サブタイトル個別 ウルトラセブン 第3話


湖の秘密
エレキング
ピット星人
ミクラス
ミクラス/プレミアムED
パーツ換装/エレキング対ミクラス

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第3話(製作No.1)1967年10月15日放映
●登場宇宙人・怪獣:宇宙怪獣エレキング 変身怪人ピット星人 カプセル怪獣ミクラス
●エレキング(ウルトラセブン編4)
 『ウルトラセブン』で最初に撮影されたエピソードである放映第3話「湖のひみつ」からは、既にピット星人とミクラスが名鑑シリーズ入りしているが、いよいよ真打と言うべきエレキングの登場だ。ジオラマ化されたのは、ピット星人の拠点である木曽谷・あづま湖からその巨体を現したシーン。ちなみにエレキングのスーツは登場直後は純白なのだが、物語が進むにつれて刻々と黄色くなっていく(余談ながら後に『ウルトラマンタロウ』で改造エレキングとして再登場した際には完全に黄色い怪獣になっていた)。そのデザインは牛をイメージの根底に据えながら、決して牛が変化した生物には見えないほどに昇華されており、初期ウルトラ怪獣が40年近い歳月を経た今も特別な存在である「ひみつ」はこのあたりにありそうだ。ミクラス同様、パーツ差し替えで単体フィギュアとしても楽しめるので、お持ちの方は2大怪獣の対決シーンを再現してほしい。
Text by Mizuki Eguchi
●ピット星人(ウルトラセブン編2)
「湖のひみつ」と「緑の恐怖」は製作第1回目のカップリングだったんですよね。だから私も9割がた現場に行ってるんですよ。で、ピット星人の円盤なんかは、わざわざ奥多摩まで持って行って、そこの河原にちゃんと組んだんです。中はもちろんセットで撮りましたが。また、この2人っていうのは微妙に色が違って、本当に2体造ったんだから違うように造ろうよ、ってなったんです。以前はどうしても予算的に1体しか造れないなんて時代があったわけですよ。怪獣なんかで、ウルトラQの「ガラモンの逆襲」では、あちこちにいっぱい出てくるけれど、実は1体しかいない。それでワッペンかなんかで区別して、それで違うぞ!違うぞ!って言ってたんですが、星人の場合は複数でも造れるようになったから、このぐらいのものであれば合成の費用よりもかからないですからね。
ウルトラセブン監督/満田かずほ氏
●ミクラス(ウルトラセブン編3・プレミアムエディション)
 放送の順番ではカプセル怪獣ウィンダムが一番最初に出てくるんですけど、製作の順番からいくと、一番最初に登場したカプセル怪獣がミクラスなんですね。初めて見た時の印象はなんかお祭りっぽいなって思ったんです。色合いも賑やかで、顔立ちが神社にある狛犬に似てるはないですか。
作品のエピソードとしては、ピット星人の円盤の外は奥多摩まで運んで組み立てたんですよ。そして女の子がエレキングの稚魚を放してやる場面は西湖なんです。
この「湖のひみつ」が一番最初にウルトラセブンって言葉が出てきたんですね。アマギ隊員が「ウルトラセブン」だって指さして言ってるわけです。本当は第1話の「姿なき挑戦者」で、あれはウルトラセブンだって語られたはずなんです。それが作品の長さでそこのところが編集でカットされているわけです。だから第1話でウルトラセブンってことがまったく触れられてないわけです。
カプセル怪獣の発想っていうのは、ロボットもいるけど、「ウルトラセブン」は星人が多いから怪獣の出るチャンスも、っていうことで設定されました。
ウルトラセブン監督/満田かずほ氏

補足

首から下はちょっとエッチぃピット星人。
左右の並びはどちらが正しいのか、途中で分からなくなってしまいました。メイン画像の方が逆かもしれません。→箱裏の写真を確認するとメイン画像の並びで正しいようです。しかし、何故か逆の方がダボ穴には挿しやすい(個体差かもしれませんが)。
パノラマのエレキングと強引に組み合わせ

●ブックレットではこの話数が「ウルトラセブン」という言葉の初出となっていますが、2話の「緑の恐怖」でアンヌ隊員が「がんばってウルトラセブン」と言ってたような。



最終更新:2008年06月25日 01:20