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瞳の中の竜・ソットヴォーチェの戦い(後編)

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raiilu

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瞳の中の竜・ソットヴォーチェの戦い(特番)
(ナレーション)
「テラ各国を焼き払ったのち、この世界を去っていった竜たち。
その行動に理由があったとしても、人々の受けた傷跡は深く、重い」


竜災を受けた国々

竜災後の対応は様々だが、多くはまず国の復興に力をそそいだ。


セントラル越前「まずは人命救助に全力を尽くしますが、いくら手があっても足りない状況です。
この状況を鑑み、越前藩国では先日から続くISSの支援の一環として、救助隊についても支援を要請する事に致しました。
今は皆で力を合わせる時です。どうかご協力をよろしくお願いします」

越前藩国藩王、セントラル越前。
仮設住宅の建築や食料の供給などはできても、国家政府にできることは限られる。
現場での活動をプロに任せることも国のトップとして重要な決断だ。


竹上木乃「皇帝陛下、宰相府藩国、王女藩国からご支援をいただき、
仮設住宅の建設などを進めておりますが、まだまだご不便をかけている部分も多いかと思います。
どうぞこれからもご協力をよろしくお願いいたします」

たけきの藩国藩王、竹上木乃。
藩国の現状を憂いてか、顔色は冴えない。


花井柾之「お願いします。みなさんの力を貸してください。 動ける方はどうか、助けが必要な方のための力となってあげてください。
ちょっとしたことでいいんです。 泣いている子供がいるなら話しかけて安心するように手を握ってあげる。
怪我をしている人がいるなら肩を貸して治療できる場所まで付き添ってあげる。 医療の心得があるなら治療を手伝ってあげる。
これだけでも力になります」

愛鳴之藩国摂政、花井柾之。
その言葉には人々を思いやる気持ちがあふれている。
子供達の幸せの為 この場所に在り続けるという国是は、今日も守られていた。


あさぎ「腕を磨け、力を蓄えよ。
姑息な人間の、弱い人間の力は団結するところにある。
焼け野原であっても、人間はその力で何度も復興を果たしてきた」

土場藩国藩王、あさぎ。
多くの国民が悲しみに打ちひしがれる中、それを鼓舞しようと演説を続けている。
落ち込んだところで得るものはなにもないのだと、かの王は知っているのだろう。


こうして各国は復興への長い道のりを進みだした。
だが国が再建されるその中で、竜への怒りは癒されることなく人々の心に渦巻いていた。


対竜感情の悪化


テロ組織”ぽちの怒り”
竜への憎しみを理由に、テロ行為を繰り返す集団がいる。
彼らも元は、善良な一国民だったのだろう。
竜の炎に家を焼かれ家族を殺され、破壊活動をすることでしかその悲しみを癒せなくなった人たち。

白眼視(強制イベント)http://farem.s101.xrea.com/idresswiki/index.php?%A5%C9%A5%E9%A5%B4%A5%F3%A5%B7%A5%F3%A5%D1%A5%B7%A1%BC?
ニューワールドの中には竜と関わりの深い国も存在する。
帝國は最北端に位置する、詩歌藩国という小国。
竜と積極的に関わろうとする数少ない国となる。
そこには竜と心を通わせる者がいて、ドラゴンシンパシーと呼ばれている。
今でも竜への怒りを持つ人々は、竜に近い存在である彼らを白眼視しているという。

事実、竜と少しでも関わりがあることで迫害を受ける国もあった。


人とともに歩む竜


竜の中には、人間とともに暮らす竜もいる。

共和国最大の都、光の国。
ここに竜と暮らす一家がいる。
久珂晋太郎、あゆみ夫妻というニューワールドでも有名なおしどり夫婦だ。
そんな二人に愛情をかけて育てられた竜の名を、竜太郎という。
どこかで聞いた名ではないだろうか。そう、共和国大統領付きの補佐官だ。
先日、光の国で行われた大統領演説の際、式典に出席していたことは記憶に新しい。
また、それ以前にも彼が人類側に立って戦った例がある。

DEX社が主催した資源採掘探検。
この時、ニューワールドの部隊が緑オーマのによって襲撃され多くの人命が危険にさらされた。
ハードボイルドペンギンとともにこれを助けたのが、竜太郎であった。
ペンギンの射撃と竜太郎のドラゴンブレスで敵は撤退をよぎなくされ、犠牲は最小限に抑えられた。

竜太郎「ダチより上なんかないんだぜ」
竜太郎「でも約束は守るんだぜ。俺、大統領補佐官だから」

人の中で育った彼はごくふつうの少年となんら変わらない。



水竜の戦い


竜太郎と同様、人の側に立った竜はほかにもいる。
詩歌藩国に住む水竜がそれだ。
T13編成に先立ち、詩歌藩国藩王はこの水竜と話をしたという。
水竜、冬、海辺にて

T13某日。
11の藩国と1つの騎士団騎士団からなる大艦隊が絢爛世界へ向けて出発した。
目的は異形の存在に占領された絢爛世界へ侵攻し、解放することだった。
そして詩歌藩国の水竜、ソットヴォーチェの部隊もその中にいた。

10機の水竜からなるこの部隊は、共和国と星鋼京の艦艇からなる大艦隊の戦場への護衛をその任務としていた。

絢爛世界へのゲートを目指し進んでいたこの聯合艦隊を、敵の強襲偵察艦隊が襲った。
艦艇攻撃に特化したこの部隊に気づいたソットヴォーチェ隊はこれと交戦。
味方のセレスタイン級シールドシップを狙って放たれた特殊魚雷を身を挺してかばった、
竜宮の乗るソットヴォーチェ・トレが被弾するも、残った水竜部隊の反撃により敵艦隊を一機も漏らすことなく撃破。
聯合艦隊の情報が敵に渡る事を防ぎ、艦隊そのものも護りきった。

その後も水竜の活躍は続く。
絢爛世界、火星。この水に覆われた星で、ソットヴォーチェは艦隊を導く水先案内人となった。
無数に散らばる敵部隊との接触を避け、入り組んだ難所を抜けてその名のごとく密やかに、敵の本隊への道を示した。
共和国艦隊はこの難所に果敢に挑み、一部部隊の脱落を招きながらも電撃的な奇襲を成功させる。

そして広大な海を覆いつくさんばかりの敵艦隊との正面決戦。
ソットヴォーチェ隊は決戦に先駆けて偵察により敵の別働隊を補足。
帝國と共和国のRBが戦列を形成する中、その一翼を担った。
絶対物理防壁による近接戦闘が主体となる中、水中戦を仕掛けるソットヴォーチェ。
この戦闘で水竜部隊は敵3.5部隊の撃破に成功。実績を残す結果となった。

しかし喜びもつかの間、詩歌藩国が海賊から攻撃を受けているとの報が入る。
水竜たちは一路、詩歌藩国を目指して転戦を開始したのだった。

──その後、海賊は説得に応じ国は解放されている。
水竜たちの長い戦いは、ここでようやくひとまずの終わりをむかえた。

NEXT⇒瞳の中の竜・ソットヴォーチェの戦い(スタッフロール)



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