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#ref(s-brewery.jpg) 「今宵は白夜だ。一晩中飲み明かそう!」 「あんた毎月飲み明かしてるじゃないかい」 ~いつもの会話~ /*/ ビール工場。 歌と自然を愛する詩歌の民も、酒の誘惑には弱かった。 健康の神に感謝しつつ、今日も明るく酌み交わす。 ---- &font(#FF9933,b,u){t:周辺環境 = 穀倉地帯} #image(a247.jpg,title=穀倉地帯)   王都イリューシアの西部には肥沃な穀倉地帯が広がっており、ビールの原料となる大麦もそこで収穫されている。  大麦を発芽させずにそのまま焙煎するビールが人気である。  需要を満たすため地下農園でも生産が行われているが、やはり短い夏に地上で育った大麦の方が原料として好まれるようだ。 ---- &font(#FF9933,b,u){t:要点 = 猫} #image(s-beercat.jpg,title=猫)  ビール工場には猫がいる。  帝國で猫を飼うのはいかにも珍しい事だが、これには無論由来がある。  ビールの原料となる穀物の天敵、特にネズミを捕まえてくれるのだ。  昔の話だ。  今は穀物の保存もしっかりしているし、ネズミの騎士も滞在するこの国で、実際にネズミを捕る必要はほとんどない。  それでも、ビール工場には猫がいる。  いつでも最高のビールが飲める事を願うお守りとして。  そして猫達は、今でもビール工場を護っているのだ。 ---- &font(#FF9933,b,u){t:要点 = タンク} #image(s-beertank.jpg,title=タンク)  ビールは食品なので、それを醸造するビールタンクには細心の注意が払われている。  ビールタンク専門の製造メーカーがその技術の粋を尽くした逸品である。  特に内装は、完璧に磨かれて常に清潔に保たれている。 ---- さて、ここで突然ですが…… &font(#FF6699,300%,b){実録!ビールレポ!}  ビール工場の取材のため、我々取材スタッフは現地のブルワリーパブ&footnote(ブルワリーはビールの工房。規模が大きくなるとビール工場になります。)を訪れていた。    「カンパーイ」    まずは駆けつけ一杯、赤みがかった琥珀色のビールは見事なパーフェクトパイント&footnote(ポスターにも使われる、最も美味しいビールの状態とその見た目。注ぐ温度、泡の高さと上がりきるまでの時間など厳しい条件がある)。  口当たりもまろやかでさすがのこだわり。  濃いルビー色の黒ビールも後で頼もうと考えつつ定番のフィッシュ&チップス&footnote(白身魚とポテトの揚げ物。お手軽。)に手を出す。  うまい。たった三文字で全てが表現できることにたまらない幸福を覚える。 #image(a232.jpg,title=酒場)  ブルワリーに併設された店内は親しみやすい雑然とした実にクラックな雰囲気&footnote(craic=和気藹々とした楽しい雰囲気。高級感はあまりない。ところで「クラックな雰囲気」と「頭痛が痛い」は似ている。)。  壁には商品棚があるところを見ると、万屋でもあるのだろう。  一人の酒を嫌って店に繰り出す国民性の表れといえる。  などと講釈をぶちつつシェファーズパイ&footnote(ミンチとマッシュポテトの重ね焼き。色々アレンジがあります)を皆でつつく。  (「藩王とか摂政いるのに何で一人一皿じゃないのさ?」「あ、ここオフレコでよろしく」)  これは……口の中に懐かしさが広がる家庭の味。  いや、家で食べたことないけど。うまぁ。    リンゴのサイダーを飲みつつソーダブレット&footnote(全粒粉とソーダ(重曹)で焼き上げたモチモチした食感のパン)をぱくつく。  え? あ、お酒ですよ。炭酸? 何言ってんですか。  シードルとも言いますけど立派な発泡酒。まったく、東国の人じゃないんだから&footnote(シードルはCiderのフランス読み=イギリスのサイダー。日本のサイダーはイギリスのサイダーを真似て作ったノンアルコールの炭酸飲料。なんだって。)。  (懐から本が落ちる。題名は“5分で使えるお酒の話題”)  え、ああ。いやこれは……(目が泳ぐ)。  あ、店員さんメニュー、メニュー。  ビールの取材なんだから、次は黒ビールね。    うん、このきめ細かでクリーミーな泡がやっぱり違うよね。  あ、これは?  (グラスに注がれた泡の表面に、三つ葉の模様がくっきりと見える)  へえ、シャムロックって言うんだ。幸運のお守りか。  いいね。また来るよ、今度は仕事抜きでね。 #image(a264.jpg,title=ビール) ・ ・ ・  t:要点 = ビール  小さなビール工房がいくつもあり、質のいいビールを各種揃えている。  お勧めはエール系のビール。白、黒、琥珀とそれぞれ味わいが違う。  工場製の大量生産のビールもあるが、評判はイマイチ。後味はいい。 #asciiart(blockquote){L:ビール工場 = {  t:名称 = ビール工場(施設)  t:要点 = 猫,タンク,ビール  t:周辺環境 = 穀倉地帯  t:評価 = なし  t:特殊 = {   *ビール工場の施設カテゴリ = 国家施設として扱う。   *ビール工場の位置づけ = 生産施設として扱う。   *ビール工場の特殊 = 毎ターン生産フェイズに食料が-15万tされるかわりに資金が+20億される。  }  t:→次のアイドレス = 酒造所(施設),燃料生成施設(施設),酒神(ACE),大法官東(ACE) }} 文:九音・詩歌 絵:豊国 ミルメーク、駒地真子、花陵 取材&footnote(本当に飲んできました):九音・詩歌、星月 典子、駒地真子、鈴藤 瑞樹、崎戸剣二
#ref(s-brewery.jpg) #asciiart(blockquote){L:ビール工場 = {  t:名称 = ビール工場(施設)  t:要点 = 猫,タンク,ビール  t:周辺環境 = 穀倉地帯  t:評価 = なし  t:特殊 = {   *ビール工場の施設カテゴリ = 国家施設として扱う。   *ビール工場の位置づけ = 生産施設として扱う。   *ビール工場の特殊 = 毎ターン生産フェイズに食料が-15万tされるかわりに資金が+20億される。  }  t:→次のアイドレス = 酒造所(施設),燃料生成施設(施設),酒神(ACE),大法官東(ACE) }} 「今宵は白夜だ。一晩中飲み明かそう!」 「あんた毎月飲み明かしてるじゃないかい」 ~いつもの会話~ /*/ ビール工場。 歌と自然を愛する詩歌の民も、酒の誘惑には弱かった。 健康の神に感謝しつつ、今日も明るく酌み交わす。 ---- &font(#FF9933,b,u){t:周辺環境 = 穀倉地帯} #image(a247.jpg,title=穀倉地帯)   王都イリューシアの西部には肥沃な穀倉地帯が広がっており、ビールの原料となる大麦もそこで収穫されている。  大麦を発芽させずにそのまま焙煎するビールが人気である。  需要を満たすため地下農園でも生産が行われているが、やはり短い夏に地上で育った大麦の方が原料として好まれるようだ。 ---- &font(#FF9933,b,u){t:要点 = 猫} #image(s-beercat.jpg,title=猫)  ビール工場には猫がいる。  帝國で猫を飼うのはいかにも珍しい事だが、これには無論由来がある。  ビールの原料となる穀物の天敵、特にネズミを捕まえてくれるのだ。  昔の話だ。  今は穀物の保存もしっかりしているし、ネズミの騎士も滞在するこの国で、実際にネズミを捕る必要はほとんどない。  それでも、ビール工場には猫がいる。  いつでも最高のビールが飲める事を願うお守りとして。  そして猫達は、今でもビール工場を護っているのだ。 ---- &font(#FF9933,b,u){t:要点 = タンク} #image(s-beertank.jpg,title=タンク)  ビールは食品なので、それを醸造するビールタンクには細心の注意が払われている。  ビールタンク専門の製造メーカーがその技術の粋を尽くした逸品である。  特に内装は、完璧に磨かれて常に清潔に保たれている。 ---- さて、ここで突然ですが…… &font(#FF6699,300%,b){実録!ビールレポ!}  ビール工場の取材のため、我々取材スタッフは現地のブルワリーパブ&footnote(ブルワリーはビールの工房。規模が大きくなるとビール工場になります。)を訪れていた。    「カンパーイ」    まずは駆けつけ一杯、赤みがかった琥珀色のビールは見事なパーフェクトパイント&footnote(ポスターにも使われる、最も美味しいビールの状態とその見た目。注ぐ温度、泡の高さと上がりきるまでの時間など厳しい条件がある)。  口当たりもまろやかでさすがのこだわり。  濃いルビー色の黒ビールも後で頼もうと考えつつ定番のフィッシュ&チップス&footnote(白身魚とポテトの揚げ物。お手軽。)に手を出す。  うまい。たった三文字で全てが表現できることにたまらない幸福を覚える。 #image(a232.jpg,title=酒場)  ブルワリーに併設された店内は親しみやすい雑然とした実にクラックな雰囲気&footnote(craic=和気藹々とした楽しい雰囲気。高級感はあまりない。ところで「クラックな雰囲気」と「頭痛が痛い」は似ている。)。  壁には商品棚があるところを見ると、万屋でもあるのだろう。  一人の酒を嫌って店に繰り出す国民性の表れといえる。  などと講釈をぶちつつシェファーズパイ&footnote(ミンチとマッシュポテトの重ね焼き。色々アレンジがあります)を皆でつつく。  (「藩王とか摂政いるのに何で一人一皿じゃないのさ?」「あ、ここオフレコでよろしく」)  これは……口の中に懐かしさが広がる家庭の味。  いや、家で食べたことないけど。うまぁ。    リンゴのサイダーを飲みつつソーダブレット&footnote(全粒粉とソーダ(重曹)で焼き上げたモチモチした食感のパン)をぱくつく。  え? あ、お酒ですよ。炭酸? 何言ってんですか。  シードルとも言いますけど立派な発泡酒。まったく、東国の人じゃないんだから&footnote(シードルはCiderのフランス読み=イギリスのサイダー。日本のサイダーはイギリスのサイダーを真似て作ったノンアルコールの炭酸飲料。なんだって。)。  (懐から本が落ちる。題名は“5分で使えるお酒の話題”)  え、ああ。いやこれは……(目が泳ぐ)。  あ、店員さんメニュー、メニュー。  ビールの取材なんだから、次は黒ビールね。    うん、このきめ細かでクリーミーな泡がやっぱり違うよね。  あ、これは?  (グラスに注がれた泡の表面に、三つ葉の模様がくっきりと見える)  へえ、シャムロックって言うんだ。幸運のお守りか。  いいね。また来るよ、今度は仕事抜きでね。 #image(a264.jpg,title=ビール) ・ ・ ・  t:要点 = ビール  小さなビール工房がいくつもあり、質のいいビールを各種揃えている。  お勧めはエール系のビール。白、黒、琥珀とそれぞれ味わいが違う。  工場製の大量生産のビールもあるが、評判はイマイチ。後味はいい。 文:九音・詩歌 絵:豊国 ミルメーク、駒地真子、花陵 取材&footnote(本当に飲んできました):九音・詩歌、星月 典子、駒地真子、鈴藤 瑞樹、崎戸剣二

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