サブタイトル個別 帰ってきたウルトラマン 第8話


怪獣時限爆弾
ゴーストロン

解説ブックレットより

●帰ってきたウルトラマン第8話(製作No.9)1971年5月21日放映
●登場宇宙人・怪獣:爆弾怪獣ゴーストロン
●このシリーズに参加して初めての特撮キャメラ担当作品と記憶している。突如地球に出現したチョットのろまな怪獣であるが郷のミスショットにより強力な爆発力を持つX弾の時限装置とダイナマイト工場に居座る二重の危機にMATが苦戦する。この怪獣視力は20メートルで音に敏感というキャラクター設定でありこれが解決のヒントになり郷のミスをリカバリーすることになるが「ウルトラマン」からスタートしたこの頃の作品は怪獣のキャラクター付けがしっかりしておりその特長を生かしたドラマの構成が、単なる凶悪怪獣とは一味違う怪獣の魅力としてファンを今尚惹きつけているのではなかろうか。
撮影 鈴木清氏

補足


兄貴のアーストロンは立派なモヒカンですが、舎弟のゴーストロンは冴えないリーゼント。体色は派手なのに、やる気はなし。特に闘う気はなかったのに、勝手に巻き込まれて、最後は爆死するハメになったツイテナイ怪獣です。「帰ってきたウルトラマン」の初期は、郷秀樹の成長物語の側面が強いのですが、MATのダメっぷりもしばし強調されています。そんなエピソードのすっとぼけた雰囲気が良く出ているジオラマですが、如何せん、名鑑の中で、「ちっちぇ〜」の代表のように言われているチマチマぶり。ゴーストロンのつぶらな瞳も虫眼鏡を使わないとよく見えません。




最終更新:2008年07月20日 21:28