サブタイトル個別 ウルトラマン 第32話


果てしなき逆襲
ザンボラー

解説ブックレットより

●ウルトラマン第32話(製作No.32)1967年2月19日放映
●登場宇宙人・怪獣:灼熱怪獣ザンボラー
●すさまじい高温で発火現象を引き起こす灼熱怪獣ザンボラーが、全てを焼き尽くしながら東京に向かって進撃する姿を再現。サブタイトルの「果てしなき逆襲」とはそんなザンボラーの猛威を、都市開発のために破壊されつつある自然からの逆襲になぞらえたもので、大阪万博より3年もさかのぼる1967年のオンエア時としては非常に先進的なテーマだったはずだ。ザンボラーのスーツは「恐怖の宇宙線」に登場したガヴァドン(Bタイプ)を改造したものだが、鈍重な前身に似ず、四足怪獣としては珍しいほどの俊敏な戦いを見せてくれた。ウルトラマンを苦しめたムチのような尾にも注目。ちなみに名鑑シリーズ恒例となった(?)ウルトラマン馬乗りシリーズを予想したムキもあったかと思うが、実はスチールで有名なザンボラー馬乗りは劇中には存在しない、いわゆる特写カットだ。いかにウルトラマンとはいえ、ザンボラーの背中に乗ったらさすがに熱いでしょうし……。
Text by Mizuki Eguchi

補足

●別角度画像

●この話数でも、またもアンヌ登場。今回出てきたアンヌは、インド支部からやって来たパティ隊員役の真理アンヌさんです。「日本の名物は、地震・怪獣・ウルトラマン」の名セリフを残しました。ウルトラセブンでも「蒸発都市」の霊媒師役で出演。その後11PMの司会を長らくつとめたので知ってる人も多いでしょう。
ちなみにセブンのアンヌのフルネームは友里アンヌ。元々、アンヌ役のイメージは、真理アンヌさんのようなエキゾチックな女性だったと、友里アンヌ役のひし見ゆり子さんは後に述懐しています。




最終更新:2008年07月04日 18:54