サブタイトル個別 帰ってきたウルトラマン 第29話


次郎くん怪獣に乗る
ヤドカリン

解説ブックレットより

●帰ってきたウルトラマン第29話(製作No.29)1971年10月22日放映
●登場宇宙人・怪獣:やどかり怪獣ヤドカリン
●MATの無人観測衛星ステーションNo.5を乗っ取った宇宙怪獣ヤドカリンは東京西部に落下。破壊、攻撃を受けると身体を内部に引っ込める。武器は両腕の巨大なハサミ、毒液を噴射、帰りマン危うし!
特撮ドラマには最も大切なスタッフ、怪獣スーツの製作を担当するグループが必要になります。シリーズになくてはならないスタッフの一員です。中に人が入るという着ぐるみスーツが前提で圧倒的な存在感、可能な限りの創意工夫と独特な皮膚感を持つ怪獣をデザイン画から求められます。その画からモックアップと呼ばれる小さな模型(30〜40cm)を作り、メイン会議においてドラマに当てはまるか確認し製作に入る。又、特技監督のコンテに対しどのようなギミックが必要か(目、口、皮膚感等)動きを付け加えるか検討をする。この世に存在しない空想の産物、人が入って動き回ることを必須とする着ぐるみ、機能性はもちろん映像になった時リアリティーが必要になります。ヤドカリンはこれらの事を含み製作されました。
特殊技術 佐川和夫氏

補足


怪獣が潜り込めるほど巨大で、並の火力になら耐えられる頑丈な無人宇宙ステーション。ベムスターの食った有人宇宙ステーションよりはるかにデカそうです。こんな資源の無駄遣い的代物を使ってやってることは観測? たった一人で点検? などの設定上の不思議は置いといて、このステーションに潜ってないと、ヤドカリンはヤドカリンに見えません。難儀な奴です。最後は串刺しにされ炎上爆発、豪快ヤドカリ料理にされてしまいました。




最終更新:2008年08月01日 00:28