サブタイトル個別 帰ってきたウルトラマン 第48話


地球頂きます!
ヤメタランス
ササヒラー

解説ブックレットより

●帰ってきたウルトラマン第48話(製作No.48)1972年3月10日放映
●登場宇宙人・怪獣:なまけ怪獣ヤメタランス 宇宙怪人ササヒラー
●ヤメタランス
ふざけた名前だ「ヤメタランス」とは!
チャックを締め本番と思いきや助監がマジックペンで何かを? 面の中からは分からず終了後見たら(ソバカス)が、変身前の郷隊員の顔にも(ソバカス)が!
俺は奴を捕まえプロレス技(バックドロップ)でぶん投げる。だが「ヤメタランス」の怠けパワーにかかり力が入らずスローモーションで尻餅!
BGMもスローに!可笑しな48話である。
「ヤメタランス」のモデルは(円谷一社長:当時)だと撮影中に聞いた。そういえば似ている。嘘か誠か?
帰ってきたウルトラマン スーツアクター きくち英一
●ササヒラー
「ヤメタランス」を操り(MAT)まで腑抜けにした「ササヒラー」名前もだが見た目も何ンだか弱そうだ!
頭が尖り居酒屋の(イカ焼き)みたいだ! しかしよく見るとジェット機みたいで「帰りマン」と同じ様に膝のあるところに赤線が入っている。
最後の方の作品なので予算が少なかったのか、ウレタンの様な柔らかい素材だったので非常に闘いずらかった記憶がある。
しかし視聴率は25.2%。さすが「帰ってきたウルトラマン」は……スゴイ!
帰ってきたウルトラマン スーツアクター きくち英一

補足


この話数の脚本を担当した小山内美江子氏の本名が笹平美江子。自分の子供があまり勉強しないことから思いついたエピソードが「地球頂きます!」で、ササヒラーの名も脚本家本人に由来。そんなわけで、エピソード自体も力が抜けてしまいそうな感じですが、怪獣の造型もこれまでとは異彩を放っていると言うか、ぬるいと言うか、なんだこりゃと言うか…。
今こうして名鑑のジオラマを見る分には「おもしれー」と思えますが、当時は、怪獣が自分の期待するカッコ良さからかけ離れていき、着ぐるみの出来自体も子供の目から見てさえ雑に映った「帰ってきたウルトラマン」終盤を見るのは、けっこう辛かった記憶があります。トドメはやはり、2代目ゼットンでしたね…




最終更新:2008年08月09日 22:24