人造メタルとは、
クロノス組織が、ガイバーⅡ組織から得たデータを基に開発した疑似メタルを指す。
開発者陣営のメンバーは不明だが、
バルカスが人造メタルに関して言及をしていることから、深く関与していることは確かである。
このメタルと強殖組織をセットにすることで、見た目の機能としてはオリジナルのガイバーと遜色はないが、殖装者保護の観点から、性能的には劣化した状況となっている。
人造メタルによる殖装体(ガイバーⅡF)は、持ちだした
ヴァルキュリア監察官(現在ではギュオーと組んでクロノスに敵対してるため、元監察官)による殖装形態であり、衣服が再構成されない、殖装時間に制限がある等の欠陥が明らかになっている。
この欠陥は、メタル制御の肝となっている部分である殖装者保護のバランスの悪さから引き起こされる可能性が高い。つまり、そのテクノロジーにおいて、クロノスでもかなり迫る部分はあったものの、降臨者には遠く及ばないという点でもある。
また、
バルカスは、人造ユニットは危険であると警鐘をならしてはいたが、どのような危険があるのかはわからない。これまで、ガイバーによる暴走はいくらか見られたが、バルカスが危惧するような状況はなかったように思われる。その予測範疇にはない、何らかの暴走なりがガイバーには備わっているのか、または
アプトムのような捕食進化を危惧しているのかはよくわかっていない。
これは予想でしかないが、ガイバーⅡの強殖組織をリムーバーを経ずに再利用したことで、まだリスカーの情報が残った状態の強殖組織活性は、本来の強殖組織とは別物になっている可能性があり、それもガイバーⅡFの暴走のきっかけになっているのではないかとも推測される。つまり、ガイバーⅡF=(リスカー+強殖組織)+ヴァルキュリアという感じである。
最終更新:2015年06月20日 16:08