サブタイトル個別 ウルトラマンエース 第13話


死刑!ウルトラ5兄弟
バラバ
ウルトラ4兄弟

解説ブックレットより

●ウルトラマンエース第13話(製作No.13)1972年6月30日放映
●登場宇宙人・怪獣:殺し屋超獣バラバ ウルトラ4兄弟
●バラバ(超獣名鑑)
ウルトラマンAの企画意図の中に「現代に失われたロマンの復活を求めて作られたのが『ウルトラシリーズ』であります。新しいロマンでもあり新しいメルヘンでもあります。そこでこのシリーズはあまり男っぽい感じではなく、どこか、女子も楽しめるものが欲しい。『男』が持つ勇気…。『女』が持つ平和を願う心…。全てのスーパーマンのパターンを打ち破って躍り出た新しいタイプの超人」とうたわれています。まさに13話14話は新しい超人らしい「ウルトラマンA」のストーリーだと感じます。ゴルゴダ星にウルトラ兄弟集結のサイン。兄弟を待っていたのは墓碑銘が刻まれた不気味な十字架。異次元人ヤプールが地球に超獣バラバを送り込むための策略でした。4兄弟の願いもあってエースはバラバが破壊する東京に引き返しバラバを阻止するがバラバの怪光線で倒されてしまいます。(このアクションの中に放射能を含む雨(想定)がありましたが、これが大掛かりの仕掛けだったと今思い出しました)人工太陽光線で北斗と南は復活。再び南の差し出す手に北斗の手がからみ、エースに変身、ゴルゴダ星へ、エースキラーと対峙するエース、4兄弟のエネルギーを集め必殺技スペースQを発射、キラー爆発、地球のバラバの元へ、再びスペースQを放つ!バラバ爆発。まさしく『男』の勇気と『女』の優しさが感じられる話数だと思います。
特殊技術 佐川和夫氏
●(戯画)
地球制服を目論む異次元人ヤプールは、邪魔者であるウルトラ兄弟をニセのウルトラサインでゴルゴダ星に呼び集めた。罠にかかったウルトラ兄弟は、弱点である冷気を浴びせられ、十字架にかけられてしまう。1人難を逃れたエースは、東京に出現した超獣バラバと戦うため、囚われの兄弟たちを残して地球へ舞い戻らざるを得なかった||。第1話では顔見せ程度であったウルトラ5兄弟が本格的に競演するということで、子供たちの話題を独占した一大イベントの前編からのジオラマ化。ウルトラヒーロー同士が普通に会話したり、自分も兄さんたちと一緒に死ぬ、と言いはるエースの頬を平手打ちにするウルトラマン、という衝撃的な描写が飛び出して初期シリーズのファンを唖然とさせたのがこのエピソードだが、子供たちにとってヒーローにストレートに感情移入できるこのテイストこそが、第2期ウルトラシリーズの最大の魅力であり、収穫だったのである。
Text by Mizuki Eguchi

補足







最終更新:2008年08月19日 00:48