サブタイトル個別 帰ってきたウルトラマン 第3話


恐怖の怪獣魔境
サドラ対デットン

解説ブックレットより

●帰ってきたウルトラマン第3話(製作No.3)1971年4月16日放映
●登場宇宙人・怪獣:岩石怪獣サドラ 地底怪獣デットン
●ご存じのようにウルトラマンは身長40m、体重3万5千トンという大きさです。
カメラワークのポイントとしてウルトラマンや怪獣の巨大感、重量感、強さをどのように出していくか。学校の体育館くらいのセットの1/25〜1/50サイズのミニチュアを組み込むのですが、当然カメラの高さは人の目線と同じにしなければなりません。大体レンズの位置はセットの床から4〜10cm内のローアングルになります。カメラのスピードを2〜3倍にあげてスローモーションで撮ります。すると重量感あるリアルな映像となって表現されます。見ている側に立って臨場感溢れる自然なドラマ画作りを心がけていました
撮影 佐川和夫氏

補足


モコモコ系地底怪獣の系譜、サドラとデッドン。山中のアングルにはリアルな迫力を感じました。名鑑では、対決シーンのジオラマだと相対的に怪獣が小さくなる傾向がありましたが、「帰ってきたウルトラ怪獣名鑑」はみんなちっちゃくなってしまったので、幸か不幸か、サドラもデッドンも他とあまり変わりないスケールで再現されました。両者の特徴的な表情が良く出ていると思います。

サドラは、サドラーと表記されることもあり(当時は公式でもそのへんがけっこうアバウトでした)、私は後者で覚えてしまいました。実は、今でもゾフィかゾフィーか分かっていませんし、ちょっと話がズレますが、ジャックという名称にも馴染めません。
デッドンは、テレスドンの弟と聞いて、兄貴より随分カッコ悪いなと思いました。デッドンの着ぐるみが、実はウルトラファイトを経てすっかり劣化したテレスドン本人のなれの果てだと知ったときは少しショックでした。




最終更新:2008年07月19日 12:52