サブタイトル個別 ウルトラマンエース 第38話


復活!ウルトラの父
スノーギラン
ウルトラの父

解説ブックレットより

●ウルトラマンエース第38話(製作No.38)1972年12月22日放映
●登場宇宙人・怪獣:雪超獣スノーギラン 伝説怪人ナマハゲ
          ウルトラの父 月星人 南夕子
●スノーギラン
日本古来の八百万の神を忘れ、クリスマスに浮かれる「西洋かぶれ」を皆殺しにしようと目論む伝説怪人ナマハゲが、雪だるまの中に隠して送り込んできた超獣がスノーギラン。黒幕が国の重要無形文化財でもあるナマハゲそのものというインパクトの前にその存在が霞みがちだが、視覚を奪う閃光と強烈な冷気を武器に、一度はウルトラマンAを倒したほどの実力の持ち主である。ちょっと寸詰まりのような体型は、このフィギュアのように両手を掲げると雪の結晶をイメージしたもののようにも見える。また完全に円形に対向している指などは、他のウルトラ怪獣にないアイディアで、良い意味で「何でもあり」な鈴木儀雄デザインの自由さが垣間見えるものだ。ちなみにこの超獣の名前、クレジット上は「スノーギラン」だが、劇中では一貫して「スノギラン」と発音されている。どちらで呼ぶのが正しいのでしょう? ていうか「西洋かぶれ」呼ばわりしながら「スノー」てあんた。
ライター 江口水基氏
●ウルトラの父
1972年12月22日にオンエアされたこのエピソードは、ファンへのクリスマスプレゼントとして、ウルトラの父と南夕子がゲスト出演するイベント編だった。ヒッポリト星人との戦いで命を失ったウルトラの父は、この時点では魂だけの存在という設定。サンタクロースに姿を変えて地球に飛来し、ナマハゲが操る超獣スノーギランによって倒されたウルトラマンAを助けるのだが、戦いの中では父は常にサンタクロースの姿であり、正体を見せるのはファザーショットを放ってナマハゲを倒す一瞬だけ。すなわちマントを纏った父の姿が映像に登場するのはわずか数秒に過ぎない。しかしこのシーンがあまりにも有名かつ印象的だったために、後に「メビウス」に登場したウルトラの父は常にマントを羽織ることになったのであろうか(1話を演出した原口智生特技監督はこれがサンタの衣裳だということを忘れていたそうだ)。
ライター 江口水基氏

補足







最終更新:2008年08月20日 00:24