38-947「さっきから何笑ってんだ?佐々木」

「くっくっくっ…くっくっくっ…」

「さっきから何笑ってんだ?佐々木」

「???笑ってなんかいないよ?くっくっくっ…」

「いや、笑ってるだろ」

「最近、寒くなってきたからね。笑いなんて出ないさ。くっくっくっ…」

「どういう事だ?それにやっぱり笑ってるぞ」

「冬はやはり苦手だよ。どうやら風邪を引いたのかもしれない。さっきから咳が止まらない。くっくっくっ…」

「せ、咳だったのか!?」

「何がだい?くっくっくっ…」

「いや、こっちの話だ。それより風邪なら暖かくして寝た方が良いぞ」

「では、僕を暖めてくれたまえ。くっくっくっ…」

「ホッカイロ使うか?マフラーを貸してやる」

「すまない、キョン。くっくっくっ…だが、それでは君が寒いだろう?くっくっくっ…」

「大丈夫だ」

「こうすればお互い暖かいのではないかい?くっくっくっ…」

「そ、そうかもな…でもそれを背中に押し当てるのは…」

「キョン、どうすれば君に風邪を移すことが出来るかな?くっくっくっ…」

「止めてくれ。苦しいのや辛いのは苦手なんだ」

「くっくっくっ…冗談だよ、冗談。くっくっくっ…」

「風邪が酷くなる前に急いで帰るぞ」

「くっくっくっ…どうやらこの風邪はもうすでにかなりの重症のようだ。体温の上昇が止まらない。くっくっくっ…」


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最終更新:2009年10月09日 19:36
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