サブタイトル個別 ウルトラセブン 第11話


魔の山へ飛べ
ナース対ウルトラセブン

解説ブックレットより

●ウルトラセブン第11話(製作No.12)1967年12月10日放映
●登場宇宙人・怪獣:宇宙竜ナース 宇宙野人ワイルド星人
●地球人の若い命を狙って来たワイルド星人は、ウルトラ警備隊に追いつめられ、円盤竜ナースを呼んだ。火山の中から飛び出したナースは竜形態から円盤形態へと姿を変え、ウルトラセブンを攻撃する。ナースのフィギュアは竜形態でつくられたものが多いが、今回は円盤形態で造形。高速回転しながらセブンを攻めるシーンを再現している。竜をメカニックに置き換えた素晴らしいデザインに加え、とぐろを巻いて円盤に変形するというアイディアはいわゆる変形ロボットのはしり。ついでに言えばナース登場の約1ヶ月後には合体ロボットのはしりであるキングジョーが番組に登場するわけで、デザイナー成田亨氏のイマジネーションに改めて驚かされる。ナースのプロップは、円盤形態は1種、竜形態は出現シーンなどの小タイプとセブンの格闘に使われた大タイプの2種が製作された。
Text by Mizuki Eguchi

補足

●別角度画像
原型写真が発表された時、多数の人が肩を落としたという噂の円盤ナース。確かに円盤形態の立体化は貴重で、ナースだけ見てる分には細工の美しい工芸品のようで面白いのですが、セブンとの対峙シーンのジオラマは、傘ナースという通称を頂戴し、やっぱりナンダカナーという感は拭えません。単独で、もっと大きなサイズだったら、違った評価になったのかも。竜形態を戯画で出し直して〜という意見が多いのも頷けます。ワイルド星人も、名鑑立体化をスルーされてしまった数少ない存在の一人。「魔の山へ飛べ」は、このまま名鑑の黒歴史になってしまうのかー!(大袈裟)。




最終更新:2008年06月25日 00:50