28-315「中学校の昼休みのこと」

中学校の昼休みのこと
「佐々木、えらく難しい本を読んでいるな」
「小説を原文で読むと面白いもんだよ。君もやってみるかい?」
「俺にはちょっと無理。しかし、最近読書してないな」
キョンはラノベを片手に言った。横には山と積まれたラノベがあった。

「・・・ところで、君の渾名を広めた友人というのはどんな人だい」
「どんなって言われても・・・」
「仲が良かったのかい?」
「そうだな、どちらかと言えば仲が良かったかな」
「しかし、君の家に上がりこむくらいだから相当・・・」
「いや、ただの友達だ。それに転校してそれっきりだ」

は?もしかして女性?恋人?充分有り得るよ
「恋人どうしだったのかい?」
「ブッ。おい、国木田だけでなくお前までそんな勘違いするのか、俺と奴はそんな関係じゃないぞ」
「ひょっとして、国木田の言っていた変な女とか」
「俺はそんな変な趣味無いぞ」

なるほどねー、キョン的なただの友達(女)ね
それにしても、相当仲が良かったのだね。恋人どうしと思われるくらい。そうだ!

「一度君の御母堂様に挨拶したいのだが、今日早速連れてってくれないか?」
「勘弁してくれ、また誤解される」
強引に押しかけた僕だった。

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最終更新:2008年01月26日 10:50
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