サブタイトル個別 ウルトラマンエース 第15話


黒い蟹の呪い
キングクラブ

解説ブックレットより

●ウルトラマンエース第15話(製作No.15)1972年7月14日放映
●登場宇宙人・怪獣:大蟻超獣キングクラブ
●大蟹超獣キングクラブはカブトガニの超獣である。カブトガニは子供好みのフォルムを持ちながら、絶滅危惧種で天然記念物という境遇に遠慮してか怪獣や怪人のモチーフに採用されることは以外に少ない生物だ(巨大怪獣としてはキングクラブのみではないだろうか)。その甲羅や、鋏角と呼ばれる口元など、特徴的な部分は、実物から大きくアレンジされているもののしっかり取り入れられている。長大で細身の尾は操演によって常に天を刺すように跳ね上げられ、ビジュアルとしても、実践的な武器としても、キングクラブの個性となり、『ウルトラマンT』で過去の怪獣のパーツ合体させた暴君怪獣タイラントが登場したときも、尻尾にはキングクラブのそれが採用されていた(もっとも長さはかなり短くなっていたが……)。なお、台座のシールでわかるようにこの第15話はウルトラ史上初めてサブタイトルに活字を使用した話数。19話から手書き文字に戻っている。
ライター 江口水基氏

補足







最終更新:2008年08月19日 00:50