権利の問題について

なぜこのページを作ることになったと言うと、
メガテン系サーチ、ニュースサイトの「Mapper」さんから、2000年に起こった問題を繰り返さないようにするために、
問題が起きる前に早いうちから権利の問題に関することを知ってもらおう、と言うことを持ちかけられました。

ペルソナやメガテン系のサイトやブログを運営されるかたで権利の問題についてよく知らない方は、ぜひ読んで知っておいてください。

当ページの主旨

アトラスに迷惑をかけないファン活動、を呼びかける事が目的です。
ここに記される内容は
アトラスアトラス家庭用ゲーム→著作権についてのご注意
で確認できますので、ご参考にしてください。ここではそれらを噛み砕いて案内したいと思います。
2000年にアトラスのファン活動に対する審査が厳しくなりました。背景には画像の無断使用、行き過ぎたファン活動、権利の害、それに伴う海外からの批判などが理由として挙げられます。
近年は随分と緩和されましたが、先の教訓を元に、アトラスとファンとの関係を悪化させない事を目的として当ページを用意しました。


基本的な権利の話。

簡単に云うと「アトラスに迷惑をかけない」の一言で終わります。
基本的にアトラスはファン活動に寛容です。ただそれは「アトラスに迷惑をかけない限り」という条件が伴います。

特に注意したい点は「ATLUSと当サイトとは一切関係がありません。」 という但し書きをつけましょう、という事。大抵の場合はこれで許される*1筈です。

最初にもお話しましたが、アトラスはファン活動に寛容です。アトラスのガイドもユーザーの楽しみを奪う為に設けている訳では有りません。「これこれこういう点は最低限守ってね」というユーザーナビゲートが、現在あるガイドです。
Point
●アトラスに迷惑をかけないようにしましょう。
●アトラスと関係が無い事を明記しましょう。
 *1 許される  という言葉に引っかかる方もいると思いますが、基本的にファン活動で創作された作品(二次著作物)は原案となった作品がハッキリしている場合は「複製」行為になります。ファン活動、ことファン創作活動に関しては、「原作者の好意で許されている」のが実際ですので、原作者に迷惑をかけない配慮が必要になります。

©マークについて。

©マークは和訳すると「著作権マーク」。
大抵の場合は「これは○○の著作物ですよ」という場合にその著作物に添えて記載されています*1。
「出展元」表記として使用している勘違いケースが殆どですが、間違いです。
また無許可で使用した著作物に「©AT●US」(これはAT●USの著作物ですよ)と付記しても許可された事になる訳ではありませんし、免罪もされません。ちゃんと許可を取る事が前提条件です。
二次創作物にこれを付けるのもトラブルの元ですのでお薦めできません。
Point
●©マークはトラブルの元なので付けないようにしよう。
●ファン活動は公式と切り離して行われるもの。許可はおりないので諦めよう。
こちらに詳しいサイトも有りますのでご参考に。
二次創作でコピーライト表記は止めよう同盟
同人サイトでの "COPYRIGHT (C) 2005 Name. ALL RIGHTS RESERVED." はダメ!
 *1 これは略称で本来の意味とは異なるのですが、便宜上こう使うのが望ましい場合に使われています。

All rights reserved.について。

例えば「©2000 PERSONA3Wiki AllRightReserved.」
Webページ下段などでよく見かけるこの表記は、この場合では「当コンテンツにある全ての権利をPERSONA3Wikiが2000年より所有しています」という事の主張です。
二次創作物・ファン活動は原作から派生して生まれるものですから、この表記は適していません。日本国内では兎も角、海外からの訪問者などに誤解を与えますので使わないようにしましょう。
Point
●All rights reserved.はトラブルの元なので付けないようにしよう。

英語表記の必要性について。

前述でもやや触れましたが、日本国内では兎も角、海外から日本のアニメ、ゲームを目的に。また同人作家のイラストを収集しに訪問者が訪れます。
その際、英語での表記が無ければ「英語表記で注意が無いからフリー画像なんだ」と解釈されます。そしてそれらはコレクションとして堂々と彼のサイトで公開されます。

イラストに限らず、英語で注意がなされていない物は転載の恰好の的となりますし、そうして転載されたイラストが海外で誤解を招くような  例えば少年・少女の性行  作品だったりした場合、原作も誤解して解釈される可能性が高く、実際ATLUSにはそうした誤解によるクレームが多く寄せられたと聞きます。

アトラスとは関係ない。無断転載禁止。この2点を英語で記しておきましょう。
Point
●ATLUSと一切関係がない事を英語で明記しておこう。(トップページのみで可)
●無断転載禁止の旨を英語で明記しておこう。(出来れば各作品毎)
こちらに詳しいサイトも有りますのでご参考に。
転載に関して
海外ファンサイト事情
具体的な例文など
同人サイトでの "COPYRIGHT (C) 2005 Name. ALL RIGHTS RESERVED." はダメ!
※ケース別に例文が用意されています。
英語表記
企業名:ATLUS CO.,LTD.

YouTubeやGoogleVideoへのリンク。

ATLUS作品の動画の公開は禁止されています。
よって自サイトにYouTube動画を埋め込む事はアウト*1です。またリンクで案内する事はグレーゾーンですが、正直お薦めできません。
Point
●君子危うきに近寄らず。YouTubeやGoogleVideoへのリンクは辞めておこう。
 *1 例えば海外サイトで違法に公開されたコミックを、「公開したのは自分じゃないから」と直リンで画像公開しても、それは違法行為に変わりません。同様、違法行為に関与するのは公式と仲良く付き合うなら辞めた方が良いでしょう。

画像の取扱い。

ATLUS作品の画像の公開は禁止です。以下ケース毎にご案内します。


▼ATLUS/ニュースにある画像を公開。
×禁止されています。

▼ATLUS/ニュースにある画像を加工して公開。
×禁止されています。

▼ATLUS作品のプレイ画像/キャプチャ画像を公開。
×禁止されています。

▼ATLUS作品の製品パッケージ画像。
△基本的に禁止なのでしょうが、ある程度は黙認してくれているようです。

▼ATLUS作品を原作とした二次創作物。
○許可されています。*1
Point
●ゲーム画像は一切禁止。
●二次創作はOKだが、配慮と注意を心がけよう。
 *1 配慮・注意が必要です。別項「二次創作(同人)について。」をご参考下さい。

映像の取扱い。

ATLUS作品の映像の公開は禁止です。以下ケース毎にご案内します。


▼ATLUS/ニュースからダウンロードできる動画を公開。
×禁止されています。

▼ATLUS/ニュースからダウンロードできる動画を加工して公開。
×禁止されています。

▼ATLUS作品のプレイ動画を公開。
×禁止されています。

▼ATLUS作品を原作とした二次創作物。
○許可されています。*1
Point
●ゲーム動画は一切禁止。
●二次創作はOKだが、素材は全オリジナルで。配慮・注意が必要。
 *1 使用素材がオリジナルである事の他、配慮・注意が必要です。別項「二次創作(同人)について。」をご参考下さい。

音楽の取扱い。

ATLUS作品の音楽の公開は禁止です。以下ケース毎にご案内します。


▼ATLUS/ニュースからダウンロードできる音楽を公開。
×禁止されています。

▼ATLUS/ニュースからダウンロードできる音楽を加工して公開。
×禁止されています。

▼ATLUS作品中で使われた曲の公開。
×禁止されています。

▼ATLUS作品のMIDI・耳コピ・個人演奏などの公開。
×禁止されています。

▼ATLUS作品を原作としたアレンジ曲の公開。
×禁止されています。

▼ATLUS作品中で使われた声・効果音の公開・二次利用。
×禁止されています。
Point
●音楽に関しては一切許可は得られないので諦めよう。
※ちなみにゲーム音楽はJASRACの管理下に無い為、JASRAC契約者であってもATLUSの許可無く使用・二次利用する事は出来ません。

二次創作(同人)について。

ATLUS公式の「アトラス・著作権について」を読む限りは厳しい印象を受けますが、アトラスは元々ファン活動に寛容な会社です。大抵の場合は当ページ内「基本的な権利の話。」に則っていれば問題無いと思われます。

ただし以下の場合においては配慮・注意が必要ですのでお気を付け下さい。
▼性表現や暴力表現。モラルに反する恐れのあるもの。
▼営利目的に使用されているもの。または、アトラスにそう見えるもの。
▼キャラクターのイメージを損なうもの。または、アトラスにそう見えるもの。
一見手厳しいようですが、これらは配慮・注意が必要というだけで「禁止」ではありません。
「この辺が問題になり易いから配慮して欲しい」的なニュアンスで捉えて大丈夫でしょう。
もう一つ、
▼著作物から画像を取り込んで加工したもの。
は当然禁止行為です。

国内外でアトラス製品に対する誤解を生まない配慮があれば、アトラス側も平野に乱を起こす事はありません。また、心配な方は作品の審査も受け付けておられるので問い合わせする事も可能です。
例え問題があってもまずは「警告」から。基本的にいきなり訴えられる事はありません。
Point
●基本的に「アトラスに迷惑をかけなければ」大丈夫。
●国内外にアトラス作品に対する誤解を生まない配慮をする事がアトラスに喜ばしい。
●心配な場合は問い合わせ~審査して貰う事も可能。
●問題があっても警告から。基本的に突如訴えられる事は無い。

レビュー(作品評価)について。

感想・評価には以下の配慮・注意が必要です。
▼性表現や暴力表現。モラルに反する恐れのあるもの。
▼営利目的に使用されているもの。
▼キャラクターのイメージを損なうもの。
▼アトラスの信用を損なったり、名誉を傷つける内容のもの。
▼捏造、及び捏造を伴う引用がなされたもの。
言葉にすると細かいようですが、一般常識しか要求されていませんし、許諾の申請も必要ではありません。
Point
●基本的に「アトラスに迷惑をかけなければ」大丈夫。
●国内外にアトラス作品に対する誤解を生まない配慮をする事がアトラスに喜ばしい。
●一般常識内の配慮が必要。
●許諾の申請は不要。
最終更新:2006年08月17日 11:10