ギガンティックとガイバーの違い



 ギガンティックは、その統制を2つ(宇宙船では上下二つでセット)の航行制御球が融合したデュアル・コントロールメタルによって基本的に統制されている。しかし、その命令はユニットのコントロールメタルから出された指令以外は受け付けない。このあたりは、基本的に宇宙船であったころの状況と変わりない。つまり、ギガンティックの操作がコントロールメタルを介したものであり、ガイバーを操作する直接操作する状況とは異なる。ただし、その操作に意志との遅延を感じさせるものはなく、高度な一体感をもって運用が可能となっている。これは、ギガンティックの制御球が宇宙船の頃と違い、コントロールメタルのガイバーユニット操作機能を一部受け継いでいるためと思われる。その証拠として、ギガンティックとガイバーには同じような攻撃武器が備わっている点が挙げられる。
 ギガンティックの肉体構造も、強殖組織だったころとは違い、エネルギーアンプを破壊されるとその組織は切り離されたら崩壊してしまう。また、崩壊しなかったとしても、ガイバーのように強殖組織のみで自活できるように強殖組織の暴走も起きないようである(ギガンティックダークの手足が切り離された状況から類推)。これは、強殖組織と宇宙船の細胞が融合したことで、全く新しい組織と変貌したために強殖組織のような暴走が起きなかったことを意味する。もっと切り離し時間が経てば、ギガンティックの組織も暴走する可能性はゼロではないが、それは推測の域を出ないものである。手足に備わっているエネルギーアンプは、デュアル・コントロールメタルと異空間で繋がっており、その統制は手足が繋がっていたときより弱まるが、切り離されてもある程度制御されている可能性はある。その場合は、暴走するには至らないと思われる。エネルギーアンプの活動エネルギーが尽きたら崩壊することは十分考えられることである。
 まとめると、ギガンティックの組織は、ガイバーの強殖組織の機能はある程度有する(武器として使用する場合)が、出力を強化するのは飽くまで宇宙船だったころの組織であり、ギガンティックの操作が十分可能なレベルまで強殖組織が関与されれば良いのだろう。コントロールメタルが高度に制御できる範囲は強殖組織に限定されるため、ある程度ギガンティック側にも強殖組織が入れ込まれないと、一体感をもった連携が保てないということはあるのだろう。

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最終更新:2017年05月22日 21:17
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