残酷な「Book」のテーゼ

残酷な記憶を辿り 少年は復讐する


白い粉雪が 降り積もるような記憶に
押しつぶされ 苦しみもがき 自殺も試みた
そっとふれるもの いつの間にか傍にある
傷だらけで 古ぼけてる 革表紙の本
そう俺は気がついたんだ 「理解」したんだ
この本の存在の意味 俺の宿命

残酷な記憶を辿り 窓辺からやがて始まる
ほとばしる暗きパトスで 思い出を「再現」する
密室で交通事故死 少年は復讐成す



君はかんじたことないか、ストーリーの力を。

一本の長い文字列が、大きくうねって心を絡めとり、

遠くへ連れて行ってくれるのを。

登場人物の苦しみや喜びが、自分のことのように迫ってくるのを。

登場人物の感情のたかぶりに、自分の心が同調するのを。

登場人物が怪我を負ったり、友人に裏切られたりするとき、

読んでいるこちらもまた、ほとんど肉体的な苦痛を感じることがある。

それが「感情移入」だ。

そう、もしも人類史上、究極の小説があったとしたら。

その小説で、人を殺せるかもしれないな。



ずっと眠ってる 私の愛するいのち
あなただけが 太陽のもと 呼ばれる朝がくる

ビルと ビルの隙間 母の胎内(なか)で聞こえてた
そのすべてを ありのままに 記してあるから

この「本」に 出合えたことに 意味があるなら
俺はそうあの男に 復讐を遂げよう

残酷な記憶を辿り 悲しみがそして始まる
抱きしめた記憶の形 スタンドに目覚めたとき
真実を秘めて戦う 少年よ戦士となれ

人は愛を紡ぎながら歴史を作る
彼女には愛の絆を結びつけよう

「The Book」のページを広げ 億泰を追い詰め倒す
仗助の熱いパトスで 思い出が吹き飛ぶなら
この空に白く散り行く 少年は母の元へ



原曲【残酷な天使のテーゼ】
元動画URL【http://www.nicovideo.jp/watch/sm4269896



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最終更新:2008年08月21日 10:20
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