殖装者の体



 殖装したときの殖装者の体はどうなっているのだろうか?意識にはそれほど殖装による干渉はなさそうだが、肉体的にはいくらか改変されているようである。
 例えば肺が無くなり(あるいは著しく押しつぶされ)、メガスマッシャー発射器官のスペース置き換わるなどである。そのかわり、喉のところに代替の呼吸器官が形成されている。
 また、殖装時は食物の摂取を必要としないため消化器官に関しても全て退化しており、それらの場所には新たなる筋組織やコントロールメタルと接続されている脳との神経伝達網やグラビティ・コントローラーのエネルギーを両手へ伝達する器官が形成されていると思われる。水中や真空中での活動も可能であるようで、酸素呼吸に代替する何らかのエネルギーなりが、ユニットから殖装者に供給されていると思われる。
 消化器官の退化により声帯も失われているため、会話はコントロールメタルによる思念波かバイブレーション・グロウヴの振動による発声で行う。ガイバーが生殖できるかが不明であるため、生殖器官が存在しているかどうかは不明。心臓はあるもののガイバーの命はコントロールメタルであるため、もし心臓に危害が及んでも生存、活動は可能である。ただし、心臓を損傷したショックで気絶した場合には自己防衛本能により逃げるか、あるいは戦う方向で危険を排除するように試みられる。人間が殖装した場合には、過剰防衛本能と呼ばれる、殖装者の意志を伴わない暴走行為を行う。

 頭部の感覚器官に関しては、視覚・聴覚・嗅覚などは全てヘッド・センサーによって賄うことも可能であるため、実際は退化している可能性も高いが、さすがに表現が難しいためかアニメではそのままの形で描かれている(ただし、口にはバイブレーション・グロウヴが接続されているなど上記の設定は逸脱していない。)。

 また、コントロールメタルが接続されている脳に関しては伝達のしやすさなどを考えむき出しの状態になっていると考えられる。これはOVA1期第5話やOVA2期第2話で見ることができる。

 仮に、殖装時に強殖組織と高度に融合した場合に、脳まで強殖組織との融合を行っているのだろうか?先に述べたように、体はある程度改変するものの、殖装者の肉体と強殖組織は必要以上に融合していないかもしれない。ただ、メタルによる干渉を高めたい場合には、脳にもある程度強殖組織の融合があるのかもしれない。
 問題は、意識に強殖組織が強引に侵入した場合に、意識レベルが安定するのか?という疑問である。確かに、異物として侵入したからには、脳が正常に保てる保証はない。それでもユニットが優秀な装備品と言われるゆえんは、コントロールメタルがうまくその融合体に違和感を感じさせないような制御をしているという点もあるのだろう。



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最終更新:2017年05月23日 15:23
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