不可能犯罪

どう考えてみても加害者と被害者の関係性が成立しない犯罪。
何かした奴がいるわけがないのに、なぜか被害だけが存在する的な。
自然にそうなったんじゃねーの?って言われそうな状況。

例えば鍵のかかった部屋でナイフに刺されて死んでいた人がいたとする。

自殺ならば加害者も被害者も同一人物という解釈で成立するので不可能犯罪ではないが、これがどう考えてみても自殺ではありえない状況だったとしたらどうだろうか?

鍵がかかっていて誰も近づかなかったのは確認されているのに、その部屋にあるはずのないナイフで刺されたというシチュエーションを考えてみてほしい。

被害者がこっそり持ち込んだとしたらわからないって?
ほんじゃあ、被害者には両腕が無いのでナイフを持ち込むどころか、握る方法が無かったみたいなケースは。

だったら何かでナイフを固定したとか、道具を使ったとか工夫すれば何か方法があるはずだって?
ならばそうだなあ、ナイフで刺されたくらいでは死ぬはずがない体質なのに死んでいたとかならどうだ。

これはもうナイフでその人を殺すのが不可能であるという大前提があるなら不可能犯罪と言えるのではないだろうか。
「何で死んだんや?」と聞かれたら「自然にそうなったんじゃねーの?」って答えるしかないのである。

まさに不可能犯罪!

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最終更新:2012年05月09日 01:29
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