21-180「佐々木に浣腸」

水泳の授業中、自由時間になったので、佐々木と並んで座ってだべっていた。
「くっくっ、今年のプールの授業もこれで終わりだね」
そう言いながら佐々木は立ち上がると、名残惜しそうにプールを眺めながら、
自分の尻に食い込んだ水着の端をクイッと直した。
俺は、今目の前にある佐々木の尻が、無性に隙だらけに感じた。
「とりゃ!」
次の瞬間には、佐々木の尻に俺のワンフィンガーがキマッていた。
驚いて跳び上がるのを期待したのだが、佐々木は「くっ……」と微かに呻いたきり、動かなくなった。
どうやら、あまりの突然の出来事に、思考が停止したようだ。
ひょっとしたら、穴に直撃したのかも知れない。
「は~~~あ……」
俺の指を水着ごと尻に食い込ませたまま、佐々木が溜息をついた。
「キョン……まさか君がこんな幼稚なことをしてくるとは思わなかった」
そういわれると、幼稚以外の何物でもないかも知れないが、何か悔しい。
「ふん、佐々木が隙だらけだからだ!」
うむ、言ってみて思ったが、言い訳するほど幼稚に思えてくる。
「なるほど、キョンがそれほど僕を好きだったとは……」
おいおい、いきなり何言ってんだ?
隙だらけだったって言ってんだぞ。
「はいはい。で、結婚式はいつにしようか?」
聞けよ!
「ん?だから、キョンは僕のことが好きだらけなんだろ?」
何だよ佐々木……ひょっとして怒ってるのか?

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最終更新:2007年09月12日 14:54
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