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凝視法

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匿名ユーザー

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 良く凝視法と呼ばれている誘導法です.この誘導は複数の生理的反応を使うので,とても強力です.また,目が閉じてくるというのは普段あり得ない現象なので,それが役割を強めるとも言えます.凝視法で使う生理的反応は,一点をじっと見ていると目が疲れてくるというものと,見つめさせる対象を下げていくことによって瞼が下がってくるというものです.
 方法は、相手の顔を正面に向かせて、ライタ等の光るものを被験者の目線より上に持っていき、「この光をじっと見てください。そう、じっと見ているとまばたきが多くなってきてそして、瞼が重たくなってくる。さらに瞼が閉じてきて、完全に閉じるとあなた
は深い催眠状態になる」と暗示を言います。このときのポイントは、相手の動きに合わせて暗示を言う事です。まばたきが多くなるのは、間違いないののです。一点を見ていると目が疲れるし目が乾いてきますから。そして,ばたきが多くなってきたと同時に「まばたきが多くなってくる」と暗示します.条件付けでの暗示を言うタイミングは,相手の動作の後です。なので、誘導中は相手の動きに注意する事が大事です。もう一つのポイントは、ライタ等を少しずつ下げていく事です。すると、必ず瞼が下がります.そして、瞼が下がると同時に「瞼が下がってくる」と暗示を言います。条件付けには,タイミングが大事です.
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