サブタイトル個別 ウルトラセブン 第31話


悪魔の住む花
ダリー

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第31話(製作No.31)1968年5月5日放映
●登場宇宙人・怪獣:宇宙細菌ダリー
●この作品をやろうとしたきっかけとしては、映画の『ミクロの決死圏』なんですよね。で、なんかミクロの世界も、一種の宇宙というわけですからね。いつもはウルトラセブンが巨大化して40mだから、ミニチュアを小さく造ればいいけど、ウルトラセブンがミクロっていうことは、セットを逆に巨大化しなきゃいけないってことですね。費用的にはものすごくかかるところなんですけど、人の体内のイメージで誰も見たことのないようなセットでいいのだから、特撮のビル街のミニチュアを造るよりも安かったんです。何でもいいわけだから、ビニールなんか持ってきて吊るしゃいいていう、そういう状況からこのエピソードが生まれました。
ウルトラセブン監督 満田かずほ氏

補足

どっピンクです。こんなキショイ色だったか、ダリー。イメージでは甲殻類っぽい硬そうな皮膚だと思っていましたが、名鑑のフィギュアではヌメヌメした感じで、本編以上に生理的おぞましいさが再現されています。
作品自体「ミクロの決死圏」のオマージュとされており、ダリーの名も「ミクロの決死圏」で美術を担当したサルバドール・ダリに由来。姿形からダニ(ー)というわけではありません。
ダリーに寄生される少女役が松坂慶子さんであることは有名ですが、友達役の一人を演じている若山真樹さんも、セブンではちょくちょく端役で出演している知る人ぞ知る存在。代表作はカナン星人の中の人。






最終更新:2008年07月04日 00:54