『佐々木のオックスフォードホワイトに比べたらハルヒの灰色なんて物足りないよ、佐々木の世界は最高だ』
キ「いやあよかったよ!」
佐「うん? どうしたんだいキョ」
キ「よかったよ佐々木! 実によかった!」
佐「キョン、君がその、少々アレな所があるのは昔から良く知ってるけどね。順序だてて説明してくれないと」
キ「ひどいな。まあいいや、あれだよ。佐々木の閉鎖空間の話」
佐「ああ、それか。橘さんは別の名前で呼んでいたけどね。……で、僕の中の話でいいのかな?」
キ「なんだよ佐々木の中だなんていやらしいな」
佐「(無視)で、それがどうかしたのかい? 自分の心の話なんてあまりしたい物でもないんだが」
キ「お前の閉鎖空間に俺はもう夢中になっちまったよ。佐々木大好きだ」
佐「……あー、その、それは僕を口説いている、というような解釈でいいんだろうか。正直凄く気持ち悪いのだけれど」
キ「まあ聞いてくれよ。佐々木の世界はほの白く輝いてるんだ。それが実に色っぽくてですね」
佐「うわあ帰りたい」
キ「道路の手触りがたまらなかった。あの表面の感触は佐々木の母性をあらわしているな」
佐「…………う」
キ「ビルのラインなんか凄く扇情的で、目を離せなかったし」
佐「……キョン、その……やめて、くれないか?」
キ「ショウウィンドウの向こうを見た時には、佐々木の愛を覗けた気がしたよ」
佐「ん……、やめ、て……」
キ「コンビニにあったイチゴスナック、封を開けた時の甘酸っぱい香りと味といったら」
佐「きょ、キョン……っ! んっ!!(ピクン)」
最終更新:2007年11月08日 11:33