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恋人は虹色~第二章 ~意気投合した夜~

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makihito102

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156 :ぇり ◆ERINGI/Gm2:2007/08/18(土) 20:34:29 ID:DEk9vuWoO
恋人は虹色

第二章 ~意気投合した夜~

俺はまともに女性と話した事も無く何を話して良いのか分からなかった…
沈黙が数秒続いて電話を切られるかな?と思った瞬間
彼女から話を切り出してくれた…
「年はいくつ?」
俺は18歳です…と答え彼女が2つ年上の社会人である事も分かった。
しばらく世間話をしてるうちにお互い付き合った事が無い事をきっかけに意気投合して行った。
すると彼女は「もう30分も話したけどダイヤルQ2の接続料高いから電話番号教えるね!」と予想もしていなかった事を言ってくれた。
俺は少し戸惑ったが彼女に教えてもらった電話番号に電話を掛けてみた。
どうせダイヤルQ2のサクラで適当な電話番号なんだろう…と思っていたが電話をすると彼女が出た。
「あ!電話ありがとう!」
それから何時間話しただろうか…
今までの恋愛の話や仕事の話しをしたり話題は尽きなかった。
「翔くんと話していると楽しいしドキドキする!」
俺はいつの間にか顔も見た事も無い何処の誰かも分からない彼女に恋心を抱き始めていた。
そして俺は何を焦ったのか勢いだったのか
「俺と付き合ってもらえませんか?」
なんて事を言ってしまった…
すると彼女は「性格は少し分かったけど顔を見てからね!」
…やはりすぐ会うのは抵抗があったのか手紙で写真を送る約束をした。
俺は「電話代も高いし少しの間は文通しない?」って言うと
彼女も「うん!そうだね!」と電話の向こうでうなづいてくれた。
携帯電話の無い時代に電話以外文通しか連絡を取る手段は無かった。
こうして彼女との文通が始まった。
俺は電話を置いた後、すぐ自分の写真と彼女への想いを綴った手紙を出した…

つづく

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