モンハンは今日び流行らない


スライムが現世に現れたことで日本が盛り上がったのは記憶に新しい
しかし驚くことではない モンスターは今やどこにでも転がっているではないか


モンスターペアレント
モンスターペイシェント

これらの魔物は「先生」に牙を向けることが共通している


「患者様」が医療を壊す
http://booklog.jp/asin/4106036711


体罰を与える教師はもはや過去の遺物
看護婦(これも昔の概念だが)に威張り散らす医者も絶滅危惧種だ

学校、病院といった「城」にあったはずの権威は地に落ちた
一般市民が強い時代 国民主権と言えば聞こえがいい

しかし、四民平等≠市民平等
一種の畏敬を誇っていたはずの「先生」はむしろ虐げられる存在になってしまった
パターナリズム―父権主義―の崩壊
父親が家庭に立場がなくなってきたのは無関係でなかろう

男女平等化が推し進められ、女性の社会進出はすさまじいものになった
これが晩婚化・小子化につながり、婚カツブームなんて悲しい風潮も見受けられる
そこ、お前も関係ない話じゃないだろと言うな!

だが、男女の平等は機会の平等であって結果の平等ではない
過度なフェミニズムによって男性の権威が危ぶまれている
女性専用車両は女性優先車両であって女性限定車両ではない
男尊女卑から女尊男卑へ(と思うのは私が男であるからかもしれないが)
全国のお父さん達の権威はどこへ?

「お客様は神様だ」
これは店側がいうセリフで客側が使う言葉ではない
吐き違えたクレーマーが神様を名乗る、さすがは八百万の神々が住まう日本
神道の浸透に心頭まいってしまう

行き届き過ぎたサービスに、いつしかそれが当たり前になった
携帯電話の無い生活に今更戻ることはできない
ただ、ケータイの無かった時代の気持ちを思い出すことはできる


いま思い出さなければならないのは「敬意」ではないだろうか
先に生まれたものへの敬意 先生への感謝の気持ち


親のほうが、患者のほうが年が上なこともあるだろう
しかし、先生には今まで培った専門の知識と経験がある
これは素人が一朝一夕に身につけることは不可能だ
黙って従えばいいのである

「お医者さんごっこ」をしましょう

ヴァーチャルの上下関係を楽しもうと書は述べている
たとえば、某ネズミ王国に現実世界のあれこれは不必要である
徹底した現実からの逃避 夢の国 桃源郷
仮想空間を楽しめないのはナンセンスだ

先生といったら偉いのである 賢いのである
それを疑うエッセンスはいらない
偽薬効果だ プラセボだ 治るといったら治るのだ

多少の疑いはあってもいい だがほぼ全面的に信じて何が悪い
砂浜で一粒のダイヤモンドを見つけるのは難しい
美しいパールについた傷を見つけるのは簡単だ
どうせすぐに悪いところに目がつく
だからといって白黒つけなくていい 灰色でいいのだ
曖昧に、信じる。

ここで先生を敬うと宣誓しようではないか

ピグマリオン効果というものがある
期待をかけられればかけられるほど、人は成果を出すという
ハナから信用ならないと食ってかからず、鼻から診療・・・いやなんでもない

モンスターを討伐するゲームは食傷気味だ
だからモンスターが主役だと新鮮でウケるのだろうか
だったら育成者を育成するゲームだって真新しいはずだ
豆腐メンタルの脳ミソをもつもやしっ子の粘りのなさといったらしょうがない
現代人は大豆だ どっこい食品『ハロー大豆の歌』だ
先生を褒めて伸ばそうではないか
「わしが育てた」と得意げになってもらって構わない
win-winの関係だ 誰も損をしない



そう、モンハンよりポケモンだ!
狩猟本能が騒ぐ? いやいや育てる母性本能だ! 女子力だ!
手塩にかけて育てたポケモンは相手を倒してくれる
期待をかければかけるほど活躍するはずだ きっとそうだ
こっちの某黄色いネズミだって負けてない
ポケモンBWでは風神雷神 神様だって従えられる
遺伝技を伝える♂に、夢特性を伝える♀ 理想の男女平等社会
相互に支え合う素敵な世界
ポケモンとトレーナーも互いに信頼しあっている
win-winで伸びる理想の関係

総合的にロジックしてポケモンを見習うしかありえないwww


お後がよろしいようで
最終更新:2011年12月07日 21:26