サブタイトル個別 帰ってきたウルトラマン 第24話


戦慄!マンション怪獣誕生
帰ってきたウルトラマン対キングストロン

解説ブックレットより

●帰ってきたウルトラマン第24話(製作No.24)1971年9月17日放映
●登場宇宙人・怪獣:マンション怪獣キングストロン 宇宙小怪獣クプクプ
●帰ってきたウルトラマン(ウルトラマンジャック)
帰ってきたウルトラマンのデザインは、初代ウルトラマンのそれにラインを1本増やしただけというわけではない。首や腰回りなど、そのバランスは慎重に検討・調整されていて、第1話の戦闘シーンなどは1度別のスーツで撮影が済んだものを全てNGにして撮り直したほどだった。撮影時の手間を省略するため、初代マンと違ってスーツの上から手袋を装着しているが(初代は手袋とスーツのつなぎ目を毎回テープで隠していた)、そのジッパーを目立たなくするために赤いラインを追加するという細かい配慮も、デザイン段階から施されている。マスクは初代のCタイプと同じ型から抜かれたもので、初代やゾフィーと全く同じ顔になっておかしくないはずだが、微妙に違った顔に見えるのは、目のパーツの取り付け位置が少しだけ上方にシフトしているからだそうだ。こちらは偶然の産物ながら、それが帰ってきたウルトラマンのキャラクターに独自の個性をもたらしたのだった。
ライター 江口水基氏

補足


取りあえずクプクプは可哀相だと言っておきましょう。帰ってきたウルトラマンをあらためて観ると、殺すことねぇじゃん、と感じてしまう怪獣がわりといます。自分が大人になってしまった証拠でしょうか?
このエピソードもステゴン同様、ガヴァドンぽいのですが、結末まで同じようにするわけにもいかなかったのでしょう。今回は、少年がキングストロンの弱点をウルトラマンに伝え、キングストロンは白骨化して最後を迎えました。
ジオラマは対峙した緊迫感を再現、といったところですが、サイズが小さく若干間延びしたレイアウトなので、ちょっと迫力不足でしょうか。



最終更新:2008年07月31日 00:48