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1日の食事 ~ある日の詩歌藩国編~

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karyou

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1日の食事 ~ある日の詩歌藩国編~



文・画:豊国 ミルメーク



~朝食~

挽き割り(砕いただけで粉にしてないもの)小麦のミルク粥
 牛乳で煮て、今日はバターと蜂蜜漬けの胡桃を入れました

果物の砂糖煮入りヨーグルト
 ジャムほどどろどろに煮詰めてない形が残ったものです

キノコのサラダ
 酢漬けキノコ・カッテージチーズ・バジルを和え、ハーブオイル・塩で味付けしたものです


  • 詩歌藩国では、輸出するほどではありませんが、国内でまかなう分には十分な量の良質な牛乳が得られます。詩歌の乳製品は臭みが少なく、(それがたとえバターでも)脂っこくないと評判です。国民は毎日ヨーグルト等の乳製品を食べています

  • 大きな森を有する詩歌藩国では昔から蜂蜜がよくとれました。今でも日常的に甘味料として蜂蜜が砂糖と同じくらい使われています

  • 冬の間青果が不足するため、夏の間に収穫した野菜や果物は煮る・酢漬けにする・発酵させる・凍らせる等して保存されています。現在では地熱を利用した温室栽培で真冬でも最低限の青果は得られるようになりましたが、多少割高になります

  • ここではミルク粥を食べていますが、薄切りのライ麦のパンにサラダやハムを載せて食べたりもします。詩歌藩国には明確な主食が特に無いため、個人の好みでいろいろと変わります。塩で味付けしたミルク粥のみで済ませる人もいます



~昼食~


小麦団子と魚のスープ
 小麦粉を団子状にしてゆでたものと、魚(白身が多いですが青魚でも問題ありません。ちなみに今日は鱈です)の切り身の塩味スープ。
発酵キャベツを入れて食べます

にしんと玉ねぎのマリネ
 とれたてのにしんと小粒玉ねぎのマリネです

きのこのパイ
 きのことベーコンの切れ端、ホワイトソースがフィリングのパイです。
実は昨日の残りもの

ライ麦パン
 蜂蜜バター・チーズ・人参ペースト・ミートペーストの中から好きなものを塗って食べます


  • 海に囲まれた詩歌藩国では魚介類が豊富です。ラグーン内には暖かい海、沖合いには寒流と、水温の違う2つの漁場があるため様々な種類の海産物が得られます

  • 乾燥させても保存できるきのこは、蜂蜜と同じように森でたくさんとれる重要な食料です。様々な料理に使用されます

  • かつては夏に収穫した小麦を使って一冬分のパンを焼き、天井につるして保存していました。冬季の余分な燃料消費を抑えるためです。今は暖房設備が発達しているため、あまり作り置きしたりはしていません

  • パンには肉類や野菜をのせて食べるだけでなく、ペーストを塗ったりもします。このペーストにはたくさんの種類があり、甘いものからしょっぱいものまであります



~おやつ~

リンゴとくるみのペストリー
 軽くつまめる2口サイズです

焼メレンゲのケーキ
 焼いたメレンゲの間にホイップしたクリームが挟まれています。甘いです

紅茶
 タンポポの砂糖煮とコケモモの砂糖煮


  • パイ生地を使ったペストリーは軽くつまめるお菓子としてよく売られています。食事用に肉類などが使われたペストリーもあります

  • 砂糖煮には果物だけでなく、野菜や花もあります。これらは昔からあるポピュラーなお菓子で、ジャムのように使ったり、ヨーグルトに入れたり、そのまま食べてお茶請けにしたりします。特に花の砂糖煮は見た目もかわいらしいので女性に人気です。ちなみに紅茶に入れて飲んだりすることはまずありません



~夕飯~

※藩王が半月に1回催す夕食会の日だったので豪勢です。ACEの皆さんも参加しました

豆のスープ
 塩水で戻した乾燥インゲン豆・細切れの豚肉・タイムの入った塩味のスープです

温野菜のサラダ
 塩ゆでしたキャベツ・人参・カボチャ・ブロッコリーに、松の実入りシーズニングオイルを回しかけたもの。生野菜はおご馳走です。なお、エクウスはオイル抜きがいいとのことだったので抜いています

ラムとひらめの刺身
 寒冷な気候のおかげで寄生虫の心配がありません。塩でいただきます

手長えびの塩焼き
 本当はザリガニにするつもりだったのですが、森さんと茜さんが苦手とのことだったので変更しました。なんだか妙に喜ばれました

ムール貝の白ワイン蒸し
 おご馳走です。ジャスパーは2個でいいそうです

羊乳チーズのリゾット
 ポロ葱とグリンピース、トマトも入っています

ライ麦パン

ベリータルト
 デザートです。ブルーベリーとラズベリー、リンゴベリー(コケモモ)が入ったパイです。生クリームが重たくない、どんどん入ると評判でした。そしてまさかフランクさんが甘党だったとは、予想外でした

チーズ
 牛だけでなく羊の乳のチーズも数種類用意しました

ビールと蜂蜜酒
 試作中のビール数種類をお披露目として出しました。蜂蜜酒は女性陣に人気でした。ユウタくんが黙ってどんどん飲んでいたのがちょっと心配です 


  • 実は詩歌で最もおいしいと言われる肉は羊です。夏の間、野に自生しているハーブを含む草を食べた羊たちは臭みが少なく生でもおいしくいただけます。乳の方はそのまま飲んだり、チーズに加工したりして食べます。魚より肉は割高ですが、全く手の出せないものというわけでもありません

  • 味付けは素材を活かした塩のみのシンプルなものが主流です。胡椒は輸入物でやや高価なため、多くはクレソンなどのハーブが代わりに使用されています。なお、冬季は乾燥ハーブが野菜不足解消のためよく使われます。それに加えて発酵食品を日頃から多く食べるので、酸味の強いものも多いです

  • 今回は大人数の食事会なのでかなり品数が多く豪華ですが、詩歌藩王は貧乏もとい質素倹約を旨としているので、実のところ普段は庶民とあまり変わらない内容の物を食べています
 (例)ある日の夕飯メニュー:乾燥トマトと玉ねぎのスープ、ジャガイモとサーモンのミルク煮、羊肉のソーセージ、カリフラワーの酢漬け(常備菜)、ルバーブの砂糖煮

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