「くっくっくっ…くっくっくっ…」
「さっきから何笑ってんだ?佐々木」
「???笑ってなんかいないよ?くっくっくっ…」
「いや、笑ってるだろ」
「最近、寒くなってきたからね。笑いなんて出ないさ。くっくっくっ…」
「どういう事だ?それにやっぱり笑ってるぞ」
「冬はやはり苦手だよ。どうやら風邪を引いたのかもしれない。さっきから咳が止まらない。くっくっくっ…」
「せ、咳だったのか!?」
「何がだい?くっくっくっ…」
「いや、こっちの話だ。それより風邪なら暖かくして寝た方が良いぞ」
「では、僕を暖めてくれたまえ。くっくっくっ…」
「ホッカイロ使うか?マフラーを貸してやる」
「すまない、キョン。くっくっくっ…だが、それでは君が寒いだろう?くっくっくっ…」
「大丈夫だ」
「こうすればお互い暖かいのではないかい?くっくっくっ…」
「そ、そうかもな…でもそれを背中に押し当てるのは…」
「キョン、どうすれば君に風邪を移すことが出来るかな?くっくっくっ…」
「止めてくれ。苦しいのや辛いのは苦手なんだ」
「くっくっくっ…冗談だよ、冗談。くっくっくっ…」
「風邪が酷くなる前に急いで帰るぞ」
「くっくっくっ…どうやらこの風邪はもうすでにかなりの重症のようだ。体温の上昇が止まらない。くっくっくっ…」
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最終更新:2009年10月09日 19:36