サブタイトル個別 ウルトラマンエース 第34話


海の虹に超獣が踊る
カイテイガガン

解説ブックレットより

●ウルトラマンエース第34話(製作No.34)1972年11月24日放映
●登場宇宙人・怪獣:虹超獣カイテイガガン
●カイテイガガンは、巻き貝やイソギンチャク、フジツボなどさまざまな海棲生物の要素を集合させた、いわば海産物のジャンボキング(?)。シルエットも正面から見ると魚、横から見るとイカのように見えてなかなかユニークなのだが、ウルトラシリーズ史上最も奇抜なデザインが続出していた『ウルトラマンA』後期にあっては形態的にも色彩的にもやや地味な部類かもしれない。父の死を知らず、1000枚の貝殻(実はカイテイガガンのウロコ)を集めれば父が帰ってくると信じるユウジ少年と北斗の交流を描く物語は、美しい海辺の風景と相まって非常に叙情的で、ド派手なイベント編の陰に隠れた第2期ウルトラシリーズの「素顔」がここにある。なおユウジ役の佐藤賢二は『A』スタッフが数多く参加した東宝作品『流星人間ゾーン』のゾーンジュニア役で、ユウジの姉を演じた山田圭子(後の丘野かおり)は『ウルトラマンレオ』にヒロイン山口百子役で、それぞれレギュラー出演を果たしている。
ライター 江口水基氏

補足







最終更新:2008年08月20日 00:19