サブタイトル個別 帰ってきたウルトラマン 第26話


怪奇!殺人甲虫事件
ノコギリン

解説ブックレットより

●帰ってきたウルトラマン第26話(製作No.26)1971年10月1日放映
●登場宇宙人・怪獣:昆虫怪獣ノコギリン
●クワガタに似た三本角の宇宙昆虫ノコギリンはある種のモーター音を敵の羽音と捕らえレーザー光線で次々に人間を焼死させる。このドラマのプロローグは怪奇大作戦のニオイが感じられるのは製作者のネライのような気がする。特に俳優岸田森さんの絡み方はマキ役を彷彿とさせ違うドラマと錯覚する。地中エネルギーとレーザー攻撃を吸収して巨大化しウルトラマンを苦しめる。その攻撃は東京タワーをも破壊するが、東京タワー物として貴重な作品。しかし何故か口紅を好む不思議な怪獣でもある。
撮影 鈴木清氏

補足


高値の付きそうな昆虫形態から人間大、そして巨大怪獣へと姿を変えたノコギリン。東京タワーを破壊した、数少ないウルトラ怪獣です。人を消し去るほどモーター音にはムカついても、ハンドバックで叩き落とされたぐらいでは怒りません。宇宙怪獣なので、どうもその習性というか、感性というか、地球の常識で考えてはいけないようです。
ジオラマはビルに隠れて正面からだと本体は上半身しか見えませんが、ちゃんと全身が造型されています。しかし、あらためてノコギリンを眺めると、宇宙怪獣でしかも昆虫系なのに、こいつもまたエラく地味な配色だなぁと感じます。帰マンらしいです。




最終更新:2008年07月31日 00:53