界 好戦的だわ Aah Hah!
感動的には 変われない 決定的だわ Aah Hah!

全体的に 根本的に 潜在的に 困っているのだ
最終的には 劇的に ぐっと素敵に 助けて欲しい

「お願いっ!ぴこ魔神☆」

どんなときでも、最後まで希望を捨ててはいけません。
心強い味方、「ぴこ魔神☆」が、必ずあなたを助けてくれるはずです

さぁ、メモのご用意はよろしいでしょうか?
呪文は正しく発音しないと効果がありませんので、
くれぐれもご注意ください。

<伝説の魔神を呼び出す呪文>

全体的に 根本的に 潜在的に 困っているのだ
最終的には 劇的に ぐっと素敵に 助けて欲しい

「M・A・J・I で お願い!ぴこ魔神☆」

やっは しゃんてん(向聴) いぺー(一盃)じゃ のんのん
やっは しゃんてん(向聴) りゃんぺー(二盃)で ろんろん
やっは しゃんてん(向聴) いぺー(一盃)じゃ のんのん
やっは しゃんてん(向聴) りゃんぺー(二盃)で ろんろん
やっは しゃんてん(向聴) いぺー(一盃)じゃ のんのん
やっは しゃんてん(向聴) りゃんぺー(二盃)で ろんろん
やっは しゃんてん(向聴) いぺー(一盃)じゃ のんのん
やっは しゃんてん(向聴) りゃんぺー(二盃)で ろんろん

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詩人バラッドの悲劇


最期の詩…

それはあまりにも素晴らしく
兵は街の恋人に詩って教えた
やがてその詩は 人から人へと伝わり
誰が綴ったかもわからぬ
その名もなき詩は やがて大陸中に広まった…

強く美しき時の女王
絶対的な権力の前に 誰もがひざまづく
来たる女王の誕生祭
その美貌を称える詩を捧げよと 一人の詩人に命じた…

女王は問う…
「この世で一番美しいのは誰じゃ?」
…しかし 彼は譲らない
「私の世界では、陛下は二番目にお美しい…」

「枯れてしまった花の美しさ…
それは、追憶という名の幻影…
朽ちることなく永遠に咲き続けられる庭園…
例え、気高く美しき薔薇でさえ…
花である以上、枯れてしまった花には及ばない…」

その詩に女王は激昂した
「そなた、余に枯れてしまえと申すのか!?」
宰相の合図一つで 兵達は詩人を取り囲んだ…

天才と謳われし詩人…彼の名はバラッド
今は冷たい地下牢の隅 最期の詩を綴っている…

処刑の刻が近づき 胸に薔薇の紋章を抱いた
牢番の兵は聴いてしまった 彼の綴った最期の詩を…

最後の鐘が鳴り終わり
処刑は厳かに執り行われる
最期の瞬間 思い出すのは…
故郷の空 風の匂い
今は亡き彼女と過ごした日々…

冷たい秋風が冬を導くように
旅の娘が一人 想い人を尋ねて流離う
どこか懐かしい その詩を口ずさみながら…

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辿りつく詩


天才と謳われし詩人がいた 彼の名はバラッド 本名は不明
今となってはその事実さえ歴史の闇の中…
後の世に 彼の再来と謳われる
盲目の詩人 ルーナは 静かに唇を開いた…

これより歌うは…ある娘が 大切なモノに辿りつく迄の詩
苛酷な旅よ 困難な途よ それでも娘は決して諦めなかった
物語は運命を呪うより 苦しくとも詩い続ける途を選ぶ
いづれ歴史が全てを葬りさろうとも 今は唯…瞳(め)を閉じて聴いておくれ

愛しい人よ アナタは何処に
手掛かりひとつなく
孤独な旅の 道連れの詩は
遠い空へ 霞んで消えた

天堕つる雨 手の平に
零れ落ちた雫(なみだ)…

幾つもの深い森を抜けて 険しい山を越え
町から街へ 知人(ひと)から他人(ひと)へと
想い人を 尋ね歩いた

天翔ける追想(ゆめ) 星空に
誓った接吻(やくそく)は…

「嗚呼…エンディミオ…」

虚ろな世界を 夕闇が包み込む
帰れぬ私は 独り何処へ往く

予言書が肯定する史実 争いの歴史
戦禍という名の爪痕 大地を灼き尽くす焔
家族…恋人…愛する者の消息も知れず
多くの者達が為す術もなく引き裂かれた時代

娘の旅は 道連れとなった詩を遡るように
とある城で牢番をしていたと言う男へ
そして…推測から確信へと辿りついてしまった
切なくも懐かしき調べ その詩を綴ったのは…

挫けそうな私をいつも支えてくれたのは
恋人(アナタ)が最期に遺してくれた この名も無き詩よ

「運命よ…例えお前が瞳から光を奪い去ろうとも、この唇からは詩を奪えない…」

辿りつく詩は 夕闇に陽を灯し
枯れてなお花は 凛と其処に咲く

嗚呼…吹き荒れる悲しみの…

嵐が訪れ 全て薙ぎ倒しても
大切なモノは 絶えず此処(ここ)に在る

──大切な人の 辿りつく詩…

君よ…大切なモノに辿りつく途を見つけたら もう迷うことなかれ

──大切な人の 辿りつく詩…

例え茨の途であろうとも 歌をくちずさめばそれもまた楽し

──大切な人の 辿りつく詩…

詩えない人生になど 意味はないのだから…

──大切な人の 辿りつく詩…

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雷神の系譜


世界を救いし隻腕の英雄亡き後
邪神が封印されし地に街を築き
自らが結界の役割を果たし
永き平和への礎と成す…

誇り高き右腕に刻まれし雷の紋章(あかし)
彼の者達の名は 雷神の民
伝承の謎 紋章の秘密
少年が描く軌跡 雷神の系譜

弱い者ほど徒党を組み
身代わりの羊を捜す
愛を知らない幼き日々は
灼けた石の痛み

ひとり唇噤んだまま
膝を抱えて耐えていた
雨も宿ればいづれ過ぎ去る
嵐もまた然り

されど輝やかざる紋章(しるし)
本当の強さって何だろう?
差し出された少女の小さな手が
とても大きく見えた…

黙したまま何も語らぬ歴史の手の平の上で
出会ってしまった少年と少女の物語
十年の歳月も一閃の雷が如く
過ぎ去ってしまえば刹那
今…黒の歴史が再び動き出そうとしている…

遠い空見上げて この胸を焦がす
浮かぶのは彼女の 愛らしい笑顔だけ
適わぬ想いと 識っていながら…

麗しの君は何故 一族の長の娘
部族一強き者の許へ
嫁ぐこと定めしは 変えられぬ民の掟

嗚呼…雷(ちから)無きこの腕じゃ 君のこと護れない?
想いなら誰にも負けないと
叫んでもその言葉 虚しくも風に消えた…

期は満ちようとしていた 長の娘も今年で婚礼を定められし齢十六
その誕生の日が差し迫り 一族の猛者達は競って名乗りを上げた
期は満ちようとしていた 邪悪なる波動が街全体を包み込み
空に立ち込めたる暗雲は 「三度目の嵐」の訪れを告げようとしていた…

(「どうなされました?お婆様…」)

「おぉ…何ということじゃ…!黒き法衣(ローブ)を纏いし者達の影が見える…
予言書の使徒、奴らを封印の深奥へ行かせてはならん、
邪神の封印を解こうとしておるのじゃ…!
いまや雷神様の血も薄れ、我らに扱えるは小さき雷のみ…
あぁ恐ろしいや…!天地を揺るがす強大な力じゃ…来るぞ…あぁ来るぞ…!」

地を割る咆哮 天を裂く爪牙 烈火の如く燃えさかる六対の翼
暗黒を宿した瞳に魅いられただけで 勇猛なる戦士が次々と倒れていった…

嗚呼…人間(ひと)とは神の前では かくも無力なモノなのだろうか…
誰もが深い絶望に呑まれかけていたその瞬間(とき)
ひと際眩い閃光が雷(ちから)無き青年の体を貫いた…

「覚醒めよ…勇敢なる右腕を持つ者よ…
直系の雷(ちから)を受け継ぎし者よ…
かつて私は邪神(やつ)を封印せし折、雷の槍を放ったが故右腕を失った…
今その雷(ちから)を開放すれば、右腕はおろか全身が吹き飛ぶやも知れぬ…
御主にその覚悟があるか?
…ならば今こそ覚醒めよ『雷神の右腕』よ!」

「ひとりでは耐え切れぬ、雷(ちから)でもきっと、ふたりなら大丈夫、私は信じる!」

暗雲を貫く雷 あの日出会った少年と少女は
今…二つの紋章(しるし)重ね合わせて 輝ける未来(とき)を紡ぐ…

「…ちゃん…ねえ…お婆ちゃん…お婆ちゃんったらぁ!」
「どうしたの?それからお話どうなったの?」
「おお…そうだったねえ、ごめんよ」
「その後、雷神様が邪神をやっつけたんだよね?ね?」
「さて、どうだったかねえ…昔の話だからもう忘れちゃったねえ…」
「えー、そんなのずるいよぉ」
「本当はね…本当は…雷神様の力なんてどうでも良かったんだよ…
その女の子は、初めて会いたときからずっと、その男の子のことが好きだったから…」

…そう言って微笑んだ祖母の瞳(め)は とても優しい色をしていた
…その時の事は今でも印象深く覚えている
…私は信じているのだ 雷神の系譜は途絶えていないのだと…

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Ark [Pico Magic Ver.]


信じてたその人に 裏切られた少女
逃げ込んだ楽園は 信仰という狂気
新しい世界へと 羽ばたける自己暗示
澄み渡る覚醒は 進行という凶器

最期の瞬間(とき)に廻った 歪な愛の記憶
脆弱な精神(こころ)が堪えきれず あの日嘘を吐いた…

律すれば律する程堕ちる 赦されぬ想いに灼かれながら
まぐわう傷は深く甘く 破滅へ誘う…背徳の箱舟(Ark)

「さぁ楽園へ還りましょう、お兄様…」

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魔女とラフレンツェ [Pico Magic Ver.]


鬱蒼と茂る暗緑の樹々 不気味な鳥の鳴き声
ある人里離れた森にその赤ん坊は捨てられていた

幸か…不幸か…人目を憚るように捨てられていたその子を拾ったのは
王国を追われた隻眼の魔女 <火焔系最高位>(Crimson)のオルドローズ

銀色の髪に 緋色の瞳 雪のように白い肌
拾われた赤ん坊はいつしか背筋が凍る程美しい娘へと育った…

流転こそ万物の基本 流れる以上時もまた然り
二つの楽園を巡る物語は人知れず幕を開ける…

悔しい…出してくれ…助けてくれ…

「ラフレンツェや、忘れてはいけないよ…」

銀色の髪を風になびかせて 祈るラフレンツェ 死者の為に
小さな唇が奏でる鎮魂歌(Requiem) 歌えラフレンツェ 永遠(とわ)に響け

時を喰らう大蛇(Serpens) 灼けた鎖の追走曲(Canon)
狂い咲いた曼珠沙華(Lycoris) 還れない楽園(Elysion)
蝋燭が消えれば 渡れない川がある
始まりも忘れて 終わらない虚空(そら)を抱く……

悔しい…出してくれ…助けてくれ…

亡者どもの声(Creature's Voice)
「オノレ、ラフレンツェ」…悲痛な叫びの不響和音(Harmony)
尽きせぬ渇望(Un Satisfied)
「ニクキ、ラフレンツェ」…呪怨の焔は燃ゆる

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魔法使いサラバント


三番目の記憶…

昔あるところに 恋人を亡くしたひとりの魔法使いがいた
彼が求めたのは 死者を甦らせる禁断の秘法
領分を侵す者に降りかかるのは 厄災のみと識りながら
何故人は求めるのか? 人智を超えた魔神の力を…

吹き荒ぶ風は砂を巻き上げて
若い旅人の行く手を阻む
旅の道連れは一頭の駱駝
砂丘(おか)を乗り越えて街へと向かう…

「魔法のランプが欲しくはないか?」
胡散臭い髭の男が囁いた
薄暗い路地裏での駆け引き
彼は男が持ち出した条件を飲んだ…

ランプを擦ると魔神が現れ 三つの願いを叶えれくれると言う
願い事を一つ譲るという条件で 彼はその有処を聞き出した
そのランプは 南西にある洞窟に封印されているという
片足が悪いという男の代わりに 彼は穴の中へと降りた…

砂漠の下には 大きな空洞
冷たい空気が 背筋を掠める
洞窟の奥には 妖しい祭壇
黄金のランプと 古びた絨毯
ランプを手に取ると 洞窟が崩れた
「ランプを早くこっちへよこせ!」男が叫んだ…

忘レモノハ在リマセンカ…?

暗い闇の中 懐かしい声を聴く
暖かな光 愛しい声を聴く

「貴方はまだこっちへ来てはいけないわ、遣り残したことがきっとあるはず…」

暗い闇の中 懐かしい声が言う
暖かな光 愛しい声が言う

「失われたモノの為に願うより、今目の前にあるモノを見つめて…」

目醒めれば砂が巻き上がる 砂丘(おか)の上で抱かれていた
黒髪の美しい少女 泣きながら微笑んでいた

「古の罪と罰の輪舞曲(ロンド)、ランプに閉じ込められていた…
愚かな私を出してくれた御主人様(マスター)、さぁ願いをどうぞ、叶えましょう」

三つの願い全て叶えたら少女は再び
唯冷たい砂の下で幾千の孤独に震える…

そして彼は願った…

吹き荒ぶ風は砂を巻き上げて 若い旅人の行く手を阻む
旅の道連れは二頭の駱駝 長い黒髪の少女が一人…

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恋人を射ち堕とした日


二番目の記憶…

弓がしなり弾けた焔 夜空を凍らせて
凛と蒼く別離(わかれ)の詩を 恋人(アナタ)を射ち堕とす…

遠い日の忘れ物 引き裂かれた傷痕
呪われし約束をその胸に宿して

「避けられぬ終焉は、せめて愛しいその手で…」
抗えぬ衝動の闇が彼を包んだ…

歪む世界 螺旋の焔 輪廻を貫いて
凛と緋く血塗れくちづけ 恋人(アナタ)を射ち堕とす…

忘レモノハ在リマセンカ…?

古の伝説 その魔物に傷を負わされた者は
呪いが全身を駈け廻り
やがては同じ魔物に成り果てるだろう…

その傷を負ったのは…

それは二人が出会ったあの日まで遡る
彼が彼女を助けた時に負った傷
全ては出会った時から始まっていた…

出会いは喪失への約束…

枯れ果てた涙は 哀しみの蒼い焔を宿し
銀色に輝く矢を放つ
何度でも 唯…彼が息絶えるまで…

ロスト

愛する人を失った世界には
どんな色の花が咲くのだろう?

月を抱いた十字の焔 茨を捲きつけて
凛と白く最期の弓矢(アロー) 私を射ち堕とす…

愛する人を失った世界には どんな色の花が咲く…

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銀色の馬車


──衝動という名の忌避すべき悪夢 壊れたマリオネットは誰?──

救いなき世界に生まれ堕ちる者達
その身に絡み付くのは…死の鎖
見えない鎖を繰り寄せ それはやって来る
タナトスの使者は 決して逃さない

突然の衝動に突き動かされるように
駈け出した母子 追いかけるは銀色の馬車
吹雪の夜の情景 白夜に彩られた悲しい物語…

吹雪の雪原を 駈けて行く女(ひと)
幼子を抱きかかえて
銀色の馬車は 疾風のように
逃げる影を追いかける

黒衣の男は凍てついた 蒼く燃える手を振りかざす
眩い光に包まれて 目覚めた時には遅すぎた

女が雪原に埋めたのは…鳴呼
愛しい我が子の亡骸よ…

Never cries, Never moves, Baby is under the snow.
Never smiles, Never grows, Sad song of fate.

Never cries, Never moves, Baby is under the snow.
Never smiles, Never grows, Sad song of fate.

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タナトスの幻想は終わらない…


冷たい月に導かれるように眠れない夜が訪れる
そんな時はいくつかの死を幻想して過ごす
私は死ぬのが怖ろしいのだ…何故私は生きている?

明日突然私がいなくなったとしても
何事も無かったかのように機能してゆく
私はこの世界が怖ろしいのだ…何故私はここにいる?

生きているから哀しいのか…
死んでゆくから哀しいのか…
殺す為に生きているのか…
殺される為に生きているのか…

生きているから笑うのか…
死んでゆくから笑うのか…
殺す為に生かされているのか…
殺される為に生かされているのか…

黒の歴史…死の幻想…喪失の詩…
光溢れる夏には新しく歴史が生まれ変わるというのに
未だタナトスに抱かれる幻想は終わらない…

見ている…見ている…見ている…見ている…
私を…私を…私を見ている…
見ている…見ている…見ている…見ている…
鳴呼…タナトスは今も何処かで私を…私を見ている…
最終更新:2008年05月03日 01:22
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