サブタイトル個別 ウルトラセブン 第13話


V3から来た男
アイロス星人

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第13話(製作No.13)1967年12月24日放映
●登場宇宙人・怪獣:宇宙鳥人アイロス星人
●アイロス星人は、宇宙ステーションV3から出撃したステーションホークを撃破して地球に侵入するが、宇宙船の燃料が切れてしまったため、地球防衛軍からこれを奪おうと企んだ。部下を殺されたV3のクラタ隊長は、旧友のキリヤマ隊長を追って出撃。宇宙船に猛攻撃を受けたアイロス星人はついに巨大化し、ウルトラセブンとの激突の時を迎える。ジオラマが、巨大な翼を振ってセブンを威嚇する姿を再現。スーツアクターが立膝で演じるアイディアも秀逸な、ユニークな宇宙人だ。本作は、ウルトラシリーズ初登板となった市川森一脚本による、クラタをはじめウルトラ警備隊員たちの描写が印象に残るエピソードだが、第1クール最終話にして初めて登場したといっていい“強敵”アイロス星人の存在も重要。こいつには、エメリウム光線もアイスラッガーも歯が立たない。そこでセブンが初めて繰り出したのが、“新必殺技”(当時)、ワイドショットというわけなのだ。
Text by Mizuki Eguchi

補足

●別角度画像
ある意味、クラタ・キリヤマコンビの方がネタにされがちな「V3から来た男」。
アイロス星人は、どうもギエロン星獣と記憶がごっちゃになりがちです。あっちが星獣なら、こっちも星獣だろ、と思います。ブックレットにあるように、かなりの強豪っぷり。ですが、やはり同程度の実力と思われるギエロン星獣がシャープでいかにもな感じなのに対し、アイロス星人は、どうにも鈍くさいルックスがイメージ的に損をしているような気がします。名鑑のジオラマも、他とのバランスが取り辛いのか、妙に上げ底で、かわいくこじんまりとまとまっています(下から見ると、怒り狂ってる黒○徹○さんのようですが。たぶん元々、和服で日本髪の女性がモチーフなんでしょうね)。

●ワイドショット ウルトラセブンのページを参照



最終更新:2008年06月25日 01:43